「サンジャックへの道」
「サンジャックへの道」サンチャゴ(スペイン北西部)への巡礼1,500kmを描いた映画巡礼へは純粋な気持ちで参加するものだけでなく今回の主人公は、仲の悪い3兄弟が、母の遺言を手にしたところから物語がはじまる母の遺言~ 遺産相続する権利は聖地巡礼を三人がすること ~三人の兄弟が思っていることは、巡礼なんてどうでもいい遺産が欲しいそう、遺産相続の為に巡礼へ参加する物語1,500kmを歩くことで、目的は遺産相続から純粋なものへ心が変化していきます。昔読んだ小説に出てきたサンチャゴ・デ・コンポステーラへの巡礼私は、キリスト教徒ではないがいつか行ってみたい場所の中に入っている歩きつづけること人は何を求めているのか何に気づいていくのかとても関心があった巡礼には、訳ありな方々が参加しそれぞれの苦悩を持ち込んだ旅人にはそれぞれ人には言えない悩みがあるものだ合計9人での巡礼が始まり各々が生きていく上で必要なことは日常生活を支える雑貨ではなくごくシンプルなものであることに気づいていく最後には、家族愛(大きな愛)のようなものをとおして他者を大切に思う心まで芽生えてくる自然に描かれていく心の動きが印象的だった巡礼というから宗教的な印象を与えるが歩き続けるということを中心に観るのもいいかもしれない。歩くことは、身体のみならず、心にもなんらかの影響を与える私達はいつからか、歩くことを文明の機器に任せてしまった。最近の新聞の記事で「車に乗っている人間は、歩いている人間を邪魔なものと判断する」と書かれていた逆に、歩いている時は、すれ違い間際に、礼を交わす一場面に遭遇することもあり、対等の立場として判断するらしい。(状況に応じ、違う考えもあるかもしれないですけどね)確かに、山を歩いていると、初対面の方に挨拶されることはよくある。山の礼儀は、人との純粋な交流を残していると感じた一時だった。映画の中では、フランス・スペインのまた違った風景も楽しめました。~上映は、梅田シティ:シネ・リーブル3Fで4月27日迄となっています~