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らいふ いん こりあ 2

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2010年09月17日
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カテゴリ:我が家あれこれ

 

今日、寂しいふたつの《お別れ》があった。

 

近所の長い付き合いだったチキン屋さんのアジョシが

今日限りで店を辞めたのと、

ソウルに住むシアボジが

入院先の病院で左足の膝上を切断し、

ご自身の左足を失ったこと。

 

チキン屋のアジョシには

娘たちが小学校に上がった頃からだから

もうかれこれ6年間もお世話になったわけだ。

 

学校帰りに店に立ち寄っては

アジョシとPCゲームしたり

チキンをおやつにごちそうになったり

 

私が娘たちの帰宅までに家に戻れないときには

娘たちの待機場所はいつもアジョシの店だった。

当時はケータイを持たせていなかったので 

店の電話をお借りして何度娘たちとやり取りしたことか。。

 

それから私はというと

業務用の粉をこっそり分けてもらったりぽっ(秘・笑)

 

アジョシはもうハラボジなので

チキン屋やるのも、だんだんしんどいんだって。

バイクで怖い事故もこの1~2年、何度か経験しているし。

でもまたどこかで他のお店をすると言っていた。

 

今日は娘たち一人一人が書いた感謝の手紙と

私からはネクタイと花束を贈った。

 

明日から店の前を通っても

もうアジョシはいないんだなぁ。。

店先にいつも停めてあったバイクも、もうない。

 

なんだか

さびしいというか、心が切ない。

 

 

* * * * *

 

そしてシアボジはまさかこんな結論になるとは

思っていなかったので大変ショックだった。

 

1~2ヶ月まえに我が家の最寄の駅まで

1人で地下鉄に乗って来られたことがあったのだが

そのときからちょっと気になってはいた。

 

少し歩くともうそれ以上歩けなくて、すぐしゃがみ込んでしまわれた。

回復するとまた歩き出すのだが、その歩みがものすごくゆっくりで

こんなに不自由なのによくこんな遠くまで

お1人で地下鉄を乗り継いでこられたなぁ。。と内心驚いたものだ。

 

そのときは、てっきり膝関節が痛いのか、

足腰がだいぶん弱られたのかなぁ、くらいに思っていた。

 

でもそういう場合はだいたい遠出からして

あきらめるだろうなぁ、と今となっては思う。

 

シアボジの場合、すこしずつ足の血管が末端から徐々に詰まっていって

(↑これ訂正、あとで調べたところたぶん閉塞性動脈硬化症といって

膝上で血管が詰まり足先から壊死がはじまる症状では?)

だんだん血流がなくなって足が冷たくなりどす黒く変色し、

痛みも増していったらしい。

 

痛みに耐えられず周囲に訴えた時には

もうすでに手の付けようのない状態だったという。

 

最初に足の切断の可能性を告げられたのは

今回入院して手術を受けた大学病院ではなく

トンネ(町)の小さな医院だった。

 

そこで「これは切断しないとだめだ。

急を要するから早く大きな病院へ」

といきなり宣告されて、付き添っていた義姉は

「とんだ藪医者だ、馬鹿も休み休み言え」という反応だったし

それを聞いた他の家族もみんなその医者の言うことは信じなかった。

 

でも結果、その町医者は正しかった。

藪なんかじゃなかった。

 

うちの家族のほうが見る目がなかった。

シアボジがこんなになるまで誰も気づかなかったなんて。

 

事情があってずっと1人で暮らしているシアボジ。

気難しいところがあって

我々家族もなかなか扱いに苦労しているのは事実だけど

こんな結果はあんまりだと思った。

 

1人暮らしのシアボジに

家族はみんな出来る限りのことはしてきたけれど

結果、誰も途中で異変に気づくことが出来なかった。

 

もちろん、そこに私もしっかり含まれている。

 

あのときなんでシアボジの足をさすってあげたり

「ちょっと見せてください」といって

足の状態を確認しなかったのか。

 

たとえ足の状態を確認しなかったとしても

私がもっと心配性で大げさな嫁であったなら

家族に「いいんですか?まずいですよ、

シアボジ歩くのも精一杯な状態なんですよ」

とか大騒ぎして早々に病院に連れて行くことを

強く勧めていたかもしれない。

 

でも私も長年の惰性なんだろうか、

家族と同じ波長でシアボジに対するようになっていたんだろう、

ひとりだけ血の気の多いキャラになって浮くわけにも行かず

それがすごく悔やまれる。

 

でも もう、いまさら何考えたって

失われた左足は元には戻らない。

 

シアボジは手術のことを聞かされたときから

精神不安定な状態だったという。

今はそちらのほうがもっと心配かもしれない。

 

明後日、逢いに行こうと思うのだが。。。

付き添っている義姉に様子をよく聞いてからにしよう

ということにしているので、まだ未定。

 

切断手術をすることになったと聞かされたシアボジ。

まったく心の整理がつかないまま

呆然とした状態でなす術もなくそのまま手術に臨み

麻酔からさめたらやがて

左足がすでに失われたことを知り。。

 

この事実をこれからどう受け止めていくのだろうか。

いったいこれからどんな心の葛藤と

向き合わなくてはならないのだろうかと思うと

あまりにも酷すぎる。

 

それと同時に、これから私たち家族は

これまでのいろんな家族間の《もつれ》を解いて

1人1人がきっちり清算作業をしていかなくてはならない

そういう時が来たのだ、というふうに思えて仕方ないのだ。






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Last updated  2010年09月20日 15時09分51秒
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