『リサイクルしてはいけない』 武田 邦彦
通勤読書の記録です~~スルーしてください~。日記記入日:4月12日(土)日記記入率:29.2% 『リサイクルしてはいけない』 武田 邦彦地球温暖化が叫ばれる昨今、環境保護、資源保護はもはや当たり前。環境に配慮することが、企業の売りともなってきました。そんな中、リサイクルに精を出し、環境保護に一役買っていると自負している人は多いはず。と・こ・ろ・が!!この本によると、古紙やペットボトルをリサイクルすることでかえって環境を破壊している、というのです。つまり、資源を大切にしているつもりが、むしろ無駄使いをしていることになるって・・・えぇぇぇ~!!!!!!と驚きです。資源には、木材などのように、太陽の恵みを得て、比較的短時間で資源として利用できる「貯蓄型資源」と数万年という時を隔てて蓄積されて資源として利用されている石油・石炭などの「資産型資源」がある。地球の環境を考えるのであれば、人間は、できるだけ「資産型資源」を使わないような生活スタイルに回帰していくべきで、「貯蓄型資源」である森林を保護するという理由で「資産型資源」である石油を使って古紙リサイクルをするなんてとんでもない!!というのが作者の理論です~~。だいたいが、CO2の吸収のために森林を保護しなければならないと言うけど紙パルプの原料として伐採されている森林はごくわずかであり、森林破壊の原因のほとんどは、人間が日々の生活のために焼き尽くしているからなのだと書いてありました。ん~~~、確かに理屈はわかるんだけど。。。。やっぱり、リサイクルは必要なんじゃ???本当にそうなら、どうして他に誰も声を上げないの?リサイクル以前に、できるだけ物を捨てない生活をするのが一番大切という作者の意見は、確かに、疑問を挟む余地のない当然のことなのですが。世間の常識に一石を投じたこの著書、別の意見はどうなんでしょうね?物事を多面的に考えることの大切さに気づかされたということで独断と偏見の評価は・・・☆4つ~~ ☆