カテゴリ:●病院
今、地元の御家人で坂東八平氏の一つ三浦一族のマークとキャラを作っているのだけれど、提出した案がなんとか通りそうなので一安心。入院時には、無地のA4レイアウトパッドと0.7ミリ芯のシャーペンを病室に持参して、このマークやキャラのデザインを考えていた。三浦一族といえば衣笠合戦で一人城に篭って闘ったと言う話しもある三浦大介義明がまず最初に頭に浮かんだので、なんとおじいちゃんキャラを作ろうとスケッチしていたのだった。衣笠城合戦の時、一族を安房へ逃がし一人で闘ったと言われる。その時大介はなんと89歳。元気なじいさんである。横須賀には木像が残っていたりするけれど、89歳という年齢をイメージすると白い髭ボウボウの目は少年のようにつぶらな瞳をイメージしてしまった。頭には兜用の烏帽子をかぶり腰には太刀を差した鎧姿の全身像をまずスケッチし、次に三浦氏の家紋「丸に三つ引両」が入った幕の前で槍を構える大介。もう一つは、大介の上半身を中心としたマークを描いた。そうやってラフスケッチを描いている時に、ある看護師さんが病室に来て「わぁー、すごい!」と驚いていた。こういう仕事もやっているんだと説明すると、「かわいい」と誉めてくれた。「かわいいかい?これ、じいちゃんキャラだよ」と訊くと、やはりカワイイと言ってくれた。20代女性のカワイイという言葉は、いろいろな意味があるようなので、さらに「このじいちゃんグッズがあったら、看護師さんも身につけてくれるかなぁ?」と訊くと、「欲しいです」と答えてくれたのだった。ということで、あまりにも簡単に自分のなかでは決定してしまったスケッチ案が今、世に一歩踏み出したのでした。
絵というのはコミュニケーションにも一役かってくれるもので、他県から横須賀に来ているその看護師さんはそれ以来、病室に来ると長居をして、同郷の先輩看護師さんと横須賀や横浜に遊びに行ったことなど話してくれるようになった。最初は事務的な会話で、黒縁の眼鏡をかけていたので硬いイメージがあったのだけれど、スケッチしていたキャラ絵のおかげで壁がなくなったみたいだ。ここの市立病院は、市立といっても民間会社に経営をまかせているので、同じような他県の病院からの転勤もあるらしい。「地元で仕事をしたいだろうね?」と訊くと、まだこの市立病院で働きたいと言っていた。横須賀の花火大会はチケットをもらったので、特等席で見たらしい。「じゃあ、今度はカルフルニアに行ってみたら?」と言うとキョトンとしている。米軍基地はカルフォルニア州ということになっていて、ベース開きの時に行くと珍しい体験ができるかもよと説明。それは知らなかったようで、「行ってみたいな」と言っていた。そういえば横須賀の名所を巡る、観光バスって見かけないなあ。海上では、軍港めぐりの観光船が就航しけっこう話題になっているけれど…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Sep 16, 2010 04:28:22 PM
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