カテゴリ:理科
久々にカエルの解剖をしました。技術と解剖学習のポイントを指導してくれと依頼されたわけです。
いきなり、↑こんなんですみません。<せっかく読みに来て下さった方 大きな大きな食用蛙。私の掌に乗らないくらい大きなカエル。 理科の授業では麻酔するんですね。びっくりしました。 多分、詳しい人なら誰でもご存じのはずです。 変温動物は温度を下げれば麻酔状態が得られる。 そんなことを、現職の先生達は知らないの?考えないの?マニュアル通りなの?? 理科の授業では最近は解剖実習などしないそうですが・・・それにしても、リスクのあるエーテル麻酔をしていたなんてびっくりです。 私がせっせと氷を集めてカエルに乗せている姿の方が異様だと言われました・・・はい、多数決で怪しい人物は私の方と言う結論をいただきました(苦笑)。 一緒にこの仕事したのは、みんな現職の、しかもベテランの理科の先生方でした。 これが現状なんだなぁ、と思うとね。。 何だかポイントがずれている。 手袋するタイミングも何だか違和感。 しかも、まだ生きてるってのに、手を合わせてお線香たきだした。それ、冷静に考えるとおかしくない? 頼むよー、だ。 命を教えるためには犠牲はつきものだ。 こればかりは教えていかねばならない。交通量の多い道路の渡り方を教えるのと似ている。 昔は誰でも知っていたこと、必要のなかった注意が今は素で得られない。 でも、最小限の犠牲にとどめたい。理解するにはやはり全然関係ないことのようでも、今までにしてきた体験がものをいうだろう。 さらに思考を深めるためには、体験したことがうまく頭の中で再現・代用されなくてはならない。 残念ながら、概念が固まっている大人には伝えることができなかった。カエル君に合掌。。。 ■やりたいことのために・・・ 要請があって上述した仕事を受けたが、、もっと訴えかける術を手に入れたいと思った。 でも、考えてみたらこれはやりたいことではないのだな、と。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|