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カテゴリ:本
読もうと思って買ったあと、 ずっと本棚に 眠っていた本。。 まあ、よくあることだけど。 数年経って つい最近、読みました。 『こころの声を聴く―河合隼雄対話集』 新潮文庫 河合氏と、複数の方との対談… 山田太一、安部公房、谷川俊太郎、白洲正子 沢村貞子、遠藤周作、多田富雄、富岡多恵子 村上春樹、毛利子来… (まとめて「氏」 (^^)v) おもしろい話 がたくさんありました。 ・「立派な親」は近所迷惑、頑固親父でちょうどいい。 ・相手の話をよく聞き、ほじくり返さない。他言しない。 (相談される人の条件) ・連れ合いに、言っていけない事には触れない。一生触れない。 ・自分にとっての「神話」が崩れたとき、その後のストーリーを 人は自分で作って生きなければならない。 宗教家と違って、カウンセラーはストーリーを提供することは できず、自分で作るためにお手伝いするだけである。 ・もともと人間は女であって、何とかして男という役割分担を 作るためにY染色体がはたらく。 ・よって、女にとって男は異物。しかし男にとって女は異物でない。 ・身体的に「自己」と「非自己」の区別はファジー。 しかし、「こころ」もまた、自己と非自己の区別は曖昧。 ・子どもを理解していたら、木登りしている子にやたら 「降りなさい」とは言わない。大人が自分の心配を解消 するための「降りなさい」が多い。 (正確な引用でなく メモですが…) なんか、こう書いて見ると、おもしろいと思った感覚と ちょっと違います。 まあ、しかたない、かな。 それしても河合氏は、ダジャレ風に流す軽さがいいな。 お顔のイメージも、斎藤茂太さんとダブってしまいます。 「こころの処方箋」も、本に書いてあるのではなく、 自分で作り出すというのには、何故か 救われる感じがします。 ~~~~~~~~~~~~~~~~ 今年は、精神医学を扱う方の出す本に、少しだけど、 関わる時期があります。 もちろん、そういう世界に素人ですが、犯罪がらみも含めて あまりにも、多様化し、複雑化する心の病への、 対応法は、やはり、医学的根拠からであってほしい。 それは当然だけど、それでいて、 普通の市民が、遠巻きに眺めるような世界では、ないはず。 専門家が「こころ」を扱う世界を、 怖いもの見たさ…から ではなく、 尊いものを覗くかのように、 それでいて、 風に吹かれるような軽さを忘れずに、 その辺を、散歩したいなと思います。 ああ、深夜になってしまった。 更新だけして、休みます。お休みなさい。 ――――――――――――――――― 【本日の同音異義語の驚き(o^^o)】 ウイットに飛んだお話でした。 ――――――――――――――――― お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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