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現在のブリュージュは観光客で賑わう明るい街ですが かつては交易の要である運河が砂で埋もれたことで 産業が廃れ、都市化も遅れ、忘れられた街でした。 妙なタイトルはローデンバッハの小説の最後の一文です。 愛する妻を亡くした男が隠居先に選んだのが廃れた街・ブリュージュ、 そこで寂しい余生を送るはずの男は妻にそっくりな女に出会うが、 踊り子であるその女は貞淑な妻とは正反対で男はギャップに悩み… 「死んだ、死んだ、死んでしまった、死都ブリュージュ」 と、男が呟いて物語は閉じます。 小説の挿絵はクノップフの「見捨てられた街」 クノップフの描く風景画は静寂そのもので 風景画の良さがいまひとつ理解できない私でさえ その絵の中に入りたいと思うほど惹きつけられます。 廃れた街をことのほか愛していたクノップフなのに、 「廃れた」を言い換えると「中世のまま封印されていた」ってことで 小説の旅情と相まって、観光客が押し寄せることに… 皮肉にも自身が挿絵を描いた小説の普及によって 愛した街はなくなってしまったわけです。 その中に入りたいと、私の焦がれていた風景もどこにもありませんでした… (運河クルーズして、ムール貝食べて、左端のホテルに泊まって、ブリュージュ超満喫♪) ブリュージュで最も感嘆したというか、呆れたのが、、、 博物館(元貴族の邸宅)に小さな礼拝室があり 敬虔あらたかな貴族様だったのねと思いきや、 隣の教会の壁をぶち破って窓を取り付けた、 自宅に居ながら教会でお祈りができる横着礼拝室! 隣なんだから歩けよ、金持ちクソ野郎!って思いましたねw 私が神ならデブ・ハゲ・口臭の魔法をかけてやるのに。
バベルの塔がやってきた♪ 2017/05/30
プラハの街はかわいすぎる!(追記) 2017/04/13
ミュシャ展@新国立美術館 レポ。 2017/03/12
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