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カテゴリ:林艮的レンズ迷鑑
林艮的レンズ迷鑑#5。
自然の花を撮るなら,中望遠マクロ(焦点距離90~100mm)がいいが, 身近な「物」(食べ物とか,いろいろ)を撮るなら,標準マクロ(焦点距離50~60mm)の使い勝手がいい。 ところがデジタルになって,標準マクロが中望遠マクロになってしまった。 それに代わる標準マクロといえば,焦点距離35mmあたり。 ようやく最近,トキナーとペンタックスから出たが(中身は同じ), それ以外には見当たらない。 (オリンパスの35mmマクロは,70mm相当だから,ちと長い) ここ1~2年,フレクトゴン35mmに人気が出たのには, その辺の事情が絡んでいるのではなかろうか。 Carl Zeiss Jena Flektogon auto 35mm F2.4 MC 6群6枚 最短撮影距離20cmのちょっと手前 フィルター径49mm 絞り羽根6枚 重さ250g フードはNikon HN-3。 西側ツァイスのディスタゴンに一歩先んじて,早くも1950年代にレトロフォーカス化に成功した広角,東独ツァイスのフレクトゴン。 35mmに関して言うと, 1.アルミ鏡筒の35mm/2.8 2.ゼブラの35mm/2.8 3.35mm/2.4 の3種類があり, 「auto」に関しては,銘板の書体がさらに2種類に分けられ, (四角くて文字間の狭いものと,ふつうの書体で文字間の隙間の多いもの) なぜちがうのかは不明。 ↑【訂正】 3は,(1)「Flektogon auto MC」と(2)「MC Flektogon」と(3)「electric MC Flektogon」に分けられ, (1)と(2)(3)では銘板の書体が異なる。 まあ,旧東ドイツのことだから謎は多いけれど,写りはとにかく素晴らしいの一語。 「ごちそうレンズ」の異名もあるくらいで,とくに食べ物を撮らせたら天下一品。 コーティングとレンズの性能が相俟って, 色合いとシャープさとやわらかさのバランスが,絶妙なのだろう。 かといって,やわらかいものしか撮れないわけではない。 実は先日来のレンズの肖像は,全部このフレクトゴンで撮っている。 中古屋さんでは,滅多に見かけない。 オークションでたまに見かけても,結構いい値段がついている。 これはeBayで落札したもの。ギリシアから届いた。 落札金額は$137.5(送料を含めて$160弱)と,運よく安かった。 あんぱん。 以下は,以前撮ったもの。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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