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迷探偵「明智大五郎」のファイル

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Jan 20, 2014
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『女の一生』『脂肪の塊』等で有名なフランスの自然主義の作家ギ・ド・モーパッサンは、1877年から先天的梅毒による神経系の異常が

現れ出し1891年に発狂し、1892年自殺未遂事件の後、精神病院に収容される。そして1893年43歳の時にそこで没している。
そんなモーパッサンは、1887年の短編作品『オルラ』(Le Horla)の中では、目に見えない存在について言及している。
小説の中では目に見えない何者かが、夜毎彼の元に訪れてくる。しかし、その存在が何者なのかが解らない。彼は不眠症に苦しめられ医

師の処方を受ける。
そこで、モーパッサンは「人間の時代が終わり『オルラ』の時代が来ることを予言する。」
人間の後にやってきて人間を家畜のように使い人間を食い我が物顔で地球を支配する大地が待ち望んでいた存在----それこそが『オルラ

』というミュータントだという。

・・・・が、実はこの存在はモーパッサンの幻覚なのではなく、実際に存在するのである。
夢や無意識の世界を表現した画家であるオディロン・ルドン(Odilon Redon, 1840年4月20日 - 1916年7月6日)の作品に『笑う蜘蛛 』
1881年オルセー美術館(パリ)があるが、私はこの蜘蛛をこの目ではっきりと見たことがある。
直径5センチ位のこの蜘蛛は、早朝私のベッドに現れたのだ。
その頃、私は体調を崩し夜も寝れない日が続いていた。
何か重力の違う星に投げ込まれたようで体が地にのめり込む様な重圧的な感覚に蝕まれていたある朝、奴が現れたのだ。
私は、この蜘蛛がルドンの想像から産まれた存在ではなく実在することに驚いた。
またこの存在ははっきりした意識を持っていることが明らかだった。
蜘蛛は、私に発見されたと気がつくや否や全身から恐怖を漂わせた。
次の瞬間、あっという間に地の中に垂直に逃げ込んでしまったのだ。
その速さといったら、言葉で表現できぬくらいだ。
奴は、明らかに垂直軸の方向から地を通り抜け、この次元にやってきている訪問者なのだ。


中空の恋人
中空の恋人 posted by (C)nemochin






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Last updated  Jan 20, 2014 10:23:43 PM
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