チャオの国から～子育てな毎日～

昨晩遅く、義兄が遠く日本から我が家へやって来た。

忙しい人なので、残念ながら、

我が家に滞在するのは、一日だけ。

５年前にも一度、来たことがあるが、

その時は夫が北イタリアの方へ行っていて不在だったので、

兄弟がナポリで会うのは初めてということになる。

そんなわけで、夕方６時には飛行機に乗って、

ミラノへと去って行く義兄と、

私達家族四人とで、一日ナポリ観光に乗り出した。

ここ数日にしては珍しく、

朝から真っ青な空が広がっていたので、

義兄の希望で、ナポリから５０キロほど南下した、

アマルフィ海岸目指して出発。

９時には家を出たけれど、

片道２時間は見積もったとすると、

現地滞在可能時間は、わずか４時間ほど。

けれど平日だったので、渋滞に巻き込まれることもなく、

予定通り、お昼前には着いた。

ところが不運にも、着いた途端、

山の方からやって来る黒い雲…。

雨が降ってきた～～～～。

仕方がないので、お茶しながら雨宿り。

子供達は寒い、寒いと言いながら、

ジェラートを食べました。

通り雨かと思ったら、意外にも中々止まないので、

諦めて散策開始！

今日、私達が選んだ町は、

アマルフィ海岸の中では、一番ナポリに近い、

「ポジターノ」という町。

高級リゾート地という雰囲気のところではあるが、

南イタリアらしい、

真っ青な海と、崖のような山の斜面に、

ポツン、ポツンと建つ家々。



空が暗いので、イマイチ雰囲気が出ませんでした。

小さい町なので、あっという間に散策も終わり、

お昼になったので、ランチタイム！

魚介づくしのおいしい料理を頂きました～。

でも残念ながら、外食し慣れない息子は、

自分がお腹いっぱいになると、

とてもジッと座っていられない。

そそくさと出て行ってしまって、

レストランの前の靴屋さんで、

そのお店のご主人の仕事を、

興味津々に見ていました。



昼食後、まだ少し時間があったので、

義兄の希望と、夫の提案で、

更に２０キロほど南下して、

アマルフィの町まで行きました～。

私的には、「えっ！？今からアマルフィに行くのか！？」

という感じでしたが、

そこはさすが兄弟。

「えっ？全然大丈夫でしょう～～！」

と、強引に押し切られてしまいました。

案の定、アマルフィに着いた時には、

もう既に、帰らなければならない時間の、

わずか３０分前。

な、な、なのに、

のんびりジェラート食べてる夫と、

のんびりお土産見ている義兄。

私は一人ハラハラ！

そして、もう帰るべき時間が過ぎてるというのに、

夫と義兄は、教会へ～～～～！

ダメとわかっていながら、

教会の中に居る夫を携帯で呼び出し、せっついた。

そしてこの時になって判明したこと。


夫は飛行機の出発時間を、一時間間違えてたこと。

ガガーーーーーーン！！


なのにまだ、

「何もお土産買ってもらってなーーーい！」

と、娘が今朝、叔父である義兄と交わした約束を思い出す。

急いでお土産探す義兄と子供達。

娘はガラスの魚が付いたネックレスを、

息子はおひつじ座の絵が描いた貝殻を買ってもらいました。



そして急に慌て出した夫の運転で、

空港へと向かう私達。

片道２時間はかかるというのに、

この時すでに、飛行機の出発２時間前。

ガガーーーーーン！

３０分前には空港に着かなければならないというのに…。

あ・り・え・なーーーーーーい！

皆で手に汗握り、

ハラハラ・ドキドキの連続で空港に向かったけれど、

本当にハラハラしてたのは、きっと私だけ。

途中、予期せぬところで渋滞に巻き込まれたりで、

結局、空港に着いたのは、出発１０分前。

取りあえず猛ダッシュで、

チャックインカウンターへと向かう二人。

変更の効かない航空券だと言っていたので、

どうしたもんかと、色々頭を悩ませながら、

夫の帰りを車で待つ私。

すると意外にも、

手数料なしで、次の便に変更してもらえたと、

満足げな笑顔で戻ってくる兄弟二人。

そして、ホッと安堵の溜息をつく間もなく、

「ピッツァを食べに行こう！」

とまだやる気満々兄弟。

そしてナポリで一番人気と言われている、

ピッツァ屋さんに行って、

確かにムチャ美味いピッツァを堪能して、

そして、満腹のお腹を抱えて、

またもや残った時間でナポリ観光。

「うそでしょーーー！？」

の連続だったけど、

飛行機が遅れたおかげで、

義兄の行きたかったスポット、

全て制覇できました～～～～～。

さすがの私達も、

今度こそは乗り遅れるわけにいかないので、

今回は１時間前に空港に着きました。

目の回る忙しい一日に、

最後は何が何だかわからなかったけど、

子供達は大好きな叔父ちゃんに、

いっぱいかわいがってもらい、

息子は大好きな飛行機を間近で見れて、



とても楽しかったようでした。

まぁ、終わり良ければすべて良し！

ってことですかね！？