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カテゴリ:旅行紀行
タンザニア、ザンジバルのストーンタウン散策で、旧港前に出た。旧王宮を前にする(写真)。時間は、もう5時に近いから、中を拝観する時間はない。 ◎日曜日の宵、公園は賑わい出す この日は、日曜日だった。旅に、まして外国に出ていると、曜日の感覚を失う。 それでも日曜日だと気がついたのは、夕方になり、ストーンタウンの旧港とフォロダーニ公園ががぜん賑やかになってきたことだ。 見ていると、トラックの荷台に満載された女性や子どもが次々と乗り付けてくる。彼らは、手に手に炊事道具や水などを持っている。どうやら屋台を出す人たちらしい。 みるみるうちに、旧港と緑地帯のなすフォロダーニ公園は、人でいっぱいになってくる。なにやら演奏している人たちの前は、観客でいっぱいだ(写真)。 島民の95%以上がイスラム教徒といわれるザンジバルだから、女性のヘジャブ姿も目立つ(写真)。 ◎午後5時過ぎ、屋台の開店準備が進む また屋台もぞくぞく開店準備をしている(写真)。 賑やかさは、どんどん増している。そろそろ潮時と思い、ホテル「パーク・ハイアット・ザンジバル」に戻る。ここから歩いて5分もない。 パーク・ハイアット・ザンジバルの手前のそれより格式の落ちるホテル前に、3輪タクシーが停まっていた(写真)。本土のタンザニアでもザンジバルでも、街中で「バジャジ」と呼ばれるこのタクシーが至る所に走っているし、辻々に客待ちしている。 馬力もなく高速走行には向かないが、鉄道という大量交通機関の無いザンジバルやタンザニア本土では庶民の足と言える。ちなみにタンザニア本土でもザンジバルでも、走っている車の多くがトヨタ車で、ベンツやBMBなどのヨーロッパ車はほとんど見かけないことは、第1回で述べてとおりだ。 ◎ティンガティンガ・アート 前にも書いたが、ザンジバルを含むタンザニアでは、街の画家があちこちで絵を売っている。ホテルへの道とビーチをつなぐ通廊は、画廊となっていて、ずらりと無名画家の絵が並べられている(写真)。売れるのかどうか分からない。 しかし、世界でもパリを除けば、これほど街頭で絵を売る店があるのは珍らしいのではないか。 ティンガティンガ・アートと呼ぶらしい。1960年代末、タンザニアで発祥した絵画で、サバンナの動物や豊かな自然、人々の暮らしを工房のアーティストが描く。 まだ世界的には注目されていないが、この中から将来、「アフリカのピカソ」が育つかもしれない。 (この項、続く) 昨年の今日の日記:「新石器農耕革命で起こった農耕民と言語の大移動と旧石器人の消滅」https://plaza.rakuten.co.jp/libpubli2/diary/202309190000/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.09.19 05:18:25
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