バイオネスH200 L300
http://air.lib.akita-u.ac.jp/dspace/bitstream/10295/1630/1/p1-7.pdf機能的電気刺激(FES)の現状と将来展望*島 田 洋 一 秋田大学医学部神経運動器学講座整形外科学分野(平成21 年1 月28 日掲載決定)Functional electrical stimulation (FES)― the present situation and the future prospects ―Yoichi ShimadaDivision of Orthopedic Surgery, Department of Neuro and Locomotor Science,Akita University School of Medicine, Akita 010-8543, Japanキーワード:機能的電気刺激,脊髄損傷,対麻痺,片麻痺H200 とL300による上下肢FES H200 はイスラエルで開発され,アメリカ食品医薬品局の承認を受け,Bioness Inc.(Valencia, CA)がアメリカ国内で普及を目指している前腕部表面刺激装置で,廃用筋・麻痺筋などの幅広い部位での臨床応用が期待できるものである.日本で使用されている表面電極刺激は,毎回電極を貼付するため,刺激位置が日々変わる可能性があり,十分な収縮が得られないことがしばしばある.H200はプラスチック製の前腕装具の中に表面電極が組み込まれており,麻痺筋の収縮に関して一度適した刺激部位が得られたら,その後はその装具をはめるだけといったように非常に簡便にかつ十分な刺激が得られる機器である.現在,われわれは,本邦で初めてこの機器を用いて,四肢麻痺,片麻痺により手関節の掌背屈,手指の屈曲伸展が不能で日常生活が障害されている患者のADL 改善のため,麻痺筋,萎縮筋に対して刺激を行った.安全性,リハビリ効率,機能改善共にに非常に有用である。 L300も H200と同様にイスラエルで開発されたものであるが,総腓骨神経表面刺激装置で,片麻痺者の下垂足への臨床応用が期待できる.L300は布製装具(膝装具型)の中に表面電極が組み込まれており,麻痺筋の収縮に関して一度適した刺激部位が得られたら,その後はその装具をはめるだけといったように非常に簡便にかつ十分な刺激が得られる機器である.また,歩行時に足を背屈させるタイミングは足底に圧センサーを入れ,靴に歩行センサートランスミッターをつけることにより,正常歩行に近いパフォーマンスが可能となる.片麻痺性下垂足患者の歩行能力向上,歩容改善に非常に効果的である. RF-BION,H200 とL300いずれも日本では使用例がなく,秋田大学医学部神経運動器楽講座整形外科分野および秋田大学医学部附属病院リハビリテーションのみで利用が許可されている神経筋刺激装置である.独創性の高い,広く普及する治療法を確立すべく,国内最大手医療メーカーとの共同作業に入っている. で、フランスベッドが販売中だそうです。フランスベッドリハビリ機器推進課Tel;03-6894-2299上肢用90万円 下肢用98万円 調整機器40万円病院レンタル月58000円 個人レンタル月35000円この動画、後半がすごい