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私、ドイツに行くと決めたのが出発の一週間前 同行者とは現地待合で、ロクな打合せもできず・・・ とりあえずロマンティック街道を縦断するバスに乗り込み ローテンブルクを目指す以外は何も知らないままの出発w このバスね、観光地を結ぶだけでなく、滞在しなくても 軽く観光できるよう、お城や教会の目の前に数十分とまってくれるの。 そんなこんなで辿り着いたクリクリンゲンのヘルゴット教会 そこにリーメンシュナイダー作「聖母召天祭壇」があるなんて 全然知らなかったので、見つけた瞬間、泣き崩れそうになりました。 TBS「道浪漫」という番組の中で、星野知子さんが 「木製なのにまるで黄金で出来てるみたいに輝いてる」 と紹介していたのが印象的でした。まさにその通りの神々しさ。 人の子の母とは思えない清らかで美しいマリア様と 生き生きとした躍動感のある聖人たち。 ドイツの像って街同様にかわいらしく彩色されたものが多いのに 複雑な立体の透かし彫りが、木のままだからこそ際立ってるんです! ヘルゴット教会は聖母を特別視しないプロテスタント。 もちろん「聖母召天」も教典にないにも関わらず この「聖母召天祭壇」はここに飾られています。 「美」は「教典」より強し。 (かくいう私もアートゆえにクリスチャンになろうと思ったことある) ローテンブルクの聖ヤコブ教会にも「聖血の祭壇」があり 一節にはリーメンシュナイダーの最高傑作と言われるけど 私的には「聖母召天祭壇」の方が圧倒されるかな。 でもリーメンシュナイダーの人生って過酷なの。 当時の彫刻家の社会的地位は高く、市長を勤めたこともあり 農民一揆のいざこざに巻き込まれ、利き腕を折られてしまったの。 木から黄金の輝きにも勝る芸術を生み出す腕を・・・ 2012年に上野で開催された「ベルリン国立美術館展」で リーメンシュナイダー作「聖ゲオルギウス像」も来日し 日本で見れるなんて、この腕をへし折ったなんて、と フェルメールで沸き立つ会場の中で涙しておりました。
バベルの塔がやってきた♪ 2017/05/30
プラハの街はかわいすぎる!(追記) 2017/04/13
ミュシャ展@新国立美術館 レポ。 2017/03/12
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