カテゴリ:●デザイン
時間内に着物の柄を着物姿のイラストにコツコツ描こうと思うと、絶望的な気分になったが、華やかな和紙を見つけて合成するという方法を用いてなんとか逃げた。もし、対処法が無くて着物の柄をコツコツと描くハメになった場合は、紙人形の入谷愛子・師範作品集に説明されている着物の模様から組み合わせようと思っていた。模様は一つのカタチが連続したものなので一つじっくりと描けば、あとはコピー&ペーストでいける。それに、模様の名は文字からカタチを連想できるのも救いだ。では、作品集に記されていた日本の着物に使われた伝統的な模様はどのようなものかというと、 ■古代模様 市松、麻の葉、鱗、亀甲、籠目、網代、紗綾形、唐草、七宝、青海波、立湧、熨寸、桧垣、菱形、扇面、鮫小紋、菊模様、小桜、御所解、墨流し、吹き寄せ など ■縞模様 かつお縞、子持縞、千筋、立湧縞、滝縞、手綱、大名縞、よろけ縞、棒縞 など ■格子模様 菊五郎格子、弁慶格子、業平格子、高麗格子、三筋格子、みそこし格子 など ■絣模様 雨絣、絵絣、亀甲絣、とんぼ絣、井桁絣、天井絣、琉球絣 など 知っている模様もあり、「ああ、あの模様がそうなのかな?」と時代劇で印象的だった着物の柄を思い出す。たとえば上の写真は、イラストでは帯に合成した和紙だが、青海波と紗綾形を用いた柄だと解くことができる。それに最低このくらいの模様を覚えておけば、通りすがりのふりをして和服屋さんの店先を何度も行ったり来たりして着物の柄を見る苦労もなくなり、堂々と日本の模様の勉強のためだと店員にことわり見ることもできそうだ。さらに、時代劇を見た時により楽しめそうだ。そいえば、確か大河ドラマ「功名が辻」だったと思うが、仲間由紀恵が演じる山内一豊の妻・千代が様々な布をパッチワークのように組み合わせた着物が印象的だった。貧しい生活の中から浮かんだ斬新なアイデア、デザインが、彼女の周りの戦国武将の妻たちも競って注文したというエピソード。あのエピソードには感心したなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Dec 21, 2010 06:39:04 PM
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