浦島太郎のつれづれ日記

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  発達障害に自ら挑む！

  息子が大学の課題で一杯一杯になりつつあります。とにかく、要領の悪いのが致命傷。なかなか、ことが進んでいきません。毎週の実験レポートはなんとかこなしているようですが、まるで高校時代のようなペースで化学構造論、力学概論、微分積分学と次々出される課題に加え、さらに毎週大学のコンピュータ室を利用してやらなければならない課題もあります。２つ３つ４つと課題が溜まってきています。それなのに、基礎セミナーとかで学生が順番に論文のプレゼンテーションをやるような講義を取っていました。その初めてのプレゼンテーションの順番が再来週に迫ってきています。ただでさえ、話すことが苦手なのにどうしてわざわざこんな発達障害泣かせの講義を選択したのか。どうやら、本人が苦手なことを克服するためにと選択したようなのです。こんなことは初めて？自ら困難に立ち向かうなんて。何が彼をそうさせたのでしょうか。講義の選択は、入学後一通り講義を受講した後で、インターネットでエントリーすることになっていたのですが、大学生になってからは多くのことを本人に任せてきており、これも本人にすっかり任せっきりだったので、どんな講義を登録したのかまったく知らなかったのです。まさか、自分の苦手なことに正面から挑むような講義を選択していたとは。その意気やよし。でも、２週間後にその試練を控えて、今も彼なりに資料を読んではいるようなのですが、現在、まったくどうしていいかわからない状態のようです。来週は一緒にバイオコンピュータ関係らしき論文を一緒に読まなければならないかなあなんて考えています。そういえば、彼は３日前の木曜日に臨床心理士の先生と２度目の面談をしてきました。２度目も何やら集中力のテストをしたそうです。１回目の面談の時に、感覚統合障害とコミュニケーションが取れないことを話し、今回は実験などのときなどになかなか友達に話しかけられなかったりするんですと相談したらしいのです。そしたら、では今度、もう一人のカウンセラーの先生と３人で練習してみましょうということになったらしいのです。少々、期待外れの反応で。各学科の先生に話をしてくれるとか期待したのですが、カウンセラーの先生方に発達障害についての認識はどの程度あるのか少々不安になってきました（chem0707さんにご指摘をいただきましたが、視点を変えれば、ジックリ取り組んでくださるという意図も感じられるし、もしかすると段階的にいろいろと対応していただけるということで、これはとてもありがたいことなのかもしれません）。今時のカウンセラーだし、まったく知識がないはずはないとは思うのですが。でも、やはり、大学の相談室に行くべき時が来たかと家内と話をしました。いよいよ親の出番のようです。気合いを入れていきますか、隊長。そうそう、ビリー隊長が今日は東京ドームで生キャンプをやったそうで。コブクロの小渕さん、西田敏行さん、それに米倉涼子さんまでもがビリー隊長にゾッコンだそうで。５日ほどサボった後の再キャンプイン３日目、今、腿がかなり痛んでいます。

  Jun 24, 2007

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  正直は最善の策！

  　　東京駅と皇居の間に圧倒的な存在感を示してそびえ立つ丸ビル、一昨日はここで会議が２つ続けてありました。地方からの参加者はこのビルでの会議をアクセスの良さというより、話題性の高さからとても喜びます。地方の銘菓をお土産として持ち寄り、丸ビルの中の有名店で故郷へのお土産を買っていきます。開催すること自体が重要な会議というのがまだあるのです。実はこの時のお土産がこの日の大事件につながるのですが、それはまた後で。都心は今、建築ラッシュで、丸ビル前から見る東京駅もいつの間にか２つの高層ビルに挟まれてしまっています。その東京駅の丸ビルとは反対側の八重洲側に寄り添って大丸デパートがあり、その屋上、ちょうど東京駅の屋上という感覚で長さ１００メートル近くはあろうかと思われるビアガーデンがオープンしています。気象庁の梅雨入り宣言とほぼ同時に梅雨の中休みに突入したこの頃はビアガーデンには最高の季節。一昨日は程よいやや強めの東京湾からの海風もあって気分爽快。夜の帳が辺りを覆い出すと丸ビルの空には三日月と宵の明星。こんな条件の整った環境に飲み放題食べ放題ということも手伝ってついついビールが進みます。心地よく酔って、帰途についたのですが、その時に件の会議に地方からの参加者が会長にと持ってきたお土産を私がそれを預かっていました。いやな予感はビアガーデンを出る時にそれを忘れそうになった時からありました。個人情報保護法がうるさいこともあって、大したものも入っていないのに鞄は肩から斜め掛けで絶対忘れないように、そちらに神経が向かう分、土産は会長にものとわかっていてもやはり疎かに。予感的中、図書館から借りた何ヶ月か前に予約してあった東京タワーオカンと僕とに読み耽っていたら、見事に網棚に土産を忘れてしまいました。でも、もう夜も遅いし、明日にでも連絡するか、酔っていると微妙に考えに甘さが忍び込む。翌朝、駅への電話連絡もすっかり忘れて出勤すると、会長の秘書から昨日の会長へのお土産どうしましたと。思わず、すみません。ちょっと持ってくるのを忘れまして。すると、生ものだったらしいし食べていただいても結構ですので、お礼状を書くのに中味が何かだけ教えてください。あせりつつ、忘れ物センターへ電話しました。仕事ができそうなおばさんの声はこちらにはまだ届いていませんねと。まずいなあ、と思いつつ、その夜乗った電車の終着駅に電話。すると、なかなか繋がったままの電話から返事が返ってこない。不安がどんどん膨らみいろいろ考え始めた頃、あった、あった、ありました、冷蔵庫に保管してありましたと。生ものだということで冷蔵庫に保管してくれていたのです。ところが、生ものの忘れ物は２４時間で廃棄処分にされるそうなんです。つまり、その日のうちに取りにいかないと廃棄、当日は、病院もあり取りに行けないのに。駅員さんはさらに親切にも翌日でもいいですよと言ってくれているのですが。欲しいのはその中味のブツの情報なのです。そこで、思い切って駅員さんに、すみません、実はそのお土産はいただいたものでお礼状を書きたいのですが、もしよろしければそのお土産が何か教えていただけませんかと頼んでみました。すると、紙袋の中に箱が２つ入っていて、そのうちの１つは和生菓子だとわかるのですが、もう一つは箱を見ただけでは何かわかりませんと。こんなことを頼むのは申し訳ないのですが、もし可能なら、その２つ目の箱を開けて、中味の様子をできればどんな味か試食レポートもお願いできないでしょうか。すると、電話の向こうの駅員さんは一転、爆笑して、試食レポートは無理ですが、中味の実況レポートはやりましょうと。今、開けました。楕円状の物体が４個入っているのが見えます。その表面は砂糖というか美味しそうな加工がしてあります…。丁重にお礼を言って、それにお手数をかけますがゴミ箱にでも胃の中にでもと廃棄処分をとお願いして電話を切りました。その足で秘書室に向かい、先ほどのお土産の件ですが正直に白状します。実は、昨日、電車に忘れまして優しい駅員さんに中味の実況中継をしてもらって、それをもとにネットで調べたらとても有名なスィーツでしたとそれを印刷したものを渡しました。秘書嬢もややあきれながらもウケてくれました。その場限りのいい加減な言い訳は止めよう、いかなる時にも正直に謝ろうと決めたのでした。正直は最善の策、武士道の中のアングロサクソンの商法についての記述の中にあった教訓です。ビリー隊長が日本を離れるというのに、昨夜書いた記事が押せ押せになってしまいました。しかも、長い。

  Jun 22, 2007

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  ビリーが街にやって来る！

  すみません、このタイトルを書きたいがためのみに日記をアップしてしまいました。そうなんです、本日、わが家のヒーロービリー隊長が来日するんです。家内はもうすっかりビリーのとりこです。今日で入隊してもう１０日くらい経つのでしょうか、１日もビリーに会わない日はありません。奥様はマゾだったことが完全に証明されました。息子と私は一通りプログラムをこなした後はビリー隊長との対面を避けるように、いろいろと理由を並べて遅く帰宅したり明日までにやらなければならないことがあるとか。息子は今夜も連絡もなしに１１時半まで帰ってきませんでした。鉄研の会合で夏の合宿の相談を大学から駅の側の喫茶店に場所を移してやっていたみたいです。ふと気になって、息子はコーヒーはもちろんジュース類もほとんど飲めないので、いつも喫茶店では何を頼んでいるのか聞いてみました。すると、ななななんと、チョコレートパフェだそうです。おいおい、でもその後の言葉が続きませんでした。今日は臨床心理士の先生との面談の予定が入っていたのですが、先生のところにご不幸があって急遽休まれたとのことで、一応、木曜日に仮予約してきたとのこと。先日、また、数学の課題を提出するのを当日まですっかり忘れていて、先生から翌日までに出しなさいと言われたのに、１０分の１くらいしかできずに提出したところでした。まあ、そんなこともちらほら出てきてはいますが、仮予約をしてくる意外性も発揮しています。 あれ、ビリーが街にやって来るというタイトルだけのつもりで書いたのに。携帯で寝ながら書いていたら、思いのほか長くなってしまいました。早く寝なきゃあ。写真を添付するのを忘れてしまっています。折角、一大決心の下、夜中に妖しげな風体で撮影を敢行したのに。殺風景ですのでビリー隊長でも置いておきます。余計に殺風景ですか…。 

  Jun 19, 2007

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• 想い出を置き去りにして走り去ったアイスクリームショップ！

  毎日同じ日の同じ時間帯に東京都下を回っていた走るアイスクリームショップ・トゥインクルアイスが今夜で営業を終了しました。和久井映見さんとドラマに登場したり、エビちゃんだったかCanCanで一緒に取り上げられたり、そのアイスクリームショップのご主人、柴田さんはとても好印象のお兄さん、というかお嬢さんももうかなり大きいとのことなのでオジサンですか。ウチはこの走るアイスクリームショップとは少なからぬご縁がありました。彼が走るアイスクリームショップを始めたのが平成元年の１２月だそうです。ウチの息子の生まれた年でした。昔、家内の実家に娘が生まれる時に里帰りをしていたときでした。夜の帳が降りた頃、その時間には不釣り合いな軽やかな音楽とともにピンク色のおとぎの国から来たような車でアイスクリームを売りに来ていたのがこの走るアイスクリームショップでした。　家内の弟が、あのアイスがとても美味しいんだよと言うので、それじゃあと蚊に刺されながら並んで買ったら、本当に美味しいアイスだったのです。当時はわが家は世田谷に住んでいたのですが、娘の障害によって、それに息子の高機能障害もあって、東京都下に引っ越したのでした。そして、今度は偶然通りかかった隣町の公園の脇で、この走るアイスクリームショップと偶然出くわしたのでした。こんな美味しいアイスが食べられたらいいなあと話したら、家の傍まで行ってあげますよと言ってくれたのでした。それから、毎週日曜の夜にはマンションの前に来てくれるようになりました。息子はここのアイスの大ファンで、というかこだわりが強くて好き嫌いが激しかったので、もともとアイスも食べることができなかったのです。それが、この走るアイスクリームショップのバニラアイスだけは食べることができたのです。日曜日の夜毎に、５個ずつ買っていました。そして、２０００年にまた引っ越すことになったわが家、アイス屋さんともいよいよお別れのときがきたかと。しかし、よーく考えたら、件のアイス屋さんは「走る」アイスクリームショップなのです。そうです。そのまま新居の前を新しい販売所に追加していただいたのでした。かくして、走るアイスクリームショップは、引き続き毎晩日曜日にはわが家の前に開店していたのでした。娘が生まれる前から本日まで、あしかけ１６年近くになるのでしょうか。わが家の前に１６年分の想い出を置いて、走るアイスクリームショップは、明日に向って走って行ってしまいました。すみません、走るアイスクリームショップの写真撮るの忘れまして、写真は週末の飲んだくれて帰るときの銀座すずらん通りです。

  Jun 17, 2007

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  ビリー隊長、銀座に出動しますので！

  一昨日は病院で、今日は銀座で、ビリー隊長とは会えずじまい。せっかく楽になりかけた腿や腹筋はまた元に戻ったような気がします。今日は昔の仲間と当時よく通った銀座のクラブのママさん（１０年ほど前にもう辞めてしまったのですが）との会でした。一次会は元女優さんがやってる銀座の小料理屋。小路を入って二度ほど折れると存在感のある落ち着きのあるお店が。その二階はかつての仲間４人と元銀座のクラブの大ママと５人で一部屋、すごく落ち着いた隠れ部屋という感じ。かつて銀座での飲み方を教えていただいていた頃の話に花が咲きました。その後の二次会は、大ママの後輩がママを務める高級クラブ。私ごときはまずは行けない、いわゆる銀座の高級クラブに繰り出しました。そこのママとチーママとそれに呼ばれた女性３名はみなスラリとした美人。入れ替わってくる女性ももちろんみな綺麗。我々はかえって落ち着きません。やはり、高級クラブは居心地が悪い。この店は入ったときから何だか不思議なオーラが立ちはだかっていて。感触からすると、座るだけで一人５万って感じの店。我々の仲間のかつての銀座の大ママはさすが貫禄。この店のママからワインをプレゼントされ(何だかこれも高そうな雰囲気)、我々は恐縮するもかつての大ママはむしろ先輩の貫禄で軽くありがとう、みんなで乾杯しましょうと。せっかく、我々が招待したはずなのにすっかりかつての銀座の大ママのペース。流石です。美人のホステスさんたちもやはりプロ。座はいつしか盛り上がり、気がついたらいつのまにか日付が変わりそうな時間。結局、云十万であろう支払いまで私達の大ママが済ましてしまい、今年中にもう一度会いましょうと別れたときには、終電も終わってしまった後で、タクシーの中で酔っ払いながらこれを書きました。あれあれ、アップしたつもりができていませんでした。しかも今、５日目のブートキャンプのプログラムを終えて日記を確認してみたら、タイトルのビリー隊長のビが抜けていました（汗、汗）。ウチのマゾだった奥様は１週間でおなか周りが随分すっきりだそうです。

  Jun 15, 2007

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• 臨床心理士との面談へ！

  大学入学直後の性格判断様のテストの結果が出て、息子は呼び出しを受けてしまいました。そのテストの内容については、本人もあまりよくは覚えていないようなのです。いずれにしても、これを機に息子と一緒に大学側と話をしようと思っていたのですが、あいにく私の仕事がどうしても休めない時期にぶつかっており、来月にならないと時間が取れそうにありません。昨夜、息子にその旨話をすると、本日夕、臨床心理士の方との面接が入っているので、とりあえず一人で話をしてくるとのこと。うまく言えるかどうかわからないけど発達障害のことを話してみると。息子は大学生になって、ある一面では思った以上に成長を遂げているようで、この件もそうですが、毎日の講義の課題や実験レポートなど、親の私たちが内容にも立ち入って工程管理をしてあげないとスムーズにこなしていけないだろうなあと思っていたのに、ほとんどこれらを一人でやり遂げてきて、忘れたのはeメールで提出する研究室訪問感想文１通のみという優秀さです。もちろん内容のレベルまではわかりませんが。親がビリーと戯れている間に、息子はビリーとも戯れつつ、実験レポートもこなし、鉄研にもしっかり最後まで出席し（今週の会合も夜１１時まで最後まで参加してきました）、今夕、臨床心理士のと一人で話をしてくるって宣言するなど、凄い進化を遂げています。何か大きな抜けがあるのではとの不安を感じつつ、驚きをもって見つめています。

  Jun 14, 2007

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• ビリー隊長、±０グラムですけど！

  ビリーズブートキャンプ２日目、撃沈寸前もなんとか最後までたどり着く。２日目も１日目と同じプログラムなんですね。だけど、既に腿の裏側には鈍痛が。手を上げてみると、腕とその付け根にも痛みが。いわば手負いの状態で、１日目と同じプログラムというのは思いのほかキツイ。途中、腿に効くエクササイズと、それにプログラム終盤の腹筋に効くエクササイズはもうとてもついていけない。終盤は５分の４くらいは休みながら、やっと終了です。その結果、体重は６００グラムしか減らず。体脂肪に至っては、１８％から１９％に逆に１％アップ。しかも、その後、風呂から出てアイスクリームを食べたら、余計に喉が渇いて、冷たいアルプスの水を飲んだらこれが美味い。あっという間に、６００グラムを奪回してしまいました。ということで、ビリーズブートキャンプ２日目の結果。体重±０、体脂肪率＋１％。お母さん、あのビリーのしごきは何だったんでしょうねえ。ちなみに、家内と息子は順調に４日目（３日目と同じ）のプログラムを終了しました。

  Jun 10, 2007

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  マゾヒストinビリーズキャンプ！

  ビリーズブートキャンプの初日訓練にこっそりもぐり込みました。家内が友人と久し振りにお昼のフルコースを食べに行くというので、その鬼の居ぬ間にちょっとやってみようと思って。結論、キツイでＫす。私には無理です。半分もいかないうちに腿が攣りそうになってきます。息が上がって喉がカラカラになってぐうぇ～って、吐きそうになります。でも、３分の２くらい手抜きをしながら初日でもありますのでなんとか最後まで完遂いたしました。日付が変わるまで飲んできた翌日のせいか、大量の汗が出ました。シャワーを浴びて気分だけはスッキリして病院に向かいました。病院でいつものように体重を量ると、なななんと、いつもより１キロ以上軽い。いやあ、さすが、ビリーの指導は効果覿面。でも今、足腰が痛くてとっても怠いので、もう寝ます。ってこんな時間ですか。いろいろ書こうと思っていたことが合ったのですが、その気力も削がれております。しかし、家内はスーパーマンでした。間違いなくマンです。というか、きっとマゾだと思います。私が病院に行っている間に、３日目も難なくクリアして、すこしお尻の筋肉が痛いかなって程度とは。息子に聞いたら、腹筋を除いてきっちり、しかもリズムに乗り遅れずにやっているとか。絶対一緒にはできません。ビリーと二人でしごかれたら身体がもちません。

  Jun 9, 2007

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• 初めての朝帰り？！

  息子が帰ってこなくて、大変でした。その日は鉄道研究会の会合があるのはわかっていたので、遅くはなるんだろうとは思っていたのですが。１０時になっても連絡もない。メールを入れても反応がない。電話をしても留守電だし、どうやら携帯の電源を切っている様子。彼は、先週、頭痛で２日間休んでまだ病み上がり状態なのに。それにしても、１１時になっても何の連絡もないというのは異常事態。その前日も何もないのに連絡もせずに、９時近くの帰宅になったので、遅くなるときは必ず連絡を入れなさいと家内がこんこんと言って聞かせたばかりだったので、何かの折りには必ず連絡してくるものと思っていたのです。とうとう、何の連絡もないまま１１時半になってしまったのですが、こちらからの電話も相変わらず留守電になってしまうので対応のすべがない状態でした。これは、もしかして、発達障害独特の空気の読めない言動により、見知らぬ人に刺されたりしたのではなどとあれやこれや考えるうちに、先週の息子の頭痛が移ったわけではないのでしょうがとうとう頭痛がしてきてしまいした。普通、大学生ならこんな時間でも友達と盛り上がっているのかなあくらいで済むかもしれないのだけれど、彼にはその夢中になる友達ってのがあり得ない話。さあてどうしたものか。深夜の大学キャンパスに行ってもしようがないだろうし。１２時になったら警察に行くかと決心したと頃、その決心の５分後に玄関先がバタバタ。悪びれもせずにバカ息子は帰宅したのでした。家内も私も頭痛がひどく、怒りながらもわけを聞くと、「携帯の電池切れちゃって」「電池切れちゃってじゃあないでしょう。いったい今頃まで何してたの」と収まらないのが家内。「鉄研の会合が部室の閉まる１０時になっても終わらなくて」、それで喫茶店に移動したと。「大学にも、喫茶店に行く途中だって、それに喫茶店の中にも電話くらいあるでしょうが」すると息子は黙り込む。「また、鉄研に行って、一人でぼけーっとしてたの」と家内が追い打ちを掛ける。「うううん、小田急のこととか京王のこととか話してて。楽しかったよ」「ホント？」と私たち二人の怒りは一気にクールダウン。「話しして楽しかったの？」と家内はどちらが発達障害かわからないようなオウム返し。「まあ、先輩と話もできたし、今度から気をつけようね」うーん、迫力のない親だこと。かくして、息子の初めての朝帰りはおあずけとなりました。

  Jun 7, 2007

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• ビリーズブートキャンプ強制入隊！

  あろうことか！私が密かに病院のベッドで楽しんでいたビリーズブートキャンプのコマーシャルフィルムを家内に見せたら、家内は涙を流しながらのた打ち回り、即入隊希望だと。米国陸軍？でインストラクターを務めていたビリーが作ったダイエットプログラムが噂のビリーズブートキャンプなんです。ダイエット通販独特のベタなテレビコマーシャルは１度見ると癖になる。エクササイズの動きはとても厳しそうで、間違いなく素人がやれば、周りで見ている人は抱腹絶倒になることうけあい。アザラシののたうち回る姿が目に浮かびます。そんな、そんなハードルの高そうなキャンプに、家内はただバカウケしたというだけの理由で、入隊しようというのです。無謀です。玉砕覚悟でしょうか。どうしてもというのなら、家族を巻き込むのだけは避けないと。それが参謀の役目。しかし、しかし、彼女はそんな作戦ミスをするわけがない。即、道連れ入隊です。ついでに入隊費用も負担せよとの上官の命令。頭痛で大学を休んでいる息子まで強制入隊。ウチの隊長はとにかくスパルタ。部下には有無を言わせない。しかも行動は速い。本日、４枚組ＤＶＤ、ビリーバンド、今ならメジャー付きを即申し込んでしまいました。てぃんささんのブログを示してその厳しさをつたえたのですが。訓練スタート日が恐ろしい。どうやら、参加することに意義ある馬券、ダイワメジャー→コンゴウリキシオー、また当たったみたいです。きょうはかわいく３，６２０円でしたが。在中一世さんへの安田記念前のコメントです。柳の下に１頭は偶然いても２頭はいないでしょう。といいつつ、今日の安田記念＝１６００メートル＝マイルということで、関係する馬はと探しました。まずは、１６００→イチロー→メジャーリーグ→何とかメジャー。そして、マイル≒マイネル何とか。ということで、ダイワメジャー（これが軸）とマイネルスケルツィ。それに、素直に１６番、シンボリエスケープ。あとは、サクラメガワンダー、コンゴウリキシオーなんてマジンガーゼットＺみたいな強そうな名前のやつを。言っておきますが、何年かに１度しか当たらない参加することに意義ある馬券ですよ。(Jun 3, 2007 11:00:31 AM)

  Jun 3, 2007

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• 歯、発達障害！

  いやあ、こんなこともあるんですねえ。一昨日、息子が、ひどい頭痛がするというので熱を計ると３７.５度。よくよく事情を聞くと月曜日から時々繰り返す痛みがあったとのこと。たちの悪い風邪かと急遽、休ませて病院へ。息子は発達障害グループ独特の真面目さで、大学の講義は当然これまでに１度もさぼったことがない。なのに運悪く、この日は実験。理系では実験はちゃんと出席してレポート出さないとヤバイというのは常識。早くも留年の危機か。一大決心のもと大学を休んで病院に向かうと、医師の診断は無情にも風邪かもしれないので漢方を出しておきますととても中途半端。病院から帰ってきてからも、当然頭痛は治らず。翌日は、つまり昨日も、頭痛はひどくてとても大学には行けそうにない。またまた、運悪くこの日は体育の体力測定。これも、必ずやらないと単位がもらえない。しかしながら、頭痛がひどくては休むしかない。この日になって、歯もかなり痛むと。月曜日から痛かったのだと。きっと、頭痛はこの歯痛が原因だろうと、本日、土曜日でもやっている歯科医を探すと、娘がかかっている障害者にも優しい歯医者さんが診療しているというので頼み込んで電話予約。昼休み時間に診てもらうことになりました。これを機に、検査をしていただいたら、なんと、１２歳臼歯とやらがまだ生えてきていない。親不知に阻まれて口腔内に顔を出せずにいると。そこの部分で太い神経を圧迫しているので痛みが出ている可能性が高いと。先生も驚いていました。治療には、専門の口腔外科にて手術するしかないと。しかも、１回では無理で２回か３回に分けてやる必要があるとのこと。息子は、帰りの車中からもうすっかりブルー。家内にやるのかやらないのか自分で決めなさいと言われてさらに落ち込んでいました。昨日までは、実験を休んじゃったのどうすればいいのかなあと留年をすごく心配していたのに、今日はそれより手術はいやだなあモードに一気に移行。それにしても実験、補講くらい用意されるのでしょうか。一発留年はないとは思うのですが。なんだか、学生課に電話して聞いたら、実験も含めて講義の欠席届なんてものはないらしいのです。確かに、大学の授業さぼるのに届け出た記憶はありません。息子は目先の手術を、親は留年もとても心配。しかし、顎の発達が遅れて１２歳臼歯がまだ生えていなかったとは。思考回路は小学生レベルだと日々実感していたのですが、なんと驚くことに身体レベルも立派に小学生レベルでした。思わぬところから、一気に問題が沸き上がってきています。

  Jun 2, 2007

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• 日本ダービー→フランス料理！

  昔の養護学校の知り合いが娘を午後から預かってくれるというので、しかも、夕食まで一緒に食べさせてくれるというので、息子を誘って家族３人で食事に行こうということになりました。ところが、先立つものが…。給料日直後にもかかわらず、先月の息子のパソコンをはじめいろいろとクレジットカードを駆使したその歪みが。今、我が家には嗜好品など余分なものに使えるお金がない。そこで、すっかり乗り気にさせた息子にワリカンでどうだとダメもとで家内がおそるおそる伺いをたてると、息子はうーんと一応考えるも、やはり昼飯代せっかく節約して電車に乗るための費用を捻出しているのに駄目だよと。乗り鉄君にはどうやら何よりも交通費が大切な様子。そこで改めて３人で鳩首会談。うーん、では外食先をちょっと変えるか。そういえば、今日はダービー、参加することに意義ありの１００円馬券はただ１頭の牝馬ウォッカからの馬連複４点と３連単５点の計９００円。何故９００円かというと口座にはそれだけしか入ってなかったから。さすがに３連単は当たらず、そんなに現実は甘くはない。しかし、捨てる神あれば拾う神あり。ゴール間際まで粘ったアサクサキングスをかわして最初にゴールに飛び込んできたのはウォッカ、そしてそのウォッカのアルコール度に惹かれて２着に粘り通したいかにもアルコールに馴染みのありそうな浅草の殿様キングスことアサクサキングス、馬連複は女好きの飲んだくれ馬券に。見事、ダービーに参加することに意義ある馬券が５４，４７０円的中。ということで、３人でフランス料理屋さんへＧＯ。昔の洋食屋さん風のお店はなかなかの雰囲気。それぞれが、好きなものを勝手に注文し、出てきた料理はどれも評判通り美味しく、なによりお代はＪＲＡ様のご厚意ということで、３人とも大変満足なディナーとなりました。３人で夕食を堪能した後、娘を迎えに行くと、娘も大層楽しかったようでニコニコ顔。今日はわが家にとって本当にハッピーな１日となりました。帰宅して一服していると、家内の妹から電話。今月末に旦那が中国に単身赴任するとのこと。心の広い私は、即座に３万円を義理の弟の餞別にすることに決めたのでした。それにしても、３着に来たアドマイヤオーラ。オーラの云々という番組がどうしても苦手でこれは外したのですが、これ、２，１５５，７６０円馬券だったのですね。危うく、腰抜かすところでした。

  May 27, 2007

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  イグノーベル平和賞！

  　　暑いですねえ。バテています。しかし、世の中には元気な方がいらっしゃいます。午後３時半頃、たまたま紀伊国屋書店に立ち寄った後、気分を変えて新宿駅の南口の新都心を東西またぐ陸橋を渡ったのですが、この陸橋の西側の袂にクリスピー・クリーム・ドーナツがあります。開店したのはもう何ヶ月も前。確か息子の赤本を買いに立ち寄ったのは２月初だったと思いますが、その時はドーナツを買い求める列が寒風吹き荒ぶ中、確か陸橋の中ほどまで延びていて驚きました。あれから、既に３ヶ月が過ぎている。一転して今日は夏日でしょう。どうしてもドーナツが食べたくなる日だとはとても思えない。しかも、平日の午後３時半。なのに、相変わらずの行列。しかも店の前だけでなく陸橋にまで続いている。試しに陸橋にいる人の人数を数えてみたら８０名あまり。店の前の行列は蛇行して並んでいることもあってとても数えられないので、ガードマンのおじさんに聞いてみたら何と２１０名程度とか。つまり、ウィークデイの午後３時半に夏日であるにも関わらずドーナツを求めて２９０名の老若男女が行列している。本当に老若男女、サラリーマン風の方々、ＯＬ風の方々が結構目立ちます。しかも、店から出てくる人を観察していると多くの人が２、３０個は入ると思われる箱を２つ３つ下げている。ドーナツ業者かって。すさまじきもの、日本人の行列。今日明日の食料を求めて生き抜くために行列する映像は世界の各地で見られるけれど、ドーナツにこれだけ真剣に取り組む姿というのはなかなかないんじゃないでしょうか。感心しながら駅に隣接するデパートへ向かいました。今日は病院で夕食なのでいわゆるデパ地下へ。すると、なんと、人、人、人。奥様方が美味しそうな食材を、ある人は試食しながらある人は店員とやりとりしながら、次々に買い求めていきます。ついつい買い遅れてはなるまいと、こちらもえいやっ。と、カニウニ弁当お買い上げ。この弁当、実はカニが相当盛り上がっていて、弁当本体に匹敵するくらいの厚さになっています。 しめて、１２６０円なり。本日の結論。ドーナツに行列するのも、通勤電車とまではいかないまでもそれを思わせるようなデパ地下で次々に食材を求めるのもともに平和だけど、それらに外野から首を突っ込む私の頭の中がイグノーベル平和賞。

  May 24, 2007

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• ＵＦＯ…！

  公園の人と呼ばれた３日前の夜、ＵＦＯ…事件に遭遇しました。うーん、遭遇なんてそんな立派なものではないですね。それに事件にもなってないし、だいいちＵＦＯというよりＵＳＯって感じだし。でも書き出してしまいましたので。話せば長いのですが。その事件の夜、鉄研の息子は鉄道研究？に出かけていて、なかなか帰ってきませんでした。朝、７時台に家を出て行ったのでてっきり夕飯には間に合う時間に帰って来るものだとばかり思っていたのですが。娘の運動会から帰ると家にはおとぼけ君が一人で留守番。直ぐに息子にメールしたのですが、なしのつぶて。夕飯時になって、やっとメールが返ってきました。「折角わざわざＳＬに乗りに(埼玉？群馬？栃木？方面まで)来たのでそのまま帰るのはもったいないからちょっと寄り道して帰るから」と。うんうん、鉄研としてはまあそれもありだろうと。すると、続いて、「今、東海道線国府津駅を過ぎたところ」のメール。云？東海道線？ついでに廻るところがどうして東京を通り越して反対方面まで行くんだよう。 なんで北関東方面に出かけているのについでに南関東にいるの？「小田原から小田急線に乗りたくなって」って、その異星人のような思考回路と普段の鬱憤を吹き飛ばすような迅速な行動力。そう、あなたは一度決定してしまったらなかなか変更が利かない。娘の方は、先生との関係も良好で、今年は運動会に最後まで参加。そのため疲れて興奮状態になっているので早く寝かさないとまた生活のリズムが狂って大変なことになるからと、早めに夕食を用意をしていた家内はもうカンカン。娘を寝かせている途中にがたがたと帰宅されると寝入るタイミングがずれてしまって２時３時まで寝なくなることがここのところ結構あったので、仕方なく、９時過ぎに駅に着くという息子を私が迎えに行くにことにしました。娘のような重い障害者は生活のリズムを壊すと大変なことはこれまでいやというほど身にしみているので。駐車場に向かうとなにやら西の夜空に異様に輝く物体が。すわっ、ＵＦＯ！あの異常な明るさは、金星？いや、金星は明るいけど宵の明星ってくらいだから、それに地球の公転軌道の内側の星だし、午後９時頃ではあの位置には見えるはずがない。どうやら飛行機でもなさそうだし。やはりIdentifiedではない、Unidentified Flying Objectとしか考えられない。そのＵＦＯがどこに行こうとしているのか見届けたいけど、息子が駅につく、ということでそのままＵＦＯを置き去りにして、後ろ髪を引かれる思いで車を駅に走らせたのでした。息子を駅で拾って帰ってくると、あのＵＦＯは地球の自転分だけ地平線に近づいてまだ西の空であざ笑っていました。Unidentified Flying Object と思いきや、Identified もIdentified 。調べてみたらどうやら金星のよう。素敵な宵の明星でした。今夜、帰宅途中に宵の明星をみたのですが、異様な輝きはもうありませんでした。あの異様な輝きはあの夜の空気がとくに澄んでいたからだけではないような気がしました。

  May 23, 2007

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• 運動場の隅の公園の人？！

  娘の養護学校の運動会。快晴です。陽射しはもう完全に夏のもの。それもそのはず、夏至まで１ヶ月。ということは、一番暑いちょうど夏休みに入る頃、海の日あたりの陽射しの強さと同じくらいということでしょうか。爽やかです。昨日の雨で空気が洗われ陽光の煌めきにキレが感じられます。木陰をゆく風は涼しさを超えて肌寒いくらい。日向と木陰を行き来していると心地よい。娘の出番が途切れると運動場の片隅の木陰に敷いたピクニックシートでついウトウト。このあたりが春の運動会らしさ。いつ頃からでしょうか、この時期に運動会が行われるようになったのは。養護学校の運動会は進行がやけにゆっくり。それがまた眠気を誘う。娘の出番が終わった後の長時間インターバルにとうとう完全に寝入ってしまいました。今年は先生が変わったせいか娘の表情もイキイキ。昨年のようにずっと動き廻り、機会があったら脱出しようという態度と強張った表情とは打って変わって今日の表情は五月晴れ。安心したせいもありましたか。木陰滞在時間が長引くと、風に吹かれた分だけ体温が奪われます。あまりの寒さに、娘のフリルのついたランチエプロンを前後逆さまに羽織って丸くなってウトウトしていると、それを感じ取った周りに陣取った家内の友人たちが隣のピクニックシートの１枚を犠牲にして掛け布団よろしくやさしく掛けて風よけにしてくれました。その優しい家内の友人たちはみんなで私を「公園の人」と呼んで爆笑しながら、なにやら井戸端会議風にすごい盛り上がりをみせていました。まあ、いいか。ウトウト。あまりに盛り上がった一昨日の顔チェキの後遺症について少し…。今度は息子と私が女性版で、家内が男性版で顔チェキをやってみたのでした。すると不思議、何回かやってみると、息子と私に本来の男性版で出ていた田中圭や妻夫木聡が家内の男性版判定に、一方、私の女性版では家内に本来の女性版で出ていたソン・ヘギョ、吉永小百合、チェジウが登場。息子も家内もそして私も、それぞれの表示された芸能人には似ているところを探す方が難しいのですが、顔チェキで表示される芸能人名が親子で重なるのはまあありうるにしても、元々まったくの他人である家内と私が似るという芸能人名が重なるということがとても不思議です。一緒に暮らしていると似たもの同士になっていく…。

  May 20, 2007

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• 妻夫木聡６７％！

  「顔チェキ」ってご存じですか。携帯で顔の写真を撮って顔チェキサイトに送ると、芸能人の誰に何％くらい似てるか、似ている人ベスト３を直ちに返信してくれるのです。Me-sunさんに教えていただいて家族でやってみました。これがいいのは、誰に何％似てるの「誰」が芸能人であること。つまり、基本的には全員美男美女。５人でやっても１０人でやっても誰も傷つかない。昨夜、我が家での結果。まずは息子の写真を撮って送ってみました。待つこと１０分、夜は混んでいるみたいです。で、出た～、椎名桔平６１％、福山雅治５９％、小泉孝太郎５４％だって、もう爆笑。ちっとも似てへん。思わず、関西弁になってしまいそうなくらい似ておまへん。私なんか、調子に乗って昨夜に続いて今夜も３回やってみたら、％の高いベスト５は、妻夫木聡６７％、イビョンホン６２％、上田晋也６０％、椎名桔平５９％、福山雅治５９％、高橋克典５９％ですぞ。 おんどりゃあ、なめとんのか～って。みんなで、テーブルをバンバンたたいて腹抱えて爆笑。とくに家内、涙流して笑い死にしそう。そんな家内は、松島奈々子じゃ。もうバカらしくて笑うしかない。あほらし～。腹筋を鍛えるには最高。下手すると、ビリーズブートキャンプ並みの効果を発揮するかも。でも、息子と私、ともにもちろんまったくむちゃくちゃな話しなのですが、１回試すごとに３人づつ表示される芸能人名がやたら共通するのは、やはり親子だからでしょうか。椎名桔平、福山雅治、高橋克典、田中圭、木村拓哉、二人に共通の顔チェキ登場人物です。おいおい、どんなゴールデンタイムドラマ家族やねんって。家族あるいは仲間でやるとめちゃくちゃ盛り上がることうけあいです。お試しあれ！

  May 18, 2007

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• 顕在化しだした大学生活の問題点！

  相手の立場に立って物事を考えるように、いつも息子に言っているのはあまりに自分本位であるから。そのことが最も難しいのがアスペルガー症候群の特徴だとは頭では理解しているし、１８年間も一緒に暮らしてきたのだけれど。家での家族への配慮のなさを連日、目の当たりにしていると、きっとこいつはみんなに滅茶苦茶嫌われているんだろうなあと考え込んでしまいます。せめて、世間で少しでも波風を立てない術を家庭でしっかりと覚え込ませないとなどと考えているとついつい小言の一つ二つ、そして遂には怒りを爆発させてしまいます。こんなこともまぎれもないずっと以前から続いている日常。毎日、大学に行ったら誰かと一言話しておいで、話すときは最後は疑問形をくっつけるようにするとうまくいくともう一言交わせるよなどと言ってはいるのですが、最近はその達成率も５割を切っているようだし。鉄研には皆勤しているようだけどそこでも一方的に話を聞いてくるだけの日も既に出てきています。今日は初めて提出した実験レポート２通が相次いで帰ってきました。再提出だそうです。さらに来週提出のレポートが加わって週末は３通のレポート作成と、状況不明の人間関係以外でもいきなり厳しい状況です。やはり、出された問題をルールに従って解くのとはかなり勝手が違うようです。思い起こしてみると、高校時代にも同様のレポートはあることはあったのですが、とくに考察部分を中心に私がかなり関わっていました。実験結果をもとに考えて自由に書く、枚数も自由、この状況は彼にはやはりかなり厳しそう。さて、週末はどうなりますことやら。なんだか、こちらが五月病になってしまいそうな雰囲気が漂いつつあるような。ただ、これまでの実質１ヶ月の大学生活を冷静に振り返ってみると、総合的には予想していたよりははるかに落ち着いた状況のように思えます。まだ、相談室の担当の方との三者面談が必要となるような緊急事態も生じてはいないようですので。

  May 10, 2007

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  忘れ犬！

  　　東京武蔵野辺り、深大寺に行ってきました。といってもわが家からはそんなに遠くはありません。せっかくの休みだから、御殿場のアウトレットに行こうか、それともフジテレビのお台場にでも行こうかと家内と息子の３人で盛り上がったのですが、どうせ連休中は行楽地はどこも混んでいるだろうから、それに娘が今頃のシーズンは人混みに入ると興奮してしまい精神不安定になりがちだしなどと急速にトーンダウンし、結局、近場にしようということになったのでした。深大寺の隣には大きな植物園もあって、何故か植物園は神代植物園というのですが、この植物園では５月１３日から７月１日までバラフェスタということでバラにちなんだイベントが目白押しです。それはさておき、行き先を深大寺に決めたもう一つの理由が、わが家の５番目のメンバーおとぼけ君が遊べるドッグランがここにはあるということ。といっても彼は文字通り犬たちが駆け回っているドッグランはちょっと苦手で、その隣の草原というか原っぱというかそこでのんびり遊ぶのが好きなので、そこでわが家のメンバー全員が一緒に遊べるというのがもう一つの理由。天気もいいし、娘の調子も出かける時点ではそんなには悪くはなさそうだし、大きめのピクニックシートを持って、あれやこれや小物も用意し、途中のコンビニで、昼食、おやつ、飲み物も仕入れて、いざ深大寺へ。あれっ、深大寺への道半ばで家内が気づいた。忘れ物というか忘れ犬だ～。なななんと、肝心のおとぼけ君を家に忘れてきてしまった。行き先を深大寺に決めたもう一つの大きな理由が…。おとぼけ君のいない原っぱで昼食をすますと、息子と私は木陰でごろ寝、家内と娘は原っぱを散歩となにか物足りない午後のひととき。実は、わが家は４人のうち３人が障害者なので、といっても息子は高機能発達障害なので手帳はないのですが、私が障害者１級手帳、娘が障害者２級手帳と愛の手帳を持っているので、東京都の施設は障害者本人とその付き添いが無料になるので、家族４人揃うと神代植物園もただで入れるのです。でも今日は結局、観光客が溢れる参道を娘の車椅子でかき分けながら、ソフトクリーム、焼きたてせんべい、おやき、かき氷を食べ歩きし、広大な深大寺、神代植物園の周りをほぼ一周したのでした。結構、アップダウンのある小径は車椅子を押し続けるのは思ったより難儀で、意外や息子のありあまるエネルギーが珍しくわが家族に大きく貢献したのでした。おとぼけ君がいなかったのは残念でしたが、家族４人、５月の陽光のもと、心地よい汗がかけて満足できる１日となりました。家に帰ると、おとぼけ君がいつものとおり玄関に出迎えてくれたと思ったら、忘れ去られたことを根に持ってかふて寝してしまいました。　　

  May 4, 2007

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  アスペ殿には五十六大将も鷹山公も想定外！

  　　　　もう何年同じことを指導してきたのでしょうか。大事なものは使ったらその場ですぐ元のところに返しなさい。明日の用意は必ず今日のうちにやっておきなさいと。とにかく、すぐものがなくなるし、用意に恐ろしいほどの時間がかかります。一昨日、新しいパソコンが届くと一夜にして机の上はごらんのとおり。床にはダンボールやらビニール袋やら散らかり放題です。トイレに行くと、ほうっておくと１時間くらいは出てこないし、風呂だって１時間くらい平気で入っているし、とにかく何をするにしても時間が人の３倍も５倍もかかってしまいます。「やってみせて、言って聞かせて、やらせてみて、ほめてやらねば、人は動かず」これ、人を指導する極意だそうですが、これに則ってやってみてもまったく動く気配さえ見えないウチの息子には山本五十六大将の尊い教えもお手上げということでしょうか。実はこの教えには元があるそうです。それは、米沢藩の藩主、名君中の名君、上杉鷹山の「してみせて、言って聞かせて、させてみる」がベースになっているとのこと。その鷹山の「為せば成る為さねば成らぬ何事も成らぬは人の為さぬなりけり」を心に刻んで、とにかく辛抱強く、してみせて、言って聞かせて、させてみます。そんな親の苦労はどこ吹く風のおとぼけ君。寒がり屋の彼にとって、夏日を思わせるような今日の気候は、庭での日向ぼっこはとても心地よさそうでした。　　

  Apr 30, 2007

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• 片付けられない症候群！

  どうも行動のノロイところは大学生になってもちっとも変わりません。それが広汎性発達障害によるものともなれば当然のことなのかもしれませんが。それと、机の上と鞄の中がぐちゃぐちゃです。だらしなく置かれた机の上の鞄を見ると小学生か、なんて思ってしまいます。それでも大学生になって、まだ机の上に必要なものが積まれているだけましでしょうか。以前は床に置いてあってよくウチのオトボケ犬に大切なものを食われてしまっていました。またこのオトボケ君がなぜか紙が好きで。ティッシュのようなやわらかいものから本の表紙まで精力的に食べてしまいます。高校生になっても必要なプリントが消えてしまうことは日常茶飯事でした。よく先生に助けていただきました。高３のときの生徒手帳は半分ほどかじられ手帳の形をなしていませんでした。部屋まではとても手が回らないので、机の上だけもということで毎日くどく片付けさせているのですが、次から次へと不要な紙の山とともにストレスもたまるばかりです。鞄からは毎日もらってくる資料がくしゃくしゃになって出てきます。それを家でクリアファイルに整理させています。そういえば、大学の入学手続きの時に受験票を提示して必要書類をもらったのですが、周りの入学者の受験票が当然のことながら真っ白でびしっとして綺麗なままだったのに、ウチの息子のだけは、使い古しのしわだらけのアイロンがけが必要と思われるような受験票でとても恥ずかしい思いをしました。 今も数学の課題を解いているようなのですが、やけに大きめの時がレポート用紙の真ん中当たりから右下がりに殴り書きのような字で書かれています。計算は他の計算用紙にやればいいのに、提出用のものについつい続けて書いてしまい、いつもそれを消すときにくしゃくしゃにしてしまいます。これも、小学校以来直りません。そういえば、幼児の頃は、伸び伸びと育てようと、食事は野生児のようにテーブルの上ばかりか周りの床にまで食べ物を散らかしてもそのまま食べさせました。また、クレヨン、ラインマーカー、色鉛筆などなんでも好きなもので絵を描かせていたのですが、最初はちゃんと紙に描いていたものの、そのうちに床、畳はもちろん、息子の身長プラス２０～３０センチくらいの高さまで部屋中の壁、ドアと絵を描くのを家内は止めるどころかそれに加担し、おかげで引っ越すときは冷や汗ものでした。そのせいか、小学校１年生の絵の時間、息子の描いたザリガニの絵は与えられた画用紙をはるかに飛び出してしまいそうになったらしく、実は担任の先生がすごかったのですが、それを注意するのではなく、画用紙をもう１枚急きょ貼り足してとても生き生きした絵を描かせてくれたのでした。その絵は、私には絵心はまったくないのですが、生命力に満ちた力強さを感じさせてくれ、次に引っ越すまで６年間ほどリビングに飾っていました。今、息子が大学生でいられるのは、この小学校１年生の時の担任の先生の力がとても大きいと思います。

  Apr 25, 2007

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• これまたお約束、大回りの旅！

  いつも、４回や５回怒鳴っても叩いても簡単には起きない息子が、今朝は８時にすっと起きてきました。なかなか起きられないのはチックを抑えるために服用しているセレネースのせいもあると思うのですが、今朝の起床の素早さは異常でした。関東（東京近郊）大回りの旅に出かけるのだそうです。新宿駅からスタートして隣の新大久保駅に行くのに普通に山手線で行くと２分程度なのですが、そのルートはとらずに東京近郊の路線を利用してできるだけ遠回りし、ただし同じ駅を２度以上通ってはいけないそうなのですが、これを最低区間料金１３０円で行くというのです。昨夜は、１時過ぎまでパソコンに向かって何やらやっていると思っていたら、路線図と時刻表とにらめっこでその大回り旅の準備をしていたようです。これまで、どんな好きなことをやっていても、まず１２時には寝ていたのに、こんなことは初めてでした。それに、どうやらその旅は予定では８時間程度かかるようなのですが、ひとりでこんな長時間、どこかに出かけるなんてことも彼にとっては初めてのこと。実は、これも最初は１２時間半ほどのほどの行程で予定を組んでいたのですが、家内と相談をして、初めてなのだからまずは練習のつもりで半分程度の行程にしなさいということで短縮させたのでした。でも、どうして突然こんなことをしようと考えたのか。当然、鉄研入部がきっかけになっています。問いただしてみると、関東大回りの旅は、一昨日、鉄研に入部して遅く帰った夜、その帰路で考えたそうなのです。それにしても、決断から実行までヤケに早い。何をやっても、人の３倍も４倍も時間がかかるし、なにより自分一人で決断することなどほとんどなかったのに。こんな素早い彼の言動はこれまでに一度たりとも経験したことがありません。つまり、これまでは、広汎性発達障害には深層までの調査やら、素早い行動などは無理なんだろうなあと思っていたのに、好きなことなら、一歩踏み込んだ調査もできるし、それに迅速にやることもできるということが判明しました。鉄研効果、恐るべしです。でも、やはり対象は鉄道だけに限られるのかしら。先日も書いたのですが、親から見た彼の生活感レベルは中学１年生くらいかと思うのですが、よく考えてみると、普通は中学に上がると急に行動範囲が広がったりするなあと。そうか、彼なりに新しい世界に興味を持ち始めているのかなと考えようと納得したのでした。実は、私自身、その気があるわけではないとは思うのですが、今回の息子の旅にはちょっと惹かれるところがあるのです。家内は、バカじゃないの、そんな疲れることして何が楽しいのかしらと不思議がるばかりなのですが。広がった世界が鉄道というのはあまりに予想通りという気もしますが、まあ、自らの意志で、自ら考え、自ら実行していくというのは鉄道であろうと人間道であろうとそれは希望の持てる方向だというのは間違いないと思っているのですが。そういえば、昨日は、息子のノートパソコンをクレジットカードでエイヤッと買ったことも、本日の関東大回りの旅でかすんでしまってました。ここのところ、大学入学以来の急成長について行くのに親の方がヒイヒイ言っているような状況です。

  Apr 22, 2007

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• 大学サークル、お約束の鉄研入部！

  いやあ、焦りました。今日は午後８時までの会議を終え、ちょっと美味しい魚で一杯やっていたところ、家内からメールで息子が帰ってこないと連絡が入りました。メールをしても電話をしてもなしのつぶてとのこと。息子からは６時頃に夕飯は要らないからとのメールがあったのですが、それっきりで連絡が取れないというのです。私もしばらく、美味しい料理の魅力に勝てず、それに男の子だしと思いつつも、家内からのメールを気にしながらもなかなか席を立てずにいたのですが、１０時になっても連絡が取れないというので、たまらず、店を出て家へと急ぎました。１時間ほどで自宅に着くと、まだ連絡が取れていないとのこと。家内には、大学生の男だし、それに何も連絡がないのは無事な証拠だよといいつつ、そろそろ私自身にも本格的に焦りが出始めた頃、今、駅に向かっているとの息子のメールが家内の携帯に。急いで電話を折り返して様子を聞くと、今日、鉄道研究会に入部した。そしたら、先輩が歓迎会をしてくれて部室でしゃぶしゃぶをご馳走になり、鉄道の話しで盛り上がって今になったと。携帯の電源、どうして切っていたのと聞いたら、夕方、電池がなくなった時に生協で乾電池式の充電器を買ったので、それを今使ってメールしたとのこと（これはこれで、なかなかどうして、結構やるじゃんと思いつつ）。頼むから、突然、黙ったまま入部したり、連絡なしに夕食ご馳走になったり、とにかくそれより１１時まで連絡もせず、携帯の電源切らしたままにしておくのは止めてちょうだいともう切願したい気持ちです。私はアルコールが入っているので、家内が運転して駅まで二人で息子を迎えに行きました。改札からはき出される酔っぱらいのおじさん達の間から息子はとぼけた顔をしながらひょこひょこと出てきました。一言小言を言おうと思っていたのに、彼のそのとぼけながらも楽しそうな顔を見ると思わず、「鉄研たのしかった？」と気持ち悪いくらいにやさしく聞いてしまいました。すると息子はにこっとしながら「目茶苦茶楽しかったよ」と言って、改札前でポツリと一人待っていた私を置き去りにして、先に家内が運転する車に乗り込んで行ってしまいました。深夜の駅前広場を吹く少し強めのしかし暖かめの春らしい風と一緒に、私も彼の後を追って後部座席に乗り込みました。息子の隣の後部座席の心地よさは、どうやら酒の酔いだけのせいではなさそうです。広汎性発達障害お約束の鉄研ですが、とても楽しかったと言う息子の言葉を聞いたら、それ以上何を望むことがあろうかと、とても幸せな気持ちになったのでした。

  Apr 20, 2007

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• 大学生活初めての臭い仲！

  今週は、日ごと寒さがつのります♪。着てはもらえぬセーターは♪さすがに着てはいませんが、春物コートを持っていない私は綿の厚手のステンカラーコートを着て通勤しています。皐月賞当日に撮った１枚は初夏の雰囲気さえ漂っていたのですが、今朝の通勤電車は半袖の新入社員ＯＬから仕舞い遅れた冬物コートのお父さんまで季節感ゼロの様相です。 しかし、大学ってこんなに毎日お金がかかりましたっけ。やれ、教科書代だ、辞書代だ、関数電卓代だ、トレーニングウエア代だ、挙げ句の果てにはノートパソコンが要るんだよといつまで続くのでしょう。こちらは金銭感覚ゼロの様相です。なんだか、息子は意外に伸び伸びと大学に通っているようですが、今週は既に大学での会話がなくなっているようなのです。話しかけられたら、一つ質問を加えて返しなさいと言っているのですが。広汎性発達障害はやはり難しいのでしょうか。新入生の初々しさが残るゴールデンウイーク前くらいまでがチャンスでしょうから。なんと、今、帰宅して息子に話を聞いたら、今日は講義の空き時間に友達とゲームセンターに行ってきたとのこと。昼食も大学入学以来初めて、友達と一緒に食べたそうです。きっかけは、息子が身体検査用の尿検査容器に貼るシールを忘れ、彼は容器自体というか尿を採ってくるのを忘れ、それぞれシールと容器を取りに行ったら二人になったので、息子が我が家で推進している学校で一言運動を思い出し、「名前なんて言うんだっけ」と話しかけたことが始まりのようです。これがホントの臭い仲。文字どおり臭い仲が続いてくれるといいのですが。

  Apr 18, 2007

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• 広汎性発達障害と大学！

  大学入学式から１週間が経たんとするところで、後援会理事会・総会を通じて面識を得た大学学生課の方に広汎性発達障害について相談を持ちかけてみました。その学生課の方は、一応、ひととおり話を聞いてくれたうえで相談室の担当員の方を紹介してくれたのでした。もちろん、先方は二人とも広汎性発達障害については知りませんでした。アスペルガー症候群も高機能自閉症という言葉そのものも聞いたことがないし、わずかにＡＤＨＤは聞いたことがあるという程度でした。当然、発達障害者支援法についてもまったく知りませんでした。しかしながら、二人とも当方の話に興味を示してくれました。実はアインシュタインもエジソンもこの障害があったと言われていること、彼らはもちろん特別中の特別だがおそらく理科系の大学にはこのグループの障害を持つ方が結構いると思われること、それに息子は新入生代表宣誓者の控えに選出されたので多分学力的には問題がないだろうことなど大学側としても興味が沸くような少々品に欠けることまで話したことが二人の関心を引くのに貢献したのかもしれません。そのせいもあってか、支援法の８条２項の条文まで繰り返し尋ねられたりして、今後、相談しながら事例を積み上げて行きましょうとまで言われたのでした。相談室は担当副学長もとても熱心な方なので一緒によくコミュニケーションをとりつつやっていきましょう、学科の先生にも話をしていきましょうとも言ってくれました。そして、この相談室担当者が、来週以降改めて面談してくれることになりました。会ってみてそして話をしてみないと、少々は期待してもいいのか、それともその場しのぎの対応だったのかはわかりませんが、私には結構好意的で期待してもいいような雰囲気に映りました。まあ、入学式から１週間の時点で、学生課と相談室の二人の方に一応の問題提起ができ(障害の内容を理解していただくまでにはもちろん至っておりませんが)、学生課の方は困ったときの当面の連絡窓口になってくださるとのことだし、相談室の担当者には広汎性発達障害そのものの話とその対応を前提とした三者面談の約束を取り付けられたのはまずは成功と言っていいように思います。結果的に、やはり後援会役員の立場を濫用したことになってしまいました。

  Apr 13, 2007

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• 大学入学式！

  先日、息子と大学入学式に出席してきました。暖冬と春目前の寒波に翻弄されたキャンパスの桜はそれでも入学式らしさをなんとか保ってくれていました。息子は事前に新入生代表宣誓者の補欠に選ばれていましたので、そして私は後援会役員に内定していたこともあって、他の新入生が集まる１０分前までに(実際は３０分ほど前に)息子と二人会場受付に到着したのでした。大学事務局から新入生代表宣誓者が欠席した場合にそれを引き受けてくれませんかとの突然の電話を受けた時、息子は不在で家内がいろいろな理由を並べてなんとか断ろうとしたところ、名誉なことなのでなんとか受けてほしいと言われ、それでも固辞すると挙げ句の果てには正代表の方が出席すればそれで済むのでと最後はやや捨て鉢とも思える頼み方に、そういうことならと思わず引き受ける返事をしてしまったそうです。そんなわけで、当日もあまり心の準備もなく会場に到着したのですが、息子は代表宣誓の予行演習があるからとそのまま一人会場内に引き込まれてしまい、私だけそこにポツリと残されてしまいました。突然離れ離れにされてしまったので、息子に万が一、代表宣誓することになった場合の心構えを伝えてから入学式に送り出そうと思っていたのにそれもできず、それから後しばらくは私にとっては入学式どころではない状況が続きました。後でわかったことですが、正代表宣誓者がすぐ現れ、息子は係りの方からお役ごめんと伝えられ、広い講堂内に一人、他の新入生が入場してくるまで３０分以上もじっとしていたそうです。私たち親子の間ではドキドキの入学式も終わってみればまったく春らしい長閑な入学式となりました。それにしても、最近は親御さん方が皆さん出席されるんでしょうか。結構たくさん出席されているのに驚きました。私自身の入学式はテレビに映るかもしれないから出てみようかくらいの感覚で、親はほとんど来てなかったような気がします。丁度、今年、ハンカチ王子が座っていた辺りに座っていました。カメラのライトが右からそして左からと迫ってきたのですがいずれも私の席の手前で消えてしまったことを、欠伸をかみ殺しいた斉藤佑ちゃんのテレビ画像を見ていて、ついこの間のことのように思い出してしまいました。穏やかな入学式の後は後援会の役員会と総会がありました。機会があれば、息子の広汎性発達障害のことを話してみようかとも思ったのですが、子供が学部２年生から５年生？までの親御さんーかつてお嬢さんだった方々の役員の皆さまの恐ろしいまでのエネルギーに、今年の新入生の親である私たちは圧倒され放しで、ひたすら彼女らの演説に聞き入るばかりでした。ただ総会で、ある親御さんが、難聴のお子さんの学校側の対応について話をされると、大学側は障害についてはどのような障害でも精一杯対応するのでどんどん言ってきてほしいと回答していました。もちろん、大学側が確認できる障害の範囲でということでしょうから広汎性発達障害については別問題だと思いますが。この総会でも、私たち後援会役員は大学側と同じサイドの席にいるので、他の父兄の方々を差し置いてなかなか質問ができる状況ではありませんでした。やはり、息子の障害のことは地道に大学事務当局に語りかけるところから始めていくのが逆に近道なのかもしれません。今週中に一度連絡してみようと思います。昨夜、携帯で寝ながら書いて、アップしたつもりになっていたのですが。あれっ、今携帯を見たらまたアップできていません。再再チャレンジです。

  Apr 9, 2007

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  卒業に際し中学・高校担任讃歌！

  　　昨日、中学・高校の息子の恩師のところに、家内と二人でお礼に行ってきました。卒業式の日にはもうここに来ることはないんだよねとこの時も二人で学校までの道を感慨深く歩いたのでした。が、卒業式当日、６年間担任していただいた二人の先生にお礼を直接言おうと思ったのですが、二人の先生を待っているみんなの間に割り込んで話しに行くわけにもいかず、その日時間が取れなかった私たちは後日改めて時間をいただくことにしたのでした。昨日は、既に新学期が始まっていて二人ともとても忙しい時期でしたが、３０分ずつ時間をいただくことができました。懐かしい話が次々に出てきて、話をしているうちに何度も涙を零しそうになりました。とにかく、二人の恩師がいなければ息子はおそらく中学・高校生活を無事に終えることは困難だったでしょうと話しました。高校１年と３年を受け持っていただいた先生からは、授業についても学校生活全般についてもほとんど特別扱いの必要はありませんでしたとのことでした。ほとんど～ないという日本語はこのシチュエーションでは結構あったはずなのです。実際、試験中に周りをきょろきょろ見るとか、歌を歌ってしまうとか、授業中ガタガタとうるさいとか、いろいろと問題が生じたときにはその都度メールをくれて実効的な対策を考えてくださったりしました。中学３年間と高校２年生の１年間の合計４年間を受け持ってくださった先生は、本当に苦労されたのですが、自分が何でもとにかくやってみようという性分なのでいろんなものにチャレンジしてきたのだと言ってくださいました。最初に息子の担任になって障害の事情がわかった時から、３年間自分で面倒を見ようと決心したということをこのとき初めてお聞きしました。家内と二人感極まってしまいました。日常の学級生活の中に何らかの役割を与えそれをフォローしてくれたり、体育祭では何とかできそうなことを仕組んでクラスメートに補助させてくれたり、夏キャンプで山に登れなくなった時に一緒に付き合ってくれたり、あるいはまた別のカヌーに乗る相手が見つからなかった時に一緒に乗ってくれたり、とても忙しい身であるにもかかわらず身体を張って息子と付き合ってくれるなど先生の活躍は数え上げたらきりがありません。また、先生は本来まったく関係がないはずの先生のための広汎性発達障害の勉強会にも自らの休みを割いて出てくださいました。私たちは何か問題が生じれば、学校を辞めさせようとの最後の決意はいつも意識しながら中学生活を送っていたのですが、それが、問題が起きそうなたびにそれを乗り越えるばかりか、それにより手厚いフォローでひとまわりずつ成長させてもらったのでした。何より、中学３年間は、その日の状況、その後の予定などにつきほとんど毎日メールをいただき、本当にきめ細かい暖かい指導を家族まとめて受けたのでした。先生は、クラスメートに恵まれましたと言われました。でも、そのクラスメートを暖かい集団に創り上げたのは先生その人に他ならないのです。そして、先生は、その３年間にその後の高校時代も併せた６年間で、実は私自身も２０年に及ぶ教師生活の中で最も成長させてもらったのだと言われました。最も印象に残る教師生活でしたと言われました。私と家内は涙をこらえるのが精一杯でした。春の陽射しの中で、その最後の場面のことを二人で話しながら、今度こそこの通学路を通るのは最後かもねとこらえた涙を少し零しながら帰途につきました。

  Apr 8, 2007

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  ハッピーバースデー・エイプリルフール！

  息子が２泊３日のスキーツアーから無事帰還いたしました。１日目は雪、メインとなる２日目は雨、午前中だけ滑る今日だけは青空がのぞいたそうです。出かけるときに心配した熱は３日間ともとくに上がらず、その代わりに喉の痛みと咳が出たらしく、そのためとくに昨日は１日ほとんど声が出なかったそうです。でも、発達障害（PDD）の息子にもそれなりの役割を与えてくれて、３日間、本当に楽しい充実したツアーだったようです。よほど楽しかったのでしょう。今夕帰宅した後も、ほとんど森進一がさらに風邪をひいて喉を潰したような声で、オランウータンが頷くような音が部屋に重苦しく響いていました。はっきり言って怖かったです。今日は家内が息子の誕生日にと朝からケーキを作りました。スポンジケーキを２つ焼き、イチゴをスライスしたものを２つの間にたっぷりと生クリームで重ねました。中にイチゴを使い過ぎたせいでケーキの上に飾る分が８個しかなくなってしまい、超豪華版になるはずだったバースデーケーキが意に反してやけに質素、というか一言でいうと貧弱なものとなってしまいました。みんなで夕食後に食べたら味も見た目に負けず劣らず質素すぎて珍しく家内が落ち込んでいじけてしまいました。そのいじけ方に、結構いい味が出て、息子の誕生パーティーとしてはまずは上手く収まったというところでしょうか。ところで、息子がスキーツアーに出かけている間にもやはり事件は起こっていました。一昨日、息子の大学から電話があり、入学式での新入生宣誓の控えの依頼がありました。控えというところがなんとも息子らしく、一応、私も早速学友会役員を受諾して入学式には出席を依頼されていることもあり、これを受けることといたしました。実は、受けたところで正宣誓者？が何もなければ出席してくれるはずので、何ら変わるところはないのですが。　　　　　　今日は息子が帰ってくる前に、夕方、娘の車椅子を押しながら１時間ほどかけて花見に行って来ました。満開の桜の下を時折舞う花吹雪に片手をかざしながら、日本人に生まれて本当に良かったと実感してきました。今、就寝前にそのことに感謝しつつ携帯電話にて更新。そして、散歩の途中撮った写真を４枚、追加しました。

  Apr 1, 2007

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• 未履修修了～卒業～銀世界へ！？

  今日は靖国神社の標準木の桜が８割以上開花したということで、東京では満開宣言が出ました。街に出ると汗ばむほどですっかり春本番です。息子は、先日、めでたく中学・高校と６年間通った高校を卒業しました。娘を家内の両親に預けて二人で卒業式に出てきました。６年間お世話になった２人の先生に直接会ってお礼をと待っていたのですが、２人の先生ともクラス懇談会が長引いたのと、私自身、年度末で会社を休むわけにはいかなかったので家内と二人で帰ることにしました。電車の乗り継ぎやらでもたもたしていると途中、息子から連絡があり、ホームルームが終了したとのことだったので、せっかくだからと待ち合わせて昼食を採ることにしました。３人で外食するのも久し振りでしたので、結局、帰社時間を１時間半もオーバーして会社にたどり着きました。２人の先生方には、後ほど改めて時間を取っていただき、お礼に伺うことにしました。高校生活の最後は未履修講習になりましたが、息子にとってはとても充実した未履修生活となりました。美術や工作の類は、これまで時間内には一度も提出できませんでしたが、というより、提出作品はほとんど家内と私の作となるものでしたが、この未履修期間中は油絵といい、彫刻といい、それに課題の新聞づくりまで私たちは一切タッチせず、一人ですべて期限内に提出できました。しかも、今までと違って、何より本人がとても楽しそうでした。学校の未履修対応によって卒業後の中だるみも回避することができ、わが家にとってはいろんな意味でとてもありがたいものになりました。息子は、明日から障害者の旅行などを企画・運営するNPO主催の２泊３日のスキーツアーに出かけます。このNPOはとくに高機能発達障害者を集めているわけではないのですが、というよりむしろ身障者が中心なのですが、息子はとても居心地がいいみたいなのです。随分前から、このNPOの会長や担当者と、大学に合格したらスキーツアーに参加すると約束していました。とにかく不器用な息子が、中学・高校で授業の一環として５年間毎年スキー合宿に参加し、何故か自分でやるスポーツとしてはスキーにだけは興味を持ち、自分から続けたいと言うので、前回このNPOのスキーツアーに参加した時に、板と靴を持っていくのは難しいということでスキーウエアと小物関係一式を揃えました。この春は、未履修講習受講、スキーツアー参加、大学入学準備、入学式と息子にとっては完璧なスケジュールだったのですが、やはりそうはすんなりはいきません。今夕から、息子は熱を出し始め３７度５分を超えたところで、午後８時に就寝したようです。家内は、返ってこないツアー代の７万円の心配をしています。息子は意地でも出かけると言っています。果たして、明朝、無事出発できるでしょうか。

  Mar 29, 2007

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• 高校生活３年間総括！

  息子の大学の学園活動後援会の役員を引き受けることにしました。大学サイドは、おそらく、広汎性発達障害（ＰＤＤ）については認識はないのだろうと思います。この役員をやることにどういうメリットがあるのかはまったくわかりませんが、わが家に対するデメリットの方は時間を取られるということくらいだと思いました。他の視点からデメリットを付け加えるとすれば、私自身が週３回の透析治療を受けている障害者であること、家内が重い障害を持つ娘に相当な時間を取られることなどにより後援会活動が不十分なものになり、それによって他の新入生・親御さん方に不利益が生ずる可能性があるということが挙げられはしますが。ただ、これらのことがあったにしても、役員をやることによって大学サイドと少しでも緊密になることで、何もしないよりはわずかでも何かができる可能性が高まるわけで、それによって得られた何かを大学サイドに伝えることができたら、例え問題意識を持ってもらうだけでも結果的に他の新入生や親御さん方にとっても無駄にはならないのではないかと思いました。さて、いよいよ息子の高校の卒業式が迫ってきましたので、久し振りにほどよく酔ったところで、高校生活３年間のトピックをざっと思いついた順に書き留めておきたいと思います。【高１】・高校という新しい環境も中高一貫校のため中学の延長ということでクラスへの参加はスムー　ズ。・中学の成績をもとに能力別クラス分けが実施され、最難関クラスに。・試験前の勉強には平日夜、休日は基本的に親がつく。・中学以来、Ｚ会の添削６年間継続、学校の講習活用、塾には行かず。・中１以来３年間同じ担任だったのが初めて違う担任に、但し前担任から綿密な引き継ぎ。・食べ物の好き嫌い急速に解消し始める。・亀有派出所両さんにハマる。【高２】・中学３年間受け持ってもらった担任に戻る。・学校生活は比較的順調。・自分の部屋で一人で寝るようになる。・赤川次郎にハマる。【高３】・受験にむけて能力別クラス分け実施、理系最難関クラスに、担任は高１時の担任に戻る。　つまり、中学、高校の６年間を２人の担任。　１人は英語の担任、親分肌ながら暖かいフォロー。１人は数学の担任、アスペ的傾向感じら　れる、きめ細かいフォロー。息子にはベストマッチか。・試験中、周りが気になりキョロキョロしてしまう動き出る。　試験終了と同時に突っ伏して寝るように指示しこれを回避。・好き嫌いはほとんどなくなるが生姜が苦手、食感からは餅、トウモロコシが苦手、汁物がう　まく吸えない。・片づけられないところは相変わらずだが大事なものをなくすことは急減。・食べ方の汚いのは治らない、唇、舌の使い方が不器用。・つま先立ち歩き治らず。・内面の感情が表情に出てしまう、ポーカーフェイスできず。・感覚のコントロールが完全ではないためか複数の動作の連携が相変わらずぎこちない。・クラシック音楽が一層好きに。・夏休み以降、集中力途切れること増え成績下降。・Ｚ会通信添削、高３になると提出激減。ちょっと乱暴ですが、高校生活で気づいたこと。

  Mar 25, 2007

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• 冬来たりなば春遠からじ！

  春を目前にして、冬が戻ってきたようです。靖国神社の標準木の桜はいくつかの蕾が開花したようですが、開花宣言できる数までには達しなかったようです。観測史上初の雪のない冬が先週、なんとか回避されたと思ったら、すっかり街は冬モードです。通勤電車でも厚手のコートにマフラーに手袋という真冬の通勤スタイルが戻ってきています。息子の学校では未履修問題の対応で、連日、休み返上で補習授業が続けられている真っ最中です。昨日の日曜日も明後日の春分の日も朝から夕方まで授業が続きます。従って、卒業式もこれらの補習がすべて終了する３月の末近くになります。冷静に考えてみると、未履修になった分は他の授業に振り返られて既に実施されているわけなので、現在の補習授業は余分に授業をしてもらっているということで何だか親としてはちょっと得したような気分でもあります。美術や家庭科など、受験も終えたこの時期の方がなんだか身が入るようで、楽しみながら学校に通っているようにも見えます。もちろん、卒業式後から入学式までのこの時期は本来なら子供たちにとっては一番楽しい時期であり、迷惑この上ないことなのでしょうが。家内と私はといえば、家庭の中で息子の社会との接点を意識した訓練を少しずつ増やしたりしています。先日、家庭科で学んできた成果を発揮してもらって、息子に夕食を作らせました。時間は家内が作る３～４倍くらいたっぷりかけて、見た目には親子丼らしい立派な親子丼が出来上がったそうです。カップめん以外、自分で食事を作ったことがなかったにしては上出来だったとことでした。家内にその味についてこっそり聞いてみると、鶏肉が少々水っぽかったとのことです。残念ながら私は治療のために、その身体によさそうな親子丼にはありつけなかったのですが。私は息子の大学の関係者に広汎性発達障害への対応について話を聞きました。カウンセラーの心理療法士が非常勤らしく全面的に頼ってしまうわけには行かないだろうこと、一方で各学科ごとに学科の学生の面倒を見る先生が４月中を目処に決定されるだろうこと、その担当に当たることになる先生と話ができるように準備を進めておくことなどを確認しました。ただし、広汎性発達障害についてはおそらくまったく知識がないだろうから、さまざまな視点から繰り返し具体的に話をしていく必要があるだろうとのことでした。大学の対応については、まだまだ不確定の要素が多く、むしろ大学生活がスタートしてから、地道に少しずつでも大学の事務局や関係者と話をしていくのが得策だろうとのことでした。春はいつかはやってくるでしょうか。

  Mar 19, 2007

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• 国立大進学！

  国立大前期日程試験、合格でした。昨日、家族で話し合い、この国立大への進学を決めました。ということで、３月１２日の後期日程の受験は取り止め、これにて息子の大学受験は終了いたしました。親としては場所も環境も大学の規模もそして財布もなかなか気に入っています。まずは、行くところが決まったということで一安心、といいたいところですが、実は、これから登る高くて険しい山の登山口にやっと辿り着いたところかというのが本音のところです。早速、息子が進学することに決めた大学に電話しました。広汎性発達障害（PDD)、アスペルガー症候群、高機能自閉症については、電話に出られた方はまったく知りませんでした。ADHDは少なくとも言葉は知っているように感じました。ということで、２年前の４月から施行されている発達障害者支援法第８条の２については知る由もなく、今後粘り強い働きかけが必要になるなあと、予想通りとはいえ少し気が重くなりました。この大学には、皆様から教えていただいた一定の人数の学生を大学の教員が履修状況、学生生活などをフォローするという担任制に近いような制度もないようで、科の学生全体をまとめて履修状況をウオッチして場合によっては個別にアドバイスするという方法を採っているとのことでした。障害の件については、教員側に説明しても担任制を採っているわけではないので対応は難しいのではないかとのことでした。ただ、４名の専門のカウンセラーを置いているのでそちらで相談していただいて、場合によっては個別に常時相談に乗っていただくといことが可能かもしれないとのことでした。おそらく、この専門のカウンセラーというのは理学療法士のような方々だと思います。高機能PDDのイロハからまた始めなければならないのでしょうね。ということで、後日改めて、事前に連絡を入れてカウンセラーの方に時間をいただき、話を聴いてもらうということにしました。さあ、頑張りますか。これまでに中学時代までの経緯はまとめてあったのですが、その後のことについてはまとめてなかったので、また後日、高校時代の様子の概略をまとめることにします。写真は家族とともにホッとして和んでいたのに突然起こされて驚く私の膝の上のおとぼけ君。

  Mar 9, 2007

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• 私大受験総括！

  国公立２次試験は前期が発表待ち、後期試験まではまだしばらくとやや中だるみの時期ですが、私立大は発表まで一通り終わりましたので簡単にその総括をしておきたいと思います。といっても現時点では実は何も確定してはいないのですが。受験大学の選定基準は通学時間１時間以内がベース。それに、発達障害の方々が在学している確率の高そうな、もしくはその対応が他に比べて熱心そうなそんな雰囲気の感じられるところを選びました。もちろん独断と偏見とでです。私大は立教大理、上智大理工、東京理科大理、中央大理工、早稲田大基幹理工、早稲田大教育を受験しました。うち、３つが合格、２つが補欠、１つが不合格。上記の中では早稲田大教育だけはちょっと異質ですが先生の奨めもありましたので年が明けてから急遽受験することにしたのですがこれが不合格でした。１年前に東京工大理１を第１志望として受験勉強をスタートしたのですが、夏休みをうまく活用できなかったこともあり、伸び悩んでいた成績がさらに秋以降は下降し始めちょうどこの頃、受験した東工大のＡＯ入試は不合格でした。これを踏まえ、年末までに私大も含めて受験校をすべて決定しました。年が変わってからも決定した志望校を目指して頑張ろうと励ましてきたのですが、結局、センター試験の結果を見てギリギリまで迷った挙げ句、私大の志望校はそのままにしたのですが、国公立は現在の２校に変更しました。私立の試験がひととおり終わった時点では、息子は早稲田理工かこれら国公立のどれかに行けたらいいなあと言っていたのですが、早稲田理工の補欠発表があって以降、補欠合格がこないかなあと急に早稲田に関心を持ち始めたのでした。その理由を聞くと、当初はハンカチ王子こと斉藤佑樹投手と同級生になれたらなあなんてふざけたことを言っていたのですが、どうやら早稲田にクラシック音楽同好会というサークルがあるのを見つけたからというのが本当の理由のようです。いずれにしてもとても彼らしい理由だと思います。ということで、志望度合いは３校ほぼ差のない第１志望～第３志望だったのが、現時点では、息子としては補欠合格まちの早稲田理工が第１志望、これから結果が出てくる国公立が第２、第３志望、一方、親としては現在結果待ちの国立が第１志望という厄介な状態になっています。とはいっても、他の私立大学の１次手続締切日という事情があります。すでに受験を終え発表待ちの国公立は本人の弁によると「自信ありだけど、もしもの時のために手続きをお願いします」と相変わらず傲慢だけど殊勝なところもみせており、それに免じて先日、私大１校の１次手続きを済ませました。実は、今発表を待っている大学にはこれまで何度か息子と一緒に遊びに行っているのですが、そこにはそれらしき雰囲気を持った方々が結構いらっしゃいましたし、それに障害者対応にも力を入れているようで、発達障害の相談にも乗っていただけそうな空気も感じているのです。なんとか合格してほしいです。息子が私の後輩になるのも悪くないとは思ってはいるのですが、やはり現時点ではこの大学に行ってくれたらなあと親としては強く願っているところです。いずれにしても、広汎性発達障害のほかにADHDも併せ持っているとなると大学生活は簡単ではないだろうし、だからこそ少しでも目が届きやすい大学のほうが適しているのでは、などと何も決まっていないところでいろいろと考えを巡らせています。親バカであります。

  Mar 5, 2007

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• 暴言！

  今日は国立大学２次試験日、この冬一番の寒さとなりました。やっと受験シーズンらしい気候になったような気がします。息子が受験している時間を利用して、息子の進路について家内と二人で話をしました。残っている私大の発表は２６日、２７日の２つ。入学手続き待ちの私大は、第１次締切日２６日が１校と２７日が１校とそれに３月２日が１校。息子の私大の志望順位は２６日発表分、２７日発表分、２６日締め切り分の順。ということで、２６日発表分が合格であれば何の問題も生じないのですが。問題は２６日の結果が思わしくなかったとき。一応、２６日手続きを実行するつもりですべての書類を用意したので準備は終えてはいるのですが。ふと、家内が悪魔の声で囁きました。どうせ、今日受験した国立大に行くことになるのだから、滑り止めを入学手続料が格段に安くてお得な３月２日のにしておけば、入学手続料が相当節約できるわよと。しかも、２７日発表分まで確認できるし。それだけならまだしも、あのさあ、それ払い込んだことにして息子に黙っておけば入学手続料まるまる節約できるんじゃない。２６日発表のが不合格だったら今日受験している国立大に決めたらいいんじゃない。今日、息子が帰ってきたら聞いてみて大きな失敗がないということであればそうしようよ。なんて息子が今一生懸命試験に取り組んでいるというのにやけに気楽に恐ろしいことをのたまうではありませんか。スーパーのバーゲンじゃないんだからと妻の暴言に反論はしてみたものの、結局、私も、そうか、息子が帰ってきたら説得してみようということに。囁きには弱い。そして、息子帰宅。どうだった今日の試験と聞くと、合格だと思うよとの返事。そこで、妻の悪魔の囁きを再現。すると今日の試験には相当自信がるのか、あっさり入学手続料金節約コースの件は快諾。しかしながら、悪魔の囁き第２弾の滑り止め用入学手続料を払い込まない案はさすがに拒否。よかった、息子も人の子だった。

  Feb 25, 2007

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• 限りないもの それは欲望！

  今日も１校合格の知らせがありました。マルローの欲求じゃないのですが、人は欲深い生き物ですねえ。２月１５日まではどこか１校でも合格できればそれで十分だと思っていたのに、いつの間にかあそこよりはこちらの方がレベルが高いからとか、キャンパスが広くて綺麗だからとか、通学が圧倒的に楽だからとか、ところで高機能障害者への対応はどうなんだろうかとか次々に要求レベルが上がってきます。本当に欲望というのは限りがありません。本日までのところ、確かに恐ろしいほどに順調です。　　２月１５日、センター利用私立Ａ大合格　　２月１７日、私立Ａ大合格　　２月２０日、私立Ｂ大補欠　　２月２１日、私立Ｃ大合格　　２月２３日、私立Ｄ大合格　　２月２６日、私立Ｅ大ａ学部発表　　２月２７日、私立Ｅ大ｂ学部発表までが私立大の合格発表スケジュール。国公立Ｆ大前期日程が２月２５日試験、３月７日発表、国公立Ｇ大後期日程が３月１２日試験、３月２１日発表。本人の第１志望は現段階では、私立Ｅ大ａ学部、第２志望、第３志望は差がなくて国公立Ｆ大とＧ大。家内の希望順位は第１志望から第３志望まで差がなくてＦ大、Ｇ大、Ｅ大ａ学部の順。私も強いて言うならＧ大、Ｆ大、Ｅ大ａ学部の順。難易度は、Ｅ大ａ学部＞Ｅ大ｂ学部＞Ａ大～Ｄ大＞Ｇ大＞Ｆ大。家族３人とも志望順位の高い大学はいずれも、Ｅ大ａ学部、Ｆ大、Ｇ大。結局、ふと気がつくと、まだ発表されていない私立１校とまだ受験さえしていない国公立２校のどれにするかで親子３人で侃侃諤諤やっていたことになります。なんともめでたい一家です。いまさらですが、私たちはアホ家族でした。これでは、まだ我が家の受験は終わっていないどころか、始まっていないといってもいい状態。しかも当の本人の息子はＥ大ａ学部受験終了以降、腑抜け状態。こんな状態で話し合いをしても話が進展するはずがありません。最後は、しかもまったく様相のつかめない各大学の高機能自閉症への対応状況が大学選択の結構大きなポイントとなることは家内も私と一致。合格発表を前に対応状況を聞きに行くのもなんだか変なので、合格したら速やかに上記第１～３志望の各大学へ私がヒアリングに行くこととして本日の家族会議はやっと終了いたしました。いずれにしても、高機能自閉症にとっての大学生活は、これまでにもまして相当な困難が待ち受けているわけで、最初の大学当局への申し入れからして試行錯誤ということになります。果たしてどんな展開になりますやら。

  Feb 23, 2007

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• もう一つの感動！

  久しぶりに娘を養護学校まで送りました。昨日、一昨日と娘の学校の文化祭。一昨日、そのまま朝から昼まで劇を観ました。身体が不自由だったり言葉が不明瞭だったりなにより言葉の意味さえまったくわからないと思われる子供たちが一緒になって演じる劇に感動しました。子供たちを子供たちがまったく自然に補助しているのです。その助け方がいかにも純真で暖かく心が洗われる想いでした。それに、それぞれの役柄を演じる子供たち一人ひとりの親御さんのここまでの苦労がわかりすぎてしまって、何気ない一場面にも何度も涙をこらえきれなくなりました。アスペルガー症候群も大変だけど、この子達の親もまた大変なのだなあと改めて実感しました。自分も当の娘の親なのではありますが。娘の通う養護学校の校庭にも鮮やかな紅白色を引き連れて春が忍び寄ってきていました。そんな感動の余韻の中、息子からのメールが届きました。「合格でしたーＶ」一昨日は、息子が２月９日に最初に受験した私大の一般入試の発表日でした。試験当日のメール、「無事にfinishしました～。理科はちょっとできなかったけど数学と英語でカバー出来てると思う」は現実のものとなったのでした。

  Feb 19, 2007

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• 強運合格！

  センター試験利用受験校、合格していました。確かに英数理は９割を上回っていたのですが、国語が３割に満たなかったので息子ともども端からあきらめていました。しかも、センター試験利用での募集人員約５名と募集要項には記されてありましたので、もちろん実際はこの何倍も合格者を出しているわけではありましょうが。驚きました。今年とくに受験者が急減したとか何か特別な理由があったのでしょうか。皆さまからいただいた心強い応援が合格ラインにまで押し上げてくれたようにも思えます。やはり、天性というか天然のツキを息子は受け継いでいるような気がします。 ということで、昨日合格発表以降、本人は相当リラックスしていました。明らかにし過ぎていました。今日から私立大１校、国公立大２校と第１志望～第３志望までの受験が残っているのにです。昨晩、気を引き締めるようにとの意味も込めて、私の大学時代の友人の話をしました。彼は２浪した後、背水の陣で１０校ほどを受験しました。その結果、本人が好きで好きでたまらなかった第１志望校１校だけ合格して他はすべて落ちてしまったのです。もちろん、その第１志望校は彼が受験した大学の中で偏差値も最も高い大学でした。強い想いはことを成し遂げるのだと、時に不可能を可能にさえするのだと話しました。これ、実は私の高校時代の友人が自らの著書等にサインを求められたときに書く、「心想事成」のパクリなんですが。 わかったのかわからないのか、明日のために早く寝ようとそそくさと寝る準備をしてベッドに入ってしまいました。本人はあくまでも自然流です。 さて、これで一応、息子は大学生になることは決まりました。高機能自閉症（アスペルガー症候群）であることを大学に対してどう伝えていくか、これからが私の仕事になります。これは最終的に入学する大学が決まってから考えることにいたしましょう。 今朝も息子は普段と変わらぬだらだらとした目覚めでなかなか起きてきませんでした。朝食を食べてからやっといくらか気力が出た様子でした。一緒に満員電車に揺られながら大学のそばまで送りました。結局、車中はぎゅうぎゅう詰めでほとんど口もきけませんでした。別れ際にお互い親指を立てて健闘と幸運を祈りました。大学の門に吸い込まれていく後姿はそれなりに気合は入っている、ようには見えました。

  Feb 16, 2007

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• 運！

  まずは一世一代の名言の続きから。バブル崩壊後、同業の多くが経営に行き詰まりました。同クラスの同業各社ではほとんど我が社を除いて銀行やその他の系列に取り込まれました。そして、その銀行でさえ経営不振に陥り、国民の税金が投入され支えられたのでした。そこを単騎独行で切り抜けた会長は、僕は運だけは物凄く強いといつも言ってきました。司馬遼太郎は坂の上の雲で、東郷は運のいい男でございますと東郷平八郎司令長官抜擢の理由を山本権兵衛に語らせています。東郷は閑職にあった間、国際法を学ぶなど人知れぬ努力をした人だといわれています。会社は自分の子供みたいな存在だという会長は、いつも会社のことを考えていました。汗と時には血の涙を流しながら様々な決断を迅速にそして的確に実行に移してきました。あの時代に各社が傾れ込んだ土地取得に走らなかった。そして同業がこぞってやった利益を保証するかのような安易な顧客獲得を強く戒めた。自分の子供である会社の命を守らなければとの強い思いで、誰よりも真剣に考え、本気でことに当たってきました。そんじょそこらの経営者と明らかに真剣味が違ったのだと思います。モノが違った。誰かが言っていました。勝ち戦は兵による、負け戦は将によると。ほとんど同クラスの同業各社が負けていく中で我が社が負けなかったのはまさしく将によります。そんな会長の下で楽しく話が聴ける私は、実はとても運がいいかも。息子にもそれだけは受け継いでほしい。本日、２校目の受験に出陣いたしました。嫌がる彼に天気がいいので駅まで同行しました。電車の中では一言も言葉を交わさず、改札をにやりとさりげなく親指を立てて出て行きました。これまで発達がやけにゆっくりだった彼がここ数ヶ月で急に大人になったような気がしました。ああ、それにしてもやけにいい天気です。帰宅途中、春らしさをパチリと１枚。

  Feb 12, 2007

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• 会社人生活一世一代の名言！

  「奥さんの具合はどうだ？」直ぐ来るようにと呼ばれて会長室に入るや会長はそう切り出したのでした。私はこの会長と話をする時、つらいこと、とくに社内の人間には言い難いことも含めて自分の気持ちをすべて正直に話してしまいます。「娘の養護学校の担任との仲が空回りして、昨年末にメニエールが再発しましたが、今はいくらかいいようです」と答えました。すると、「君のところは奥さんで持っているからな、気をつけてあげないと」といつもの会長節。「君の体調はいくらかいいようだねえ」と会長が続ける。「体調はそこそこなんですが最近は透析中の痛みがひどくて。そのせいか、肩こりもひどくなってます。ということで、仕事の方はそこそこです」と応酬。「痛みはつらいよねえ。僕はマッサージが物凄く上手いんだ。それに、催眠術も名手だけどこちらはずっと封印しているからなあ」などと思わせぶりな言い方。そんなことを言われて、では肩でも揉んでなんてことを言ったら完全にＯＢ。それこそ、まさしく肩たたきだよと言われかねない。そうしなかったことの余韻を楽しむ。そして、「息子さんはどうだ」と聞かれたので、「今日から私立大学の受験がスタートしています」と答えると、「そう、そんな大学受験ができるくらいに成長したんだ。結果わかったら教えて」と言われたのでした。井戸端会議のような穏やかな時です。その後はいつもの人生談義というか講話を聴いているような楽しい時間。私はこの会長の講話を独占できることにとても幸せを感じています。慈悲の心というのか、穏やかな空気に包み込まれるような安らぎというのかいつも大きな安心感が得られるのです。そう、これはもう宗教なのです。経営者として偉大であるばかりでなく、広い趣味を持ち、それがいちいち深く、人間としてとてつもなく大きい、今までに会った中で最高の人どと思います。その会長にご縁をいただいたことが、そしてその会長と今も話が出来ることがありがたい。１０数年ほど前のこと、その頃わが社の新しい社屋は四季折々の花に彩られた公園に面して建ち、１１階の社長室はこの公園が一望できる素晴らしい眺めを有していました。そこに、この会長つまり当時の社長に呼ばれました。「私の政策秘書になる気はないか」突然のしかも会社人としては極めて重大な局面だったのに、すんなりと言葉が出ました。「ありがとうございます。社長のこともこの会社のことも私は本当に大好きです。ですが、それよりほんの少しだけ妻のことと家族のことが好きなんです。すみません」ほんの一瞬間があって、にやりと、「そうか、わかった」と社長は一言だけ。社長は私の息子と娘の障害のことをもちろん知っていました。今でも、このときの一言は私の会社人生の中でも一世一代の名言だと自負しています。思えばこの時から、社長つまり今の会長は私の教祖様になったのでした。 今日、最初の私立大受験をした息子からの第一報が、夕方、私の携帯に届きました。「無事にfinishしました～。理科はちょっとできなかったけど数学と英語でカバー出来てると思う」天然のポジティブさは親譲りのようです。

  Feb 9, 2007

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• 大ボケ小ボケ！

  １週間ぶりですが、毎日ドタバタしています。息子のことをいつもボケているんだから、計画を立てられないんだからと言いながら、どうやらその注意力欠損症は私の遺伝子そのもののようです。私立大の試験が来週末から始まるというのに、その最初の受験大学の赤本（過去問と傾向と対策）がなかったのです。赤本は息子が買ったり私が買ったりで、受験する大学の分は当然揃っているものと思って、あと１週間後に迫った最初の受験大学の分は少しでも見ておきなよと言ったら、そういえばそれないなあと。ということで、昨晩、仕事を少々早めに切り上げ、歩いても１５分強のところをわざわざタクシーを拾って八重洲ブックセンターに直行。ビル１棟がすべて本屋なので、ここにはあるだろうと参考書売り場の６階へ急ぐ。なんだか様子がおかしい、赤い色の占める本棚が少ない。八重洲ブックセンターらしからぬ状況。本棚の側につるされたノートを見ると、求める大学の赤本は無残にも在庫なし。嫌味ったらしく既に購入済みのものはしっかり揃っている。よく考えてみたら、あと１週間後には古新聞と同様の状態になる本は取り寄せはしないか。がっくりと外に出ると、久し振りの冬らしい外気が身に凍みる。八重洲ブックセンター前から見た東京駅も周りに建築中のビルが寒々しく、追い討ちをかける。せめて写真だけは、建築中のビルが写り込まないようにと東京駅と丸の内側のビルをパチリ。午後８時半過ぎだというのに結構灯りが点いている。日本のサラリーマンの皆さま、ご苦労さまです。いよいよ国立大の出願の締め切りが迫ってきているのに、息子と受験校の最終確認をしていたら、志望大学の各科目の配点すら知らないことが判明。息子のことを叱りながら、さて国立大志望校の最終決定はどうするのか、今日願書出さないと確か来週初の消印有効だから間に合わないよと誰にともなく言うと、家内がえっ、それ必着だよ。おそるおそる志望大学の募集要項を見ると、前期日程の大学も後期日程の大学も来週火曜日必着。市の中央郵便局は午前中は開いてるからと、息子に急いで最終決定させ（やけにあっさり）、願書を書かせていると（当然今日まで何にも書いてなかった）、なんと、受験料の振込みが窓口でしか出来ないではありませんか。郵便局で確認すると、土日は振込業務は取り扱いなしとのこと。結局、月曜日、会社に着いたら朝一で１校は銀行で振込み、もう１校は郵便局で振込み、そのまま郵便局から出してもらうことにしました。いつものんびりの家内が、私は大事なことをギリギリでやるの嫌なんだから、あんたたち二人はいつもギリギリチャンピオンなんだから、もう。赤本の件については、いわば息子と私の共犯。しかし、この件については明らかに私のミス。二人合わせて大ボケ、小ボケです。それにしても、月曜日必着じゃなくてよかった。こんなのばっかり。

  Feb 3, 2007

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• 思い込みというより天然ボケ！

  センター試験の結果を基に、三者面談がありました。先生もあまりの国語のひどさを見てか、センター利用の私立大でも国語のウエイトが低かったり、英数理３科目だけで受験できるところもあったのですが申し訳なかったです、とまずは謝られてしまいました。でも、まあそれはそれとして、これからの対策をということで話をしました。第一志望の前期日程の国立大は、２次試験は国語がないので英数理で頑張る、とはいってもセンター試験の国語の点数がかなり響くということでかなり難しいですよとのこと。本人に聞くと、チャレンジすると。そのかわり、後期日程の国立大は、３割に満たない国語を入れたセンター試験だけでの判定でも合格圏で、さらに２次試験は彼としては得意な英数だけのところを選択して確実性をあげることに。そして次に、私立大について相談に移った時に、先生も唖然とするわれら親子の思い込みというか天然ボケが発覚しました。なんと、息子は私立の第一志望の試験日を間違えていたのでした。そして、私もそれに気づかず、息子と真剣に受験日程調整をしていたのでした。息子は自分が作成した受験スケジュール表に受験するすべての大学の受験日や合格発表日を記入し、それを基に二人で対策を立てていたのですが、昨日までに明らかになった受験日の記入忘れ１校に加え、今日になって受験日を間違えていたものがあったとは。それも、第一志望でです。普通、第一志望の試験日を間違えますか。願書出すときに確認しなかった私には彼のことをとやかく言う資格はないのですが。実際、この日程により受験校を変更したものがあったのですから。親子揃って注意力欠損症です。先生もポカンとして、この親子は一体何を考えているんだというような表情でした。まあ、それでもなんとか、受験校をすべて確定して学校をあとにしたのでした。息子が帰宅して、そのことを家内に言うと、家内は、「それわかったのが試験当日じゃなくて良かったねえ」写真は昨日に引き続き、天然ボケ親子に優るとも劣らない、娘の薬をもらいに行った薬局の前で退屈そうに私を待つ今朝のおとぼけ君。

  Jan 27, 2007

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• 思い込み！

  やはり、私にも自閉的なところが間違いなくあります。今回の受験に関して、二重の思い込みです。まずは、出願。センター試験と一般入試、併願するときは同時に申し込むものだとばかり思っていたこと。センター試験の結果を見てから私立の一般入試の申し込みをすればよかったのですねえ。今回の息子の試験結果からだと結果的には同じことにはなったのですが。それはまあいいとして、もう一つの思い込みが問題。センター試験利用入試の配点がどこの大学も同じだと思い込んでしまったこと。各予備校のホームページで息子の結果を再確認していて愕然としました。なんとセンター試験だけで合否判定される私大理学部の中で、明治大理学部は国語の配点が英数理の各半分、立教大理学部物理学科と化学科にいたっては国語抜きの英数理のみで合否判定するではありませんか。念のため、河合塾と代ゼミの両予備校の判定を見ると、それぞれ明治大は合格濃厚、安全合格圏、立教大も同様というかその中でもずっと上位に位置するではありませんか。ここら辺りでとりあえず合格を確保しておいて、国立大前後期合わせて２校とあと私大の３校ほどに出願すれば受験料も半分近くは節約できたし、気分的にも相当楽に受験できたのですがねえ。 もっとも、明治大は最初から見過ごしていたし、学科も数学科中心にしか見ていなかったのだから立教大の物理・化学科は気がつかなかったとは思うのですが。それでも配点をよく確認していたらなんて考えてしまうだらしないオヤジでした。この事実を知ってしまって黙っているというのもなんだかちょっと申し訳なくすっきりしないので、今日さり気なく息子にその旨ささやいてみました。すると、ああそう、残念だったね。おいおい、まったくショック受けてないんだ。まずはその泰然とした態度に脱帽です。試しに図に乗って家内にも話してみると、しょうがないよ、行く気のないところ受けても。親子揃ってのこの素直さはどうでしょう。我が家の受験対策担当の私としては、家内と息子から相当責められるかなあと思ってドキドキしていたのですが、ここまであっけらかんとしていると、かえって心配になります。これからの本番、本当に大丈夫でしょうか。写真は、これもお気楽な我が家の一員、おとぼけ君。自分の家で眠らずに、自分の家を見下ろす位置で眠っています。

  Jan 26, 2007

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• 不安とそして期待と！

  昨夕、ホテルニューオータニで開催されたあるイベントに行って来ました。イナバウアーの荒川静香さん、ＷＢＣ初代チャンピオンの王監督がいらしていました。王監督に息子のためにと写真をお願いすると、わざわざおつきの人とのお話を中断してカメラに向かって快く撮らせてくくださいました。荒川静香さんもいやな顔ひとつせず皆さまの写真のリクエストに快く応えていました。息子の携帯に送ると大層喜んでくれました。帰宅して、王監督に息子のためにということで写真をお願いをした旨を話すと、もうそのまま崩れてしまいそうなくらいの喜び方で、こちらもお願いのしがいがあったというものです。以前、北島康介選手がアテネで金メダルを取った後の受賞記念の会で一緒に写真を撮っていただき息子に送ったら、その時になんで北島康介だけのにしなかったのと責められたことを思い出し、今回は王監督、荒川静香選手それぞれのソロ写真にしました。家内に聞くと、昨日はセンター試験の結果をもとに志望校の合格可能性を調べていて、ことごとくダメだったということで夕方まではひどく落ち込んでいたようです。さすがに、国語が２割台ではいくら得意な英数理で稼いでも彼の志望校の合格ラインには届きません。 それなのに立ち直りが早い。王監督効果絶大です。王監督効果をさらに強固なものにするため、昨夜遅く、男同士二人で話をしました。もともと国語は、センター模試や練習問題でもたまに５割取ることもあったけど２割のこともあったのだから今回の結果は想定内だよ。それより英数理平均して９割を超えたのは素晴らしかったよ。なにしろ、これからの２次試験と私立の試験では得意な英数理だけで受けられるのだから鬼に金棒だよ。期待に違わず、逆にこちらが心配になるくらいしっかりとした立ち直りを見せてくれたのでした。

  Jan 23, 2007

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• センター試験、ベストを尽くす！

  センター試験１日目のできは、少々良かったものもありまた悪かったものもありまあ予想通り。そして２日目はといえばやはり予想の範囲内。ある意味、健闘したのかなあと。ただ、その予想の中には高機能自閉症の弱点であるコミュニケーション系というか言語系というか国国語の得点は３～４割程度だろうとの予想の下限をやや下回ったというものも含まれています。一方で、英数は９割を超えたということで、そして理社はそれぞれ９割弱と６割強ということで予想通りでもあり、全体としてはやや健闘かと。最初の（そして最後だといいのですが）センター試験の結果としては、彼の実力は発揮できたのだろうと思います。１日目の夜は、頑張ったねと褒めました。ところが、素直というか単純というか、褒めるとすぐつけあがる。頑張ったねの一言により、なんだか１日目だけでほっとしてしまったようで、すっかり締まりがなくなってしまいました。２日目の朝はまったく起きてこず、朝から家内と私を相手に大喧嘩。前夜、翌朝起きてやると言っていた最後のチェックもすっかり忘れてしまった様子。朝は試験の３時間前にはきっちり起きて頭を働かせやすい状態にしておきなさいって先生に言われていただろうと言って起こそうとすると、今日の試験は１１時１５分からだからその３時間前は８時１５分だからあと３０分寝るからと自閉症らしくとくに数字には理屈っぽい。数字に対して理屈っぽいところをさらにもう一つ、今朝(２日目の朝)、家を出るのを９時過ぎだからと前日に言ってあったら、今朝になり９時過ぎでは時間を伝えたことにならない、９時何分かまで言わなければわからないではないかと一人で怒っている。うーん、わかってはいるのだけれど、本当に疲れます。疲れるといえば息子ばかりではなくそして朝だけではないのですが、どうやら我が家を覆った緊張に、本能に近いところで生きている娘も捕まってしまったらしく、ここ数日、深夜２時を過ぎても寝てくれません。寝室から出ていこうとするので、今日はそれを見張りながら携帯でブログを書いています。ってもう３時ではありませんか。大事な仕事が入っているというのに。

  Jan 21, 2007

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• センター試験には雪？！

  今朝、電車を２回乗り継ぎ、センター試験会場まで息子と同行しました。電車に並んで座る私にも息子の張り詰めた雰囲気が伝わってきました。いつもセンター試験のときは雪になるのに今日は天気がよくてよかったね、なんて気の抜けた会話をしました。父親らしいことを何も言ってあげられませんでした。実は、皆さまからいただいた応援のコメントもすべて息子に見せていました。○○さんが、頑張ってくださいだってなどと私のブログに寄せていただいた皆さまのコメントを一つひとつ読んで喜んでいました。昨夕、中学３年間と高校の１年間担任してくれた先生が、メールをくれました。ここ数日、息子の緊張はかなり高まってきていてこんな調子でちゃんと睡眠が取れるのかなあなんて昨日は心配していたのですが、そのメールにより息子も大変喜んで、緊張が解けてリラックスできたようでした。私たち親も大層感動したのでした。試験会場が近づいてきて、ぎこちない会話が積み上がった車中で頃合を見計らって、その先生のメールが転送されている私の携帯を見せようとすると、息子は、いいよ大丈夫だよと私を制止しました。先生からのメールをプリントアウトして息子は鞄に入れているのでした。センター試験会場ある駅に着いて電車から降りると、冷たい朝の空気は一層冷え込んでいました。息子の肩をぽんと一つたたいて、ベストを尽くしておいでと送り出しました。しばらく、息子がその集団に溶け込んでいくのを眺めていました。会場に向かう受験生たちの後姿はみなうつむき加減で肩が突っ張りちょっと硬そうでした。でも、それはけっして寒さのせいばかりではなかったはずです。試験会場に入っていく受験生たちの姿を見ていたら、なんだか切なくなってきて、思わず「みんな頑張れ」って小さくささやいていました。受験生たちはみなここまでそれぞれの人生を送ってきて、今日、これからの人生の最初の岐路に立とうとしているのだと思うと、本当にみんなに１００％の力を出してほしいと心の底から思うのでした。息子を送り届けて家に帰ってきたら、この冬初めての雪が舞っていました。

  Jan 20, 2007

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• 受験期ＮＧワードへのリアクション！

  センター試験までいよいよあと６日、我が家の息子もやっと先週辺りから受験モードに入ったかのような雰囲気になってきています。って遅いっていうか余裕あり過ぎっていうか、かなりの感度の鈍さですね。妻とは、まあ本気モードにならないよりはいいよねって、妙な納得の仕方をしております。今日は、息子と二人で、私立の５校６学部うちセンター利用２校分のすべての志願表に写真を貼って、もう一度記入事項を最終チェックし、発送しました。さすがに盛り上がってきてるところ、のはずなのですが、夕食後、息子がつい最近魅せられたほうじ茶で家族揃って団欒していると、突然、全部ダメだったらどうしようかなあなんて言い出しました。動揺したのは私、この微妙な時期に何と応えていいのか。そんな、私の心配も何のその、すかさず妻は、浪人するのならパパに了解を取りなさいよとなんともベタな回答。それをまともに受けた素直な息子は、オヤジ、全部落ちたら浪人してもいいかなあと聞くのでした。まあ、その時は考えるよと焦点の定まらないオヤジの答え。オヤジがしまらないと、せっかくの団欒も焦点ボケ。なんだか尻切れトンボの団欒に。去年までなら適当にギャグでも飛ばして盛り上げてお仕舞にするところですが、それだと息子に申し訳ないような、そんな雰囲気が醸し出されてきているような気がしたのでした。去年の暮れあたりから突然、落ちるとか滑るとか縁起の悪い言葉は使わないでと、息子が結構気にして言いだしたのですが、人間不思議なもので、それを意識するとどうも使ってしまうものです。とくに、妻などは茶碗を落としちゃったーだの、洗濯物が落ちたーだのＮＧワードを連発しておりました。先日は息子が勉強しているすぐ後ろでネットオークションをやっていて、やった落ちたーって、さすがの息子も険しい顔で、早く風呂に入んなよとなんだかリアルないいリアクションなのです。そんな背景での心配発言。今年は早々にオヤジ発言もあったし。高機能自閉症であることを忘れさせるような、去年の暮れからの息子の言動です。このところ随分、普通の？高校３年生に近づいてきているのかなあなんて、親のヒイキ目もあり、ちょっと感心したりしているところです。写真はそんな家族の不安や期待をよそに相変わらず飄々としたウチのイヌ、あの本年もよろしくのふさふさ君の使用後の姿、おとぼけ君を採用。

  Jan 14, 2007

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• 空気を読んだ！？

  名誉か不名誉かは別にして、痛いことは確かです。おふくろの手のような傷み具合ですが、何を隠そうオヤジの私の手です。正月そうそうお見苦しいものをお見せして申し訳ございません。まずは親指第一か第二か関節、ちょうど内側に曲がるところをノコギリみたいなパン切り包丁で切ってしまいました。昨晩、美味しいフランスパンが手に入ったということで、和食党の我が家としては夕食としては年に一度もないパン食に。パン切り包丁を流水で洗っていたら一緒に指までキレイにしてしまいました。その夕食の後、娘の爪がささくれているのを見つけたので、なだめたりすかしたりしながら、万能バサミでやっとのことで上手く切ったのですが、そのささくれの先には不幸にも私の人差し指の第二関節がありました。ということで無残にも左手指２本を一挙に負傷です。多分、この日は嫌なことがあったからだと思います。息子に受験票を書かせていました。そのこと自体は大したことではありませんが、受験料に読み違いが生じました。センター試験選抜と個別試験選抜を両方受験することになる大学は当然といえば当然ですが両方の受験料を、また、同一大学で違う学部を２つ受験する場合は単純に２倍の受験料がかかってしまうのですねえ。本日、私立分のみ支払を済ませてきました。今月から給料が減るというのに大打撃です。まだ、国立分は払ってないというのに、それよりまだ何も始まっていないというのに準備段階だけでため息が出ます。でも、妻にはあまり受験料のことでちまちま言えません。男のくせに細かいやつだなんて一言で片付けられかねません。表面上はまったく何も堪えていないという表情で今日も１日過ごしたつもりですが、しかし、昨日の負傷は動揺からだろうときっと見透かされていることでしょう。息子は今日は珍しく真面目に勉強していたようです。もしかして、空気が読めるようになってきたのでしょうか。それとも私の表情が必死すぎたのでしょうか。高機能自閉症を考えるときっと後者なんでしょう。

  Jan 9, 2007

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• 初めてのオヤジ！

  オヤジ、って呼ばれたような。突然、俺はオヤジのようには…とそれまで自然に呼んでいたかのように息子が話をしました。相手に呼びかけること自体、高機能自閉症には結構苦手なはずなのに。努めて平静を装い、しばらくその会話の続きを楽しみました。思うに、息子が私のことをオヤジと呼んだのは一昨日が初めてです。昨日は一度もなく、今日はまた２度ほどオヤジと呼ばれました。なんだかとても嬉しいです。２００７年はいい年です。でも、どうして急に親父と呼ぶようになったのか、この心地よい余韻を消してしまうのが怖くて息子には聞けません。妻がそのように仕向けたのでしょうか。年が替わってすぐだから、でも自分の意思で決めたとは考え難いので、うーん、どうしたのでしょうか。知りたいけど、知りたくない。自然に、自分で決めてそうしたということであって欲しい。息子は私のことをずっと、私の名前の頭文字をとって○ーさん（あーさんのように）と銀座のママさんがお得意の社長さんを呼ぶがごとくに呼んできました。私も息子のことを◎ーさんのように呼んでましたので、というか今現在もそう呼んでいるのですが、先にオヤジと呼ばれたことでなんだか梯子を外されたようで、息子に置き去りにされたようで、ちょっと寂しいような、だけど一人前の口を利くようになった息子の成長が嬉しいような複雑な気分を今味わっています。息子が生まれた頃には、キャッチボールをして中学までは野球部で、高校に入ったらラグビー部になんて、何となく想像したものでした。ところが、不器用で運動神経ゼロで、そのうえ高機能自閉症ですから。でも、いつの日か、そんな息子が誰あろういろんな意味で自分に似ていることに気づいて、だからこそ息子に対してはとくに厳しくなってしまうのですが、本当は一番可愛くて。このことを息子に話せばきっと即座に、きめぇー！って言われるのでしょうが。そんな息子がオヤジって呼びかけるんですから。オヤジ、一杯やんない？って声をかけてくれる日も来るのでしょうか。

  Jan 7, 2007

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• 言葉！

  はじめに言葉ありき、新約聖書ヨハネの福音書じゃないんですが、今年はここからはじめたいと思います。息子の言葉が遅かった、そしてその後、遅めに獲得した言葉が少々ぎこちなかった。内容だけでなくしゃべり方も。高機能自閉症は大脳皮質のある部分が何らかの障害を受けているとのことだけど、うちの息子の場合、ウェルニッケ野とブローカ野辺りに問題が生じているのかもなどと考えたりしました。２年後に生まれた娘は結局、言葉を獲得できなかった。言葉って何だろうと考えた時期がありました。養老先生は言葉こそ意識だと唯脳論の中で述べていました。そういえばその頃既に、意識は言葉で構成されているような気がしていました。心って言葉のことではないのか。でも、心って脳の働きでは。脳が言葉を紡ぎ出すのに。すると、言葉をもたない娘の心はどうなるのだ。言葉の操り方がぎこちない息子の心は一体...。そんなときに出会ったのが、酒井邦嘉氏の「言語の脳科学」。言語は心の一部である。言語学と脳科学を融合してそれらを少しだけ脳科学寄りの視点でわかりやすく解説してありました。とても面白い本で、通勤電車の往き帰りに何度も行きつ戻りつしながら読みました。この本は私が今まで読んだ中の新書ベスト３に確実に入ります。そして、この本を読んだ後に、より言語学に近いところということで、田中克彦氏「言葉とは何か」を読みました。以上の２冊からさらにノームチョムスキーの文法生成論に興味を持ち、田中氏の「チョムスキー」も読んだりしました。そしてさらに言葉と意識について、より脳科学に近いところで、とても易しく書かれている茂木健一郎氏の「意識とは何か」も興味深く読んだのでした。自分でもかなり自閉気味のところがあると思っているのですが、息子には要領が悪いんだからと厳しい私は、実は息子同様時間を作るのがヘタなのです。読書は好きなのですが、そのための時間がなかなか上手く作れません。家では息子か娘の面倒を見なければならないし、会社ではもちろん仕事関係の書き物を読まなければならないこともあって、基本的に読書の時間は通勤電車内ということになります。通勤図書館では、小説を読んだら次は学術モノ（といってもほとんどが新書ですが）という風な読み方をこれまでしてきました。ちょっと油断すると、すぐ小説次もまた小説となってしまいかねませんので、最近はとくにこの読書ルールは守っています。何気なく手に取った１冊ですが、この「言語の脳科学」に出会わなければ、その後、他の２冊も当然読まなかっただろうし、良し悪しは別にして、少なくともここ数年の読書傾向だって相当変わっていたと思います。まあ、これもご縁ということで、今年はもう一度読んでみたい本を「言語の脳科学」を読み返すことから始めてみたいと思います。 本年もよろしくお願いいたします。

  Jan 5, 2007

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• ありがとう by SMAP!

  ふう、間に合いました、風呂掃除。やっと、というかなんとか新年を迎えられそうです。 午後から、お年賀を買いに和菓子屋さんに行くと長蛇の列、スーパーにおせち料理を仕入れに行くと車椅子の娘と一緒では身動き取れないほどの混雑。うーん、景気のほうはいざなぎ景気の５７ヶ月を上回ったといっても成長率は当時の年率１０％を超えるものとは比較にならない２％程度、しかもデフレの脱却は来年度に持ち越し予想だというのに、この賑わいはなんでしょう。でもまあ、賑やかなのはいいことです。自然に元気が出てきます。この勢いを来年にも期待しましょう。今年は、妻に（無理やり）引かれてブログを始めて２ヶ月と２０日、毎日更新し続けて何とか今年は更新率１００％を維持することができました。仕事の原稿はまったく進まないのに、こちらは毎日更新、不思議なものです。この間、随分、文章を書いたことになります。そのことはいろいろプラスになっているような気もします。そして、１日１日を実感できたこと、日日是好日を実感できたことは本当に素晴らしいことでした。息子が高機能自閉症で、娘が脳疾患による心身障害で、私が指定難病による腎不全による１級障害者で、妻はそんな７５％障害者家族を切り盛りしてきました。メニエール症にはなりましたが、そんなことはまったく意に介さず自然に、楽しくやってきました。私は、そんな妻にそして妻を支えてくださった多くの方々に心から感謝したいと思います。そういえば、私が障害者になって病院から帰ってきた日に、一度だけ泣かせてといって思いっきり泣いて以来、今年も妻は１度も泣きませんでした。それだけでも今年はとてもいい年だったと思います。感謝です。結局、今年も妻への手紙は渡せませんでした。ブログにはあっさりとアップできたのに。今年の最後に、なにより、この３ヶ月に満たない間にこのブログを通じてずいぶん多くの方々から暖かいお言葉をいただきました。いろいろと勇気づけられました。ありがとうございました。感謝を込めて、ありがとう。ちょうど今、紅白歌合戦でSMAPが「ありがとう」。

  Dec 31, 2006

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• 味ピカに願掛け来年の運試し！

  あと２５時間弱で今年も終わるというのに新年を迎える準備ができていません。それより、今日のブログ、何を書こうか、さすがに昨日のはしらふに戻ってみると反則。実は、今日、近所のスーパーへ買い物に行ったら、味ピカみかんがどっさり積まれていて、試食に買い物客が群がっていました。そこで、妻が写真撮るのだけは止めてね、恥ずかしいから、という哀願もなんのその、１枚ぱちりと。そして、さらにクリスマスイブ以来、１箱半ほど消費しているウチのみかん事情に鑑み、新たに１箱をゲット。これやや、ブログを意識したゲット。さてと、準備万端と思いきや、昨日が芸者サンの若かりし頃の写真、今日がこの１週間で４回目のみかん話では...。ということで、一転、ボーナスも激減したし、来年から給料が下がることもあり、ささやかな運試し話を。実は、ボーナス後、来年に期待を込めて、というよりやや、やけくそ気味に株式投資。東証２部市場上場の扶桑レクセル、ジャスダック市場上場のカシオマイクロを購入してみました。来年の運試しです。扶桑レクセルは１株当たりの利益に対する株価は超割安、配当利回りも１．５％程度。カシオマイクロは大幅減益予想で株価は今年１年で高値から３分の１近くまで下げていて、好意的に見ればやや下げ止まったかの感。それに、何よりどちらも投資単位は１００株単位で１０万円程度で買えるところが魅力だったのですが。ただ、株というのは、割安なのはいつまでも割安ということが往々にしてありますよねえ。それに、そろそろ底だと思ったらそこからまたドスンというケースもよく見ますねえ。あらあら、既にもう弱気になっている。その弱気を振り払って、今年購入の味ピカみかんのご縁でもって、来年のピカ株に育ってちょ～だい。パンパン。ということで、写真は、懲りずに、嫌がる妻を押しやって撮った試食用味ピカと飛ぶように売れるため積み上げられた味ピカ。

  Dec 30, 2006

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