テーマ:ライフ&ワークスタイル(21)
カテゴリ:キャリアデザイン
外部の受注を受けるために、交渉・企画・プレゼンテーションを独自にこなす。
彼が、どのような『仕事』を受注してくるのかは、スタッフは知り得ないことなのだ。通常の業務のほかに、仕事が増えるのは、K部長の受注したクライエントや行政の委託事業である。 本来は、プロジェクトチームを編成しなければならない業務を、スタッフの仕事の隙間を利用しようとする。 つまり、通常の業務のリーダーシップを取るのではなく、K部長の手腕が発揮された行政からの委託事業が、スタッフの仕事を増量する。 この委託事業によって、K部長の部署は、会社全体の利益に貢献する。 さらに、K部長の実績がつくられるわけである。 K部長の委託業務は外部へ委託するのだが、修正や校正は、社内のスタッフへマル投げである。 つまり、あの残業で参っている4人への支援は、まるっきりなく、委託事業に、かかりきりになるのである。 さらに、2Fの営業部次長は、営業部ではないはずのK部長の営業活動が気に入らない。 しかし、A専務は、営業部を飛び越えた活動をするK部長がお気に入りである。 部署、通常の業務を超えた業務は、スタッフだけではなく、上層部までも、歯車が噛み合わなくなっていく。 さて、この先どうなるか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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