いよいよ出発
いよいよ出発を二日後に控えました。最後の数日はゆっくり過ごしたいと切に願っていたが、世の中そんなに甘くはない!まだ延々と片付けしております。そしてこの段階にきて、ここ数日の無理が崇ったのか、昨日から首と背中を痛めている私。それでも昨日は騙し騙し動けたけれど、今日は朝起きた時から、全く首も回らない痛さ。服の脱ぎ着もできないほどの痛みで、もはやどうすることもできない。見兼ねた夫が、「今日はゆっくり一日休んでたら良い。 後は俺が全部、引き受ける!」と一見、カッコ良いヒーローばりのセリフだが、我が夫をご存じの方々は、このセリフを素直に受け取ってはエライ目に遇うと、もはや気づいておられることだろう。朝一番に子供達を連れて保健所へ、やり残している予防接種がないかを見てもらいに行き、そのままいつまでも帰って来ないなぁ~と、さっさと帰って来て片づけを手伝って欲しいなぁ~と、ヤキモキ、イライラしながら待つこと数時間。昼ごろ帰宅しました。手には大きなビニール袋を二つも提げて。「ここでへたばってる場合じゃない! 精を付けなアカン!しっかり栄養を取ることや!」と豪語し、買ってきた大量の食材を、片っぱしから調理し始める。あのね、言っておきますけど、昨日からは、もうキッチンを使わずに済むように、日曜日の間に、冷蔵庫、コンロ…と、全て掃除済みです。それを汚したくないというわけではないけど、いや、勿論それもあるけど、どちらかというと、もうとても、料理に時間を費やしてる場合ではないわけです。食事は出来合いの物を買ってきて済ませる…とかしたいと、すでに話し合い済みで納得してたハズなのに…。「片付けは最悪の場合、放ってでも出て行ける。 体がダメになっては、どうしようもない!」というのが夫の言い分でしたが、相変わらず、価値観や優先順位が大きくズレてる夫婦です。結局、「痛い、痛い」と言いながら、あっしが片付けさせて頂きましたよ。そんなわけで、最後の最後まで大騒ぎしながらですが、何とか予定通りに明後日、出発します。まだ、しんみりとイタリア生活の思い出を語るような、そんな余裕はどこにもありませんが、その方が私達に似合っているんだと言い聞かせ、バタバタと去っていくつもりです。帰国後は落ち着いたら、またこのブログもタイトルを改め、再スタートしたいと思っておりますので、また応援をよろしくお願いします。この8年半、イタリアでお世話になった方々、本当にありがとうございました。そしてこれから日本でお世話になる方々、どうぞよろしくお願いいたします。チャオの国から、最後の更新でした。