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カテゴリ:イタリア生活
おもしろい形をしていると思いませんか? まるで手が生えているみたいでしょ? 今日、近所で野菜を買ったら、お店の人が、 こんなおもしろい形のなすびがあったからと、 2本しか買わなかったなすびの1本に、 この形を混ぜてくれた。 このお店は、 このブログにも登場したことがあると思うが、 我が家から目と鼻の先にある、 ズルイことをすることで有名な食品店である。 なので、滅多にここでは買わないが、 そこの店長は、 とてもウチの子供達の事を可愛がってくれ、 娘はいつもからかわれている。 娘が5歳だといえば、 「えぇーーーっ!? 君はもう5歳なんか! おっちゃんなんてまだ4歳やねん。 くそー!君に負けたな。」 と言い、娘は今でも、 彼は自分より歳が下だと思っている。 幼稚園の帰りに通りすがれば、 「おい、リリカ! 今からどこ行くのや?」 「お家に帰るのよ。」と娘。 「あっ、そうか。 おっちゃんは今晩、幼稚園行くから、 後で迎えに行くわな。」 「えっ?私は幼稚園終わったのよ。」 「違うよ。今日は夜も行くんやで。 とにかくお店が終わったら迎えに行くから!」 「い・か・な・いーーーー!!」と娘、怒る。 それ以外にも、 「おい、リリカ! 今日は君の弟は、 おっちゃんの家に連れて帰るよ。」 「え?何で???」 「だって、カントは、 今日からおっちゃん家の子になるから。」 「ならないよ。私の弟やもん。」 「昨日まではそうやったけど、 今日からはおっちゃん家の子になるんや。」 「な・ら・な・いーーーー!」と娘、怒る。 その他にも日曜日にも幼稚園に誘われたり、 毎度、何かしら新しいネタを考えて、 ウチの娘をからかっては喜んでいる。 勿論、この会話はイタリア語で行なわれているが、 こうやって、敢えて関西弁で訳してみると、 何だかピッタリなのがおもしろい。 確かにナポリの笑いと、関西の笑いは、 とてもよく似ている。 吉本新喜劇のようなお芝居もあるし、 漫才のようなコントのようなものまである。 ギャグ本と称して本まで売っているし、 その中に出てくる数々のネタは、 とてもよくツボにはまってくる。 たとえば、 「ある奥さんがシャンプーを買いに行きました。 お店の人:『どの髪用ですか?』 奥さん: 『汚れた髪用』」 とまぁ、こんな具合。 こういう古典的でベタベタな物が多いが、 これを「どこで笑えばいいかわからない」 という友達もけっこういる。 そんなわけで、 その食品店の店長も、 この手のノリが大好きらしいが、 私もズルイ奴だと思いながらも、 つい笑って喜んでしまうので、 もしかしたら、 彼の商法に引っかかっているだけなのかも…? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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