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あっ、こんなタイトルですが乗っ取られてないですよ。 ここ数年ふつふつと貯めこんでいたストレスが解消されたって話です。 動物の擬人化やだまし絵で注目されてる浮世絵師の歌川国芳。 私もコミカルな絵が好きで画集をめくっていたのですが、 20年前の国芳の画集というと、春画のオンパレードで 国芳=春画絵師 だと私は思っていたんですよ。 で、数年前に六本木ヒルズで国芳展がありまして、 大好きな国芳が集結してるとあって喜び勇んでいきました。 解剖学的に筋肉の付き方おかしいとか、遠近法が変とか、 そんなのどーでも良くて、躍動感ある登場人物達は 半紙から飛び出してきそうで、その勢いにただただ感激。 柄 on 柄の着物のファッションセンスも素敵だったし 国芳自身が人を愛し、動物を慈しみ、面白おかしく 生きてきたことが伝わってくる、素晴らしすぎる展覧会でした。 が、が、が、見終わって何かが足りない。 国芳の春画が一枚も飾られてない! 展覧会は本当に素晴らしかったけど「国芳展」なのに 春画なんて全く感じさせない展示方法には違和感大。 展覧会のセレクト如何で画家の印象が変わってくると思うんですよ。 それで私自身もミュシャのこと、綺麗で優美な女性絵ばかり見せられ きな臭い祖国を思う絵も描いてるのに、そうゆう部分は隠されてたから 「なんでこんなに綺麗な絵ばかり描けるのかな?」って誤解してたし。 (※2017年 新国立美術館にて「プラハ叙事詩」展示が決定しました!) 2013年 大英博物館での春画展は大盛況で(女性客が多かったとか) 日本への巡回展示も検討されていたのに、日本の博物館は 18禁の展示に及び腰で実現されなかったそうで…泣 (会田誠展みたいに18禁部屋つくればいーじゃんね!) そんな数年来のストレスが今年やっと解消されたんです。 「SHUNGA 春画展」@永青文庫 http://www.eiseibunko.com/shunga/ 元首相の細川護熙氏が尽力してくださり、 日本で”初”の本格的な春画展が開催されてます。 細川家のプライベート美術館なので広くはないし 展示数も少ないのだけど、生の春画を見るのは初めてで 「胸より何より接合部が大事なんだな」って衝撃を受けたりw 念願の国芳を堪能したり、印象深い展覧会でした。 いっちばん衝撃的だったのが葛飾北斎『蛸と海女』ね。 絵面もすごいけど周りに何が書かれてるかって!(⇒WIKI) 日本語にはオノマトペが多いと言いますが、 江戸時代には既にエロオノマトペがあったんだなとw 北斎の春画ペンネームが「鉄棒ぬらぬら」ってさらなる衝撃も。 はミュージアムショップにありました。 なにが出展されてたのかなーとチェックしたところ、蛸絵もあった! ロゼッタストーンやエルギン・マーブルがある、あの建物の中に 鉄棒ぬらぬらが展示されてたかと思うと日本人として胸熱! 春画展@永青文庫は12/23まで続きます。衝撃受けたい方はぜひ^^ 4分割会期のただいま2期目を開催中。1期目はものすごーく盛況でした。 展覧会に連れだっていらっしゃる方々に、「ここはカフェじゃねーんだから 世間話なんかせずに黙って見ろよ!」ってイラつくことが多いんですが 接合部クローズアップの連続だと感想述べるに述べられないらしく ほかの展覧会と比べて話し声が気にならなかったのも可笑しい^^ 「Fantastique ! Kuniyoshi」@Le Petit Palais ついでに。パリのプチパレで国芳展が開催中。 パリで、国芳単独の展覧会が開かれてるのかって、それも胸熱! パリ行きたい。。。
バベルの塔がやってきた♪ 2017/05/30
プラハの街はかわいすぎる!(追記) 2017/04/13
ミュシャ展@新国立美術館 レポ。 2017/03/12
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