テーマ:メンタルヘルスケア(13)
カテゴリ:メンタル
「登校拒否」”school refusal” 2 より -1970年代の頃-
冬休みは塾通い。 深夜帰宅の父は、私にだけこっそりケーキを買ってくる。 正直、成績は偏差値Dランクであったので、高望みをせず、「受かりそうな学校」を選んだ。 午前中は、「妹の家庭教師(次年時の内容が理解できる頭)」と自宅で勉強。 午後は、決まって図書館に行く。 顔見知りがいることと、閉館後に、クラスの友人がたむろしはじめ、塾までの道のりが面白かった。 図書館にはIやMというクラスの秀才が揃っている。 閉館後の階段下には、OやY達が集まっている。 Mが私に、「どこを受験するの?」と訊ねてくる。 「Oだよ」 「なんだ。高校もいっしょかと思ったのになー。」 行きたいよ。でも、行けるわけないでしょ。M君が受験する高校は! 「Tは?」 「うん、まだ迷っているんじゃないか」 そうそう、Tとは、電話で話しているが、塾は別で、図書館にも来なかった。 塾は、あの「脳内出血で入院」していたSが加わった。 とにかく冬休みも、クラスの友人と、ひっきりなしに会う機会があったわけだ。 始業式の前日、Tから電話がはいる。 旅行に行っていたらしく、おみやげがあるらしい。 だから、朝、こっそり渡すからねと言っていた。 始業式。 Tは欠席した。 Tの“登校拒否”のはじまりだった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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