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テーマ:最近観た映画。(39926)
カテゴリ:編集・文章・表現
遅ればせながら、心地よい新年のお慶びを申し上げます。 今年もよろしくお願いします。 なんて、もう8日ですね。 ほとんど穏やかな日が続いて、 お正月なのに布団を干せて 喜んだ日もありました。 吉永小百合主演の 『北の零年』… 名前は知っていましたが、先月、その映画の 舞台は「静内」だといううわさを聞いて、 クリスマス頃の夜に録画しておいたものを、 やっと、最近、観ました。 おおぉ 、懐かしかった~ \(o^^o)/ ● 静内 もちろん、明治初期のことは分かりませんが、 最初のタイトル文字のバックに、ほんの二秒くらい、 映っていた、あの山々の稜線に、ドキ!! あれは、 あれは、まさしくもう数十年も目にしていない、 私の目に焼きついている日高山脈の姿です。(なんてたぶん…) 近景の山々の青さ、 遠景の雪で真っ白の山々・・・ ああん、これ、私の原風景ですわ。 って、オーバーだけど、 生まれた地の記憶はなく、 もの心ついたら、そこは北海道だった。 でも、いわゆる転勤でのことだから、 血縁があるわけでなく、 よほど意を決しないと、行く機会もないけれど、 懐かしくてならない、その町です。 思わず、画面を見ながらも検索して 公式サイトを見ると、この物語は、 ほんとうに、「静内」そのものが舞台だったのですね。 しかも住んでいた近所にあった二十間道路の あの近くに ロケ地も作られたようで、 驚いたり、感心したり、 肝心のストーリーとは別のところに、 感動のベクトルを向けながら、見ていました(^^)v 馬にもこういう歴史があったのだと、 いとおしく観ました。 豪雪の吹雪の中、志乃(吉永)と娘が、 凍りつきそうになってうずくまっている場面は、 気の毒でしたが、ある面、 「そうそう、冬ってこういうもんだよね~」 なんて、懐かしんでしまいました。 ● 吉永小百合 あらためて、ほんとうに気品がありますね~ この主演でこそ、出せた味なのかも知れません。 信じ続ける姿も。 裏切られたと分かったときの 静かな毅然とした姿も。 以前、細川元首相がサユリストと名乗っていたようですが、 分かる気がします。 まあ、細川さんの世代ではありませんが、 子供のころ、「大人の」女性、吉永小百合は、 好きでした。 「いつでも夢」をとか、「寒い朝」とか… なんだか、とっても清純な世界で、 いま、あの歌が流れると、今ならちょっと 照れてしまうような、そんな世相の違いが、 やはり あるような気がします。 気品は、演技(だけ)で、できるものではないのでしょうね。 年齢をこっそり計算して… おお、それにしてもお若いです。 子供のころんに見た吉永さんと、 変わっていない・・・ すごいなあ。 私は映画をあまり見ないから、感想めいたことを、 言うのもなんですが、物語の細かい部分では、 ちょっと表現がモタモタというか、 「はい、感動してください」みたいな、 間の空きすぎた空気が、少し気になりました。 豪華キャスト(渡辺謙、豊川悦司、香川照之、石原さとみetc) の力がやはり大きいのでしょうか。 映画作りについて云々は、よく分かりません。 ● 故郷 生まれ育った地の山々を、日常に今も見上げるという、 おそらくふつうの感慨が、私には分かりません。 そういう人も、珍しくないのかもしれませんが。 静内の山々も、 盛岡の岩手山も、 仙台の街並みも… (その後も長い… ^_^;) いいえ、いいんです。 行けば行けるのだから。 いつか、行こう。 同じ町は すでにない に違いない。 風景も、微妙に違っている に違いない。 まあ、いつか行こう。 たしかに行きたいけれど、 でも、「行きたい風景」は もっともっと あります。 根拠は不明ながら、どうも故郷は、やや北の ヨーロッパのような気がしてならない。 まあ、そういう意味では、どこに行っても、 誰に会っても、 ほんとうは 懐かしいのかもしれません。 懐かしいと思う、心の動きが「故郷」なのかな。 ―――――――――――――――――― 【本日の同音異義語の驚き(o^^o)】 円形は白く、謹啓は青かった♪ ―――――――――――――――――― お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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