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テーマ:今日のワイン(6041)
カテゴリ:日本のワイン
「18切符が余ってるんだけど,どっか行かない?」
「う~ん,最近休みないし,微妙」 「勝沼に,千円ちょっと出せば170種類のワイン飲み放題のところがあるんだけど」 「行く行く!」 というわけで,勝沼日帰り小旅行。 【SCENE1:ぶどうの丘】 駅から見える丘の上。 見るからに観光施設っぽい。 近づくにしたがい,人の群れ。 駐車場には観光バス。 やな予感… 「地下セラーで勝沼じゅうのワインの試飲ができます」とかなんとか。 1,100円出すと,なんだか二枚貝の片割れみたいな金属をくれる。 首からぶら下げるような紐付き。 なんじゃこりゃ? 地下に降りると… ああ…,アウシュビッツもかくやとばかり… 室温20度以上はゆうにある空間に,人の群れ… その通路の真ん中に,冷やされもせず, 無造作にコルクをつっこまれたワインの群れ… それも,いつ開けたのだかわからぬ代物ばかり… 死屍累々… しかもどうやら,わたされた貝殻でテイスティングしろ,ということらしい。 片隅に,目立たず隠れるようにいた係のおねえさまに 「洗うところはないんですか?」ときくと,きっぱり, 「ありません」 …… 即刻退散。 駅の出口に「メルシャン」の名があったのを思い出し, 「メルシャン,行こ!」 【SCENE2:メルシャン】 真夏のような日差しの中,駅まで汗をかきつつ歩いて戻り,タクシーでメルシャンへ。 先ほどよりは少ないものの,日曜日とあって,こちらにも団体さんが。 無料試飲できるワインはわずか7~8種類。 でも,冷やすべきものはちゃんと冷えてたし, グラスではないものの,プラスチックのおちょこが取り放題だったので, 「こうでなくっちゃ」 でも,ふだん東京で買って飲んでるやつの方がうまいんだけど… 高いのは,試飲用には供されていないのであった。 【SCENE3:シャンモリ】 メルシャンの,川をはさんだ隣にあるのが,「シャンモリ」。 「盛田甲州ワイナリー」だそうな。 入っていくと,ほとんど客はいない。 これが知名度の差というもの? 試飲のカウンターには,係のおねえさまが2人。 「この甲州,甲州のわりにはけっこうコクがありますね」 などと話しかけても,反応なし。 パートのおばさんだな,こりゃ。 器はやはり,プラスチックのおちょこ。 たまに思い出したように「ゆすぎますね~」と,ちょっと親切なのだが, 何本飲んでも1人1つ。 「おいしいけど,今日は暑くて持って帰れないから,ネットで買いますね」 とごまかして退散。 【SCENE4:シャトレーゼ】 シャンモリの向かいが,「シャトレーゼ」。 メルシャンの真似なのか何なのか,この辺は「シャ」ばかりだな… と思いつつ,今まででいちばん小さな建物へ。 あとで知ったのだが,母体はどうやら全国展開しているお菓子屋らしい。 入ると,小さなカウンターだけの立ち飲み喫茶風のたたずまいに, 20代後半とおぼしき若者が,バーテンダーのような服装で1人。 客は1人もいない。 ワインは影も形もないが,カウンターの向こうにはワイングラスがたくさん。 カウンターの上には,試飲できるワインの一覧表。 「試飲できますので,どうぞ」と,件の若者。 一覧表の中で,「売り切れ」の文字がまず目に入る…「樽熟成甲州2000」 2001~03はあるらしい。 「これ,ヴィンテージによって,どんな違いがあるんですか?」 と,訊いてみる。すると, 「2003年は雨が多かった年で,2002年はビッグヴィンテージなんですが,甲州は必ずしもそうではなくて…」と,まじめにしっかり答えてくれる。 「試飲なさいますか?」というから, 「じゃ,2001から2003まで全部」と言ってみると, いやな顔ひとつせず,3つのグラスを出し,カウンターの下から,バキュバンしたボトルを3本… この時点ですでに, 「あ,買わなきゃ」という気持ちになってしまっていた。 で,飲んでみると,02がとってもうまい! ふと頭を上げると「02在庫,あと5本」とある。 「5本しかないんですか?」ときくと 「あ,これは8月1日現在の数字なので,今は,えーと,あと3本くらいです」 「くらい」って何じゃ… と思いつつ,不快な感じは全然受けない。 それどころか,「見たら買え」の金言が頭をよぎる。 さらには,わざわざ開けてくれた02のメルローも香りよく… 気づいたときには, 「これとこれ,クール便で送ってください」 と,口走っていたのであった。 行き帰りにゲットした駅弁 ほろほろランチ 風林火山 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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