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2005.02.05
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カテゴリ:夢のこと
いろんなところで、いろんな出会いがあるけど、最近この「出会い」やけに多くなっている気がする。
しかも心と心の出会い?みたいな感覚。前から知っている人なんだけど、ちょっとした会話から特別な意識になる。きっとタイミングとフィーリングが一致するから特別になる。たまにシチュエーションもお手伝いしてくれる。偶然は必然。

子供のお教室で待ち時間に以前から顔見知りの方とふと話し始めた。子供の話から仕事の話しになり、夢の話しにまで至る。全然違う環境にいても以外と皆考えていることは違わないのかも知れない。母となったことから始まる新しいものかもしれない。これって、もしかしたら(ちょっと理屈っぽく考えると)、人間の脳の奥深くに、でもしっかりと刻まれた本能の一つではないか!?なんて考えを巡らしてしまう。

環境や個性をもった個人。一歩踏み出すか踏み出さないか、、、そして一歩踏み出したところで表出系が違うだけ?なんだかわくわくする♪
嫌な事件が続く昨今、暗黒な空気とひとは言う。でも、私たち、小さなエネルギーがどこかで子ども達を守ってゆく。それがある程度大きな力となったら世の中変わる!そんな気持ちになる今日だった。

小さいけど、科学教室を開いて子ども達と一緒に遊ぶぞ!そんな自分の使命めいた夢(笑)だったが、現実味を帯びてきた。躊躇が少なくなってきた。賛同者がそれなりに増えてくれている。。。
若かったその頃、研究が一段落したら・・・一段落っていつだろう?まぁ、普通に考えたら50か60か・・・そしたら細々と科学教室でも開くかなぁ、なんて考えていた。子供が生まれてその気持ちが強くなった。でも、子育てをしていて、それってもっと優先したい!と思うようになった。そして葛藤していた。自分がしたいこと(研究)と天秤にかけて苦しかった。そこに子供達がいた。そんな時にボスの一言。

「お前、母親だろ。この研究(当時手がけていたプロジェクト)してて苦しくないか?」つきささった。(不覚にも!)ボスの前で涙が出た。ボスあせる。「お前を不要だと言ってるんじゃない。子供の病気なんかで休むことを責めているんじゃない。~。」そうじゃない。ボスの気持ちが私の迷いを見抜いていたから。そして話しあった。迷いはふっきれた。私の迷いは自分のやりたい研究を途中で捨てることへの未練と無念。だけど、本能である部分がもりもりともりあがっていたから止められそうになかった。ちょうどネコヤナギが殻をやぶって本質をみせようとしているような・・・?(美化しすぎだ)
実はこれをやるために今までがあったのかもしれない。
芽吹き?
私が研究の世界を目指したのは、母との確執からだったように思う。仕事に打ち込んでいた母、うまく子離れ、親離れできなかった。そして、母子行動、認知行動を研究してこの永遠の課題みたいなものに向き合いたいと思った。自分の過去を背負って必至だったのかもしれない、あの頃
#当時、ちょっとだけ?思考飛んでました(笑)
本能行動(いろいろあります)を制御する脳の働きを研究するようになり、さらに全身に及び。ホールボディの統御を考えるようになった頃、私にも子供がいた。本能のままに生きる赤ん坊もいた。私がおっぱいをあげなければ死んでしまう。一心に私(母)を求める姿。それがひっかかる。私の思考・心をひっぱる。そんな時だった。ボスの一言。
ボスの奥さんもかつては研究業界にいた。本当にすばらしい方だと知っていた。ボスの人間性にも感動し尊敬している。そんな方の一言。心配するような言葉でないことくらいわかる。
研究は誰でもできる。誰か他の人が進めてくれるだろう。でも、自分の子供にとって母は私だけだ。母と子、まさにこの関係の大事さがわかってきた今、子供を保育園に預けて働くことの意味を失った。幸い夫は一番の理解者。私の決意一つ。
そして、子育てに専念したいとボスに告げた。ボスは、「子育て終わったら戻ってくればいい」と言ってくれた。先生~、それまで生きててよ!(笑)と笑いあったが、誰でも知っている。戻れはしないこの世界。他の形で携わるにしたって、ボスだってプロジェクトだっていつまでも続くわけはない。めちゃくちゃ強がってみると、ボスだって私を手放すことで一つのプロジェクトがストップする。一応、損失だっただろう(笑)。でも、「お前しかできないことをやれ!それは(我々が尊敬していた大ボスとそして我々の)理念そのものだ。」涙でうなずくしかできなかった。
でも、面白いことにさらに続きのことがあるのがちょっとおわらい系の我々である(笑)。「ただなぁ、、、お前が専業主婦って無理かもな(爆)。ちょっとだけ何かしろ!(笑)全部捨てない方がいい。それが何かは知らん。自分で探せ。」
で、科学教室に思いいたったわけです。でも、教育者としては専門学校生、大学生くらいしか教鞭をとったことがない。子供の特性をしっかりと身をもってわからなければならないだろう。成長段階によってもいろいろあるだろうが、私は自分の子の成長過程しか知らない。と、思っていると、偶然の出会いがあり、子供相手に講師をさせてもらえる場と出会った。先方もちょうど女性科学者で講師をしてくれる人を捜していたと言う。その時出会った訳ではない。数年前に出会っていたが、たまたまやめる時に再会。これはただの偶然ではないでしょう? 神様がGo!とおっしゃっている。(笑)
ちょっとひきずられながら講師をする今。でも、それも無駄ではなかったと実感する今。
新たな葛藤をもちつつも、今度は子供が背中を押してくれる。教室で他の先生にまかせている花子が昨夜急に「ママが担任してほしい~。面白くないんだよね。」と言う。きっと、私が育てた娘だけに、マスの中の自分と戦っていたのだろう(笑)。
マスで教わるという大切さはもちろんある。でも、今の時期それは学校で楽しみ(苦しみもあるだろう)として経験してほしいとの願いが通じているように感じた一言。ばか親である(苦笑)。

お母さんはやるよ!お母さんにしかできない子育て。お母さんだからできる子育て。
そして、科学者としてのスキルを活かして、いろんな楽しみを見つけられる子ども達を増やしたい。生命現象に向き合ってきた科学者が母になったからこそもてる視線と思考でもって、子ども達、そしてその親御さん達に発信できるものが必ずある。これは半分使命のように思うのはおごりかもしれないけど(笑)。

いろんな蕾が少しづつ大きくなっているこの頃。今日は少しあったかくて、春の空気を感じた。


■懐かしい気持ち・・・
今日、子供のお教室で先生(70才を越えていると思われる)が、太郎の着ていたトレーナー@かなりお気にいり@私が(笑)を見て太郎に「なんてかわいいの!?いーわねー。先生も着てみたいなー。貸してくれる?(太郎固まる)じゃぁ、太郎君が着られないくらい小さくなったら先生に着させてくれる?(太郎、首ふりふり)」この言葉。
ずっと前にどこかで聞いた。そうだ!祖母だ。私が着ていたセーターに同じ言葉をかけた。当時私も固まった。でも、いいよ!って答えたことを思い出した。あのセーターは大事とってある。おばあちゃんの声がけは何だかあったかい。おばあちゃんのある言葉、ある態度は母にはできない、しても効果のない(ある意味では必要悪なこともある)ことだと思っているだけに、妙にじ~んとしてしまった。


■やりたいことのために・・・
後は場所だ~。と思っていると、いろんな人にお声をいただけた。うちに来て!ありがたい!!
けど、ふとまた我に返る。そうそう、自宅でやるのがベスト。少なくても近場でやりたい。そこにもってゆくための準備が遅れている。。。
出張はあくまでも特別。と、思い出した。
出張で予定をうめてはいけない!(爆)





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最終更新日  2005.02.06 09:20:28
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