カテゴリ:読書
私は諸星大二郎という漫画家というか作家の大ファンです。この人の作品はほとんど所有しております。(旧作を再編集した短編集などは除く) 最近、この作家の作品や世界観を特集した書籍を購入して、読みふけっていたのですが、評論や他の漫画家のオマージュ作品ではもの足りず、本人の作品が無性に読みたくなりました。 選んだのは初期の傑作でもあり、代表作でもある「暗黒神話」です。この作品は1976年に「少年ジャンプ!」で連載され、小学生だった私は、作品のスケールの大きさや作者のイメージの奥深さに圧倒され、訳も分からないながらもページに釘付けになっていました。 同時期の「少年ジャンプ」には「サーキットの狼」「ドーベルマン刑事」といった人気漫画や現在も連載中の「こち亀」などの人気漫画が掲載されていましたが、それらの作品とはまったく違う、伝奇的な物語に強く心をひかれたのを覚えています。 今、改めて作品を読み返してみて、少年漫画誌に連載を決定した編集部の慧眼に驚いています。 あまり、書店では出回っていないかもしれませんが、手にする機会があれば一読する事をお勧めします。 古代史、伝奇に興味のある方には絶好の1冊だと思います。
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