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迷探偵「明智大五郎」のファイル

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Dec 1, 2006
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男と言うものは、つくづく間抜けな生き物だと思う。
忘年会の席上でのことだ。
飲むほどに、酔うほどに、
宴も酣。
みんな最高潮に盛り上がり、言いたい放題、やりたい放題、宴は正に無礼講の極みに達していた。
その時に、Sが唐突に発言した。
「どうだろう、この中で誰が一番大きく強い大砲をもっているか、比較検討しようではないか!?」
みんな酔いの勢いもあったのだろう。
すぐにSの提案に賛同した。
「それは、いい!俺も誰の一物が一番なのか、常日頃から気になっていたんだ。」

その時、一番の若手のAがズボンをおろし立ち上がった。
「さあ、誰でもかかってこい!」
身長190センチ近い筋肉質の体型のAの一物は、いきり立って挑発した。
次に立ち上がったのは、身長180センチのポンズ醤油大出身のNだ。
常に大和のキャバクラで鍛え上げているNの一物も、これまた立派!
みんな感嘆の声を挙げた。
「おおーーーーーっ!」

ここで立ち上がったのが、先輩を代表して都の西北出身のKだ。
身長186センチ、インテリでばくち打ち、勝ったお金は石鹸に換える。
やった女と自らの一物を携帯の中に保存するナルシストでもある。
下半身を下ろしたKの一物は、これは見事!
黒光し、30センチはあるだろうか・・・
その一物は、臍から計って15度位の高さまで競りあがった。
「ゴクン!・・・・・」
場に張り詰めた一種独特の緊張感が満ち溢れた。

これだけのモノを見せ付けられては、最早立ち上がる気力のある者は、いなかった。
いよいよこの3人による死闘が展開されるのだ。
行司は、言い出しっぺのSが、かってでた。
Sは、3人を引き寄せると、ルールを説明した。
試合は、無制限一本勝負!
判定は、「ギヴアップ、もしくは行司が危険と判断した時点で勝負がつく」
みんなが一斉に3人のケツの周囲を取り囲んだ。
辺りは静まり返り、先ほどの宴会の余韻も吹き飛んでしまう緊張感が支配した。
みんな押し黙って、今後の展開に目を見開いている。

「レディ、ゴーー!」
さあ、猛烈な死闘が始まった。
「チン、チン、チン!」
腰を振りながら3本の刃が、熱い火花を散らしている。
「チン、ちん、チン!」
凄まじい熱気で、唾を飲み込む音が響く。
その時、ポンズ醤油大出身のNが妙な声を発した。
「あぁぁぁ・・・・・」
なんと、ポンズ醤油大出身のNの先端から白い液体が迸った。
不覚にも、Nは感じてしまったのだろう。
残念ながら、ここでリタイアだ。
萎えたNには最早、闘う気力は失せていた。

いよいよ身長190センチ近い筋肉質の体型のAと、都の西北出身のKの一騎打ちが始まった。
「チン、ちん、チン!」
Aは顔面を真っ赤に高潮して、汗を噴出している。
Kは柳に風。
それと上手くいなしている。
やはり亀の甲は歳の甲と比例するのか?
「チン、ちん、チン!」
その時、Kは腰に捻りを加えAの根元に激しい一撃を加えた。
「おおーーーっ!ディープインパクトだ!」
「ぽきっ!」
嫌な音が、部屋に響き渡った。
次の瞬間、Aは両手で一物を覆うと、跪き、声を発した。


「ギ、ギ、ギブアップ!」







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Last updated  Dec 1, 2006 08:43:20 AM
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