カテゴリ:●病院
自分は特に重病患者ではないから、僕がいた病室はスタッフ・センターから遠く離れた約50m先の端っこの部屋。8月7日の横須賀の花火大会は、この部屋から同室のおじさんと二人で眺めることができた。この市立病院は、元は横須賀の陸軍病院の分室だった場所が国立横須賀病院となり、今は市立うわまち病院と名前を変えている。家からは車で5分くらい、徒歩でも20分くらいという近さ。場所が横須賀中央駅横の平坂を登った高台にあるので、6階の北側病室から窓の外を眺めると、右は海からの朝日、左は山に沈む夕日に染まる空の色が美しい。朝からワクワクしながら待っていた花火は窓から見える文化会館・博物館・中央公園のある方向に上がり、打ち上げ地点2カ所の花火を贅沢にも眺めることができた。その日の病室は、年金生活のゲートボーラーのTさんと二人きりなので、二人で椅子を窓辺に並べ部屋を暗くして、さらに窓を開けて網戸にして音まで楽しもうと企画をたてたのでした。花火大会の日は、朝から米軍と海自の両基地は開放され、イベントが催されていたので、昨年までは師匠らとそちらへ見学に行っていた。昼間、艦艇見学をしてしまうと夕方は疲れてしまい、家から花火の音だけを聞くのが、ここ最近のことだった。だから、花火を見るのは4年ぶり。7時30分に花火大会が始まり、Tさんは花火を見ながら急いで家族へ携帯で実況し、写真も夢中になって撮っていた。涼しい病室から眺める花火。こんな経験は二度とないだろうなと思うと、入院のタイミングの良さに幸運さも感じたほど。約45分間の花火を特等席から十分に楽しみ、満足してぐっすりと眠れた花火大会の日でした。
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Last updated
Aug 20, 2010 08:46:28 PM
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