テーマ:ライフ・スタイル・バランス(9)
カテゴリ:メンタル
ぱぴ1729さんの投稿から
『次の学級活動で ストレス・マネジメント(その2)という授業をします。 2.ストレスの対処法 対処法は1つではない。効果的かどうか判断が必要。 たとえば 妹に八つ当たり → 怒られる → 余計いらいらでは逆効果。』 実は、この「八つ当たり」という行動が、初期のストレス・コーピング(ストレスの対処)に多い行動である。つまり、ストレスに対し、自分なりに対処する最初の対処法にもなるわけだ。 そして、次の対処として、周囲ではなく、今度は自分を責める対処を覚える。 「他人のせいではなく、自分のせい」これも、まだまだ初期の対処法である。 ストレスによる対処は、人間的な深み、成熟によって変化する。 「自分を責める」ことは、第二段階の対処行動だ。 ここに、CCさんのコメントを引用したい。 アメリカの社会生理学者 ホームズとレイ(Holmes&Rahe)が43項目のライフイベントからなる社会的再適応評定尺度を作成したのは、生活上のあらゆる出来事がストレス源になることに着目したからである。 CCさんのコメントに、「たとえば、ある学生の両親の死」という部分である。 ライフイベントからトピックすると、両親の死は、「近親者の死」になるので63 のストレス強度になる。この得点が他の項目と加算され、200点から300点になると、約半数の人々が、翌年くらいに、ストレス症状がこころか身体に表れるであろうというものだ。 生活上のできごととストレス強度 (43項目からトピック) 配偶者の死100 離婚73 夫婦の別居65 刑務所などへの勾留63 近親者の死63 自分のけがや病気53 結婚50 解雇47 夫婦の和45 退職や引退45 家族が健康を害する44 妊娠40 つまり、CCさんのコメントには、「八つ当たり」という行動が、「たとえば、ある学生の両親の死」という学生に当てはめると、寂しさ、悲しさ、不安が、周囲にむけて、悲しさの表情、さびしさを回避する行動、なぐさめの言葉によって、支えられるが、それを「求めてはいけない」。「求めることによって八つ当たり」に変わってしまうということを云われている。 周囲や相手を、自分の感情に巻き込むことが「八つ当たり」なのだということだ。 (CCさん。おっしゃりたいことは、間違いない?) つまり、ストレスは、ストレスを持っている人間から、「八つ当たり」をとおして伝染していくとのことだ。 そういった、他者のストレスによるストレスに対しての項目が、授業計画にあるのですか?ということなのですね? 両親を失ってしまった学生に対して、人としてのココロや行動が生まれるが、その気持ちは、その時のものである。 周囲の各学生にもさまざまな日常生活がある。 喜びのライフイベントをもっている学生もいる。 その状況で「喜び・楽しみ」が伝えられないこともある。 つまり、周囲に「規制・自粛」する反応を与えてしまう。 その本人が、気持ちを切り替えていかないと、逆に同情を求められ、愚痴を聞かされるような、「強制・義務」の表情・行動も生まれ、その心理に対し、「規制・自粛」によるストレスを、自己嫌悪などのように、「自分を責める」という対処も生まれてくる。 CCさんのコメントから、私はそんなふうに考えてみた。 さて、ぱぴ1729さんの(1)ストレスの対処法のいろいろに移っていきます。 ストレス耐性とは、人は日常生活の中で様々な出来事を経験する中には、「いやだ」、「負担だ」と感じるものがある。 これがストレッサー。一般にストレッサーを経験すると、抑うつ感や不安感、怒り、無気力などの様々なストレス反応が生じる。 ストレスコーピングstress coping(対処行動)とは、ストレス反応を低減させる、あるいは現状よりも増大することを防ぐ行動のことを言う。 ストレスの対処行動として、第三段階である。 ・自己一致とアサーション(自己表現) 初期段階 (ぱぴ1729さんの「ウ 逃避」) 悪いのはすべて自分以外の人の所為だと考えること。(効果はあります。) 自分の悪い部分や醜い部分を知らなくても生きてゆくことが出来る。 このストレスコーピングの欠点は成長しないこと。 第二段階(ぱぴ1729さんの「オ 気分転換」) うまく行かない原因はどうも自分にあると考える。自分が頑張れば何とかなる。ところがうまくゆかない。 心的栄養失調になる恐れ。(心的栄養とは将来に対する希望では無いか) この対処が気分転換。 ・休養・休息 ・手軽なリラクゼーション・リラクゼーション法(自律訓練法)・リラクゼーション お茶でリラクゼーション 無農薬でリラクゼーション 第三段階 ストレスマネジメントstress management 集団の中で、組織的に考える。⇒リラクゼーション、ストレスチェック、スケール ※ストレスチェック 1.ストレスのもとになるストレッサーの軽減あるいは回避 2.わずかな刺激をストレスと感じてしまう認知の修正 3.ストレスと感じた情報に対して、体が過剰に反応しないようにする生体反応のコントロール 4.ストレス反応を軽減する要素:対処行動の発展 5.ストレス反応を軽減する要素:社会的支持基盤の確率 「ストレスコーピングstress coping(対処行動)」とは ・問題解決スキル(ぱぴ1729さんの「ア 問題を解決する。」) 問題の定義、解決法の選択肢の公安、意思決定、解決法の遂行とその検証という過程から成り立っている。 ストレッサーを知る パーソナリティを知る 支援の形成は 道具的支援(実体的)は 情緒的支援は ※たぶん、ここで、エリクソンの青年期のアイデンティティ形成に関連させていくのでしょうかね。 ・社会的スキル(CCさんのコメント) 円滑な対人関係を形成し、それを保持するための技能。周囲の人々との問題解決がよりよく行われ、協力や援助を受ける可能性が高まり、人間関係において自分自身をコントロールできるようになる。 ※人権問題などの例もいいかもしれませんよね。 ※Ethics of Interview(ケア倫理面接、ERC) 人との関係性を強調する見方として、ギリガン(ギリガン,1986)の理論に基づく もの(エリクソンの自己に対し、人との関係性を強調) ERCはコールバーグの正義(公平、justice)に基づく道徳発達の段階の並行したも のであり、ケアの倫理について階層的な発達を測定する。 自己と他者へのバランスのとれたケアは、個人的心理成熟の重要な面だ。 ・自己効力感(セルフエフィカシー) 特定の結果を得るために必要な行動を、どの程度上手く行うことができるかという認知。セルフエフィカシーが高いほど、ストレスに対処することが容易。 1.自分で実際に行い、成功体験を持つこと(遂行行動の達成) 2.うまくやっている他者の行動を観察すること(代理的経験・モデリング) 3.自己強化や他者からの説得的な暗示をうけること(言語的説得) 4.生理的な反応の変化を体験してみること(情動的喚起) ・身体的健康(ぱぴ1729さんの(2)リラックス体操) ストレスに対処するには、相当量の身体的エネルギーが必要。解決困難で慢性的に持続するようなストレス状況の場合など。疲労や消耗に耐えうるような健康な身体が重要。 リラクゼーション法 参考Biz&キャリア 等尺性リラクゼーション 斬新的リラクゼーション リラクゼーション・デザイン ソーシャルサポート(ぱぴ1729さんの「イ サポートを求める。」) なぐさめや励ましを受けたり・・・情緒的サポート 問題解決のために役立つ情報を提供してもらったり・・・情報的サポート 問題を解決するための手助けをしてもらう・・・実体的サポート 最後に、自分以外を「許容・受容」することが「自己の解放」であり、ストレス・コーピングなのかもしれないね。 参考Biz&キャリア 新しい生き方 セオリー セオリー 2 セオリー 3 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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