りりぃと家族の物語

お父さんは、双極２型障害という躁鬱病をもっています

今は普通にそのことを周りの人にも伝えることができますが、
長い間そのことは私の心の中の闇の部分であり、
軽く口にすることはできませんでした。

でも、去年、転機が訪れました。
ずっと続けてきた電気回路の設計の仕事をやめて、
１年間休養した後、縁があり、介護の仕事を始めました。

気持ちの優しい夫は、人間と沢山関わることのできる介護の仕事が
合っていたようで、再就職した１０月から欠勤することなく
毎日早番・遅番・夜勤などもこなして、頑張って働くことが
できています

多くの人に支えられ、多くの人の手を借りながらですが、
ようやく安定した生活がもどりつつあります

そして、この数年間で夫も一皮むけて、ちょっとしたことでは
へこたれなくなってきたのではないかと思います

そして、多くのことを家族で乗り越えてきたので、
家族もなにげない当たり前の日常に幸せを感じれる心を持つことが
出来るようになりました

病は大変ですが、悩んだ日々も無駄ではなかったと今は思います。

人生はいろんなことがありますが、乗り越えた時に見えてくる次のステージはもっと
輝いているんですね

夫の病気が教えてくれたことに感謝しようと思います