アニマル伝説の始まり…
私が入社したての頃、地震がおきた。「わっ地震…」と思って周りを見渡すと一人の女性がのっしのっしと横を歩いていた。そう、彼女はデカい。その上、ライオン丸のような髪型をしている。更に、特注で作ってもらっているという洋服はほとんどが「アニマル柄」と来ている。だから、あだ名は「アニマル」。だけどね、この方、とてもお上品なの。電話の声なんてすごく可愛らしい話し方をする。「あらぁ~ん、…でいらっしゃるのぉ~?」きっと電話の相手はものすごい美女を想像しているかもしれない。いっそのことテレビ電話にしてやれと思うのだけど夢を壊してもいけない。だって彼女はチャウチャウ犬。でね、私、彼女が怖いのさ。以前、机の上に息子さんの写真があってね、「息子さん、かっこいいですねぇ~」って声かけたら・・・・電話の時とは違うひく~い声で「みぃたぁなぁ~・・・」って…(TT)その後にもトイレで「しずくさんってうちの息子が小学校の時の先生に似てるわ」「へぇ~そうなんですかぁ♪」「大っキライだったのよ、その先生」「…。」というわけで、私は彼女には近寄りません。いつも彼女はキモイマンの隣に座っていてキモイマンと楽しそうに会話をしている。キモイマン、やっぱり彼女が怖いらしくいつも彼女のいいなり。だから、仕事は彼女のいいように動いている。周りはたまらんのよ。夫婦なら、きっとうまくいくカップルだろうな。そういえば、最近、彼女がいつも座ってる席に座ったら椅子、壊れてたんだよね・・・