チャオの国から～子育てな毎日～

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• がんばる！

  金曜日から夫がミラノへ出張中。我が夫の職業からして、「出張」という表現が相応しいかわからないが、とにかく歌いに行っているわけである。帰宅予定は今のところ火曜日なので、まだあと二日ある。ハァ～～～、疲れた…。こんなことくらいで弱音を吐いていたら、世の単身赴任中の旦那さんを持つ奥様方に、笑われそうであるが、やはり800ｷﾛも離れた場所に居ると思うと、それだけで妙な緊張感が生まれる。生まれて初めて、目の下にクマができてる私です。あぁ～、情けなや～～～～！来月になると、月の半分はミラノに居ると思われる夫。今回のようにたかが数日で、こんな弱音を吐いていては、とても身が持ちそうもない。ここは一発、ドカン！と気合いを入れて、頑張らなければ～～～～！いよいよ明日、例の大学院の第一回目の授業が始まる。読んで下さっている方の中には、「えっ！？まだ始まってなかったの？？？」と驚かれる方も多い事と思いますが、そうなんです！９月に入学試験を終えて、予定では１１月からが新学期スタートなのに、４ヶ月以上も待ちました。でも他の学科の人達は、「早いスタートだ！」と驚いています。ちなみに夫が通う予定の声楽科。昨年度の授業開始は１０月だったそうです。「えっ！？一ヶ月も早いじゃない！」と思った人、あま～～～～い！勿論、翌年の１０月のことですよ！そんなわけで、いよいよ、私の学生生活も始まります。気候もだいぶよくなってきたし、ここは、つべこべ言わずに、がんばるしかないっ！

  2008.03.16

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• やめてやめて～～～！

  ウチの近所というか、敷地を出てすぐの所、いわば、そこを通らずして、どこにも行けないという場所に、ミニミニ遊園地がある。遊園地と呼ぶのは相応しくないかも知れず、いわゆるメリーゴーランドのような、円形の造りのモノがド～ンと一つだけあって、そこに馬だけでなく、車、バイク、飛行機、馬車…と、色んな乗り物が凝縮されていて、それを○回で○ユーロという風に支払うというシステム。こちらの住宅地には、わりあい、この手の施設が多く存在する。ちなみにウチの近所の場合は、８回券で５ユーロ。べら棒に高いわけではないけれど、子供がちょっと遊ぶには結構な値段。勿論、子供達は毎日そこを通るわけなので、しょっちゅう、「連れて行け」と言うが、いまだ数えるほどしか行ったことがない。ところがこの度、そのミニミニ遊園地が新装オープンされることに。数日前、今まであった、軽く２０年は経ってそうな古い乗り物達は、一気に取り壊された。この３月に新しくなるということは、随分前から話に聞いて知っていたけれど、何分にもこの手の作業には、信じられないほどに時間がかかるナポリなので、まぁ予定通り３月から工事が始まっても、完成するのなんて、何ヶ月も先の話でしょう～と、おかげでしばらく「乗りたい！」と言われずに済むし、「あぁ～良かった！」と胸を撫で下ろしていたら、なんと、もう完成しそうな勢いである。そして今度の新しい乗り物達は、今までの物とは比べ物にならないくらい、きらびやか～～～～日に日に完成されていく様子を、毎日、学校の行き帰りに見ながら、子供達の興奮はどんどん高まるばかり。息子なんて吠えてます。この勢いでいくと、この週末にでもリニューアルオープンするんじゃないか！？しかし、あんな豪華な物を、すぐ目の前で毎日見せられたら、きっと一回は乗せてあげないわけにいかないだろうな。でもねぇ～…。ウチの子供達、二人とも大好きですが、娘はハッキリ言って、「どの乗り物が良いか？」なんて事には全く興味がなく、とにかく誰かの横に乗れれば良いだけで、必ず見ず知らずの誰かに相席をお願いする。一人で満喫したい子はとても迷惑そうだ。それに引き替え息子は、「これ！」と言って拘る乗り物がある。大抵は「バイク」なのだけど、彼は「これ！」と決めたら、その乗り物しか乗らない。５回なら５回とも同じ乗り物。そして赤いバイクに乗って帰った次の日には、「まだ青いバイクに乗ってないから今日も行く！」とワケのわからない理屈をこねる。乗り物には興味がなく、お友達が居れば良い娘と、色んな乗り物があるのに一つしか乗らない息子。さて、どっちの子供の方が、そこの施設を利用する値打ちがあるでしょうねぇ～？

  2008.03.13

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• 春の予感

  この一週間、日曜日の晴れのお天気を除いて、ずっと雨続きの毎日。日本で言うところの三寒四温と同じく、こちらでも３月はお天気が不安定だと、古いナポリ民謡の歌詞の中などにも登場する。でもさすがに一週間も降り続くと、日課のジョギングにも行けないし、気分も段々と飽き飽きしてくる。そんな中、今日の夕方、我が家のバルコニーから見渡す空に、信じられないくらいに美しい虹を見た。虹なんて、生まれてこのかた何度も見ているが、今日ほどの美しい虹は初めて。雨上がりのどんよりした空に、そこだけが別世界のように、七色の虹がキラキラと光って、大きな弧を二つも描いて空に浮かんでいた。色気違いの息子は狂喜乱舞して、何度も何度も端から順に色を言い、娘も大喜びしていつまでも眺めていた。いつもは夫は居ないはずの時間だったのに、今日はたまたま一時帰宅しており、四人揃って見ることができました。明日からは晴れるようなので、これで長かった冬も終わりかな？そんな春の訪れが待ち遠しくて、先日、２ヶ月ぶりに美容院に行った。イタリア生活８年目にして、初めて自分で気に入った髪形になった。毎回、同じ髪型でカットしてもらっているハズなのに、毎度、微妙に違う髪形になる不思議。次回も是非、この髪型にして欲しいと思うので、今度、美容師さんに会ったら、お願いしておこうと思います。そんな春らしくスッキリした私とは別に、先日、自らの手で円形のハゲを作ってしまった息子。今日は更に、頭のてっぺんにガムをくっ付けてしまい、私の手によって、新たなハゲを作るハメになりました。まぁ、春なので、良しとしよう!

  2008.03.11

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• 娘の執念

  ここ数日、アルファベットの小文字の「ｍ」と「ｎ」が、中々覚えられなくて苦戦している娘。って別に、他のアルファベットはもう完璧！というワケでもないけれど、「ｍ」と「ｎ」の小文字がどうにもややこしいらしく、中々覚えられずにいる。数日前、学校から帰って私が教えていたら、何気なく通りかかった息子が、「ママ、この『ｍ』は　マックド～ナルド（イタリア式発音）の『ｍ』だね。」とビックリするような鋭い指摘。横で聞いていた娘が、「なるほど！」と納得し、おかげで「ｍ」と「ｎ」の区別が付くようになりました。それ以来、「マックド～ナルドの『ｍ』！」と子供達がえらく盛り上がり、今日も朝から「マックド～ナルドに行きたい！」と懇願する子供達。それを聞いていた夫が、「よし、じゃ『マックド～ナルド』を、　アルファベットで書けたら、　連れて行ってあげよう！」と約束しました。今の娘のイタリア語能力から言って、マックド～ナルドは、英語という意味でも、かなり難しいと思われる。先日、割引クーポンを入手したこともあって、どのみち今日は連れて行ってあげるつもりだったようだが、さて、どんなものかと見ていたら、朝食後、早速書き始めた娘。何度となく質問をしてきたけれど、見事、一人で書ききりました。恐るべし、娘の食べ物への執着です。あんなに一生懸命、書こうとしている娘は、ハッキリ言って、初めて見ましたね。息子にも同じ物を書いてあげて、「今日はこれでハンバーガーを買うんだよ。」と言ってました。本人、とても満足そうでしたが、見ていた母は、その熱意を、普段の勉強にも注いで欲しいと、願わずに居られませんでした。　

  2008.03.09

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• 息子ズタズタ・・・

  息子の頭に、二つの円形脱毛症を発見。弱冠２歳１１ヶ月にして、そんなにもストレス溜めちゃって…と思って息子を抱きしめようと思ったら、至る所に散らばる、切った髪の毛の残骸。そう言えばその前に、「かみ切るからハサミちょうだ～い！」と言いに来てたのを思い出した。「かみ」というので「紙」かと思ったら、「髪」やったんですかい！それでなくても坊主にしたばかりで短い髪なのに、それを更に自分で切って、しかも後頭部。よくも地肌を切らなくて済んだものだと、後から想像して背筋がゾクゾク。しばらくハサミの使用は控えていただきます。そして右頬の首の間には、できたばかりの赤い傷。「どうしたの？」と聞いたら、「あのね、ダヴィデと戦いごっこをしたの。　ボクが勝ったのにね、　ラファエレがダヴィデを助けに来て、　ボクの事を噛んだのよ。」だって。首じゃなくて良かった。。。中々、激しい毎日を送っておられます。そんなわけで傷だらけの息子であります。噛まれたのが一昨日、自分で髪を切ったのが昨日、その二つで十分目立つのに、今日は更に加えて、朝からご丁寧にも、顔と手とズボンに色ペンでダイナミックなお絵描き。額には縦に黒い線が一本通っていて、中々の迫力でした。夫が居たら一生懸命、洗い落としてくれるけど、私はそのまま行っていただくことにしています。顔にはらくがき＆生傷、後頭部には二つの円形脱毛症、手のひらは青や緑に塗られていて、今日に限って色の薄いズボンを着ていたので、服のらくがきも結構、目立ったと思われる。帰って来た息子に、「先生、何か言ってた？」と聞きました。「Che successo---!（何が起きたんだーーー！）」と言われたそうです。

  2008.03.07

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• サボっていた理由

  気がついたら、一週間もブログの更新をしてなくて、自分でびっくりした。確かに多少はバタバタしていたけれど、ブログか書けないほどの忙しさでもなかった。だったら、どうして書いてなかったんだろう…？と色々と考えを巡らせてみた。私がブログを書く時間はいつも、子供達を寝かし付けた後と決めている。昼間にもたまにパソコンを開ける時があるが、ブログを書くのは必ず夜である。そしてこの一週間、更新をサボっていたのは、毎晩、夫と晩酌していたからだった。子供が二人になって、二人目である息子も一人前に食べるようになった頃から、夕飯の時間は、夫が居る居ないに関らず、きっちり６時と決めた。そうなると夫が平日に私や子供達と、夕飯を共にすることはほとんど無くなり、だいたい夫が帰宅するのは、子供達が寝静まった後である。先日までは、夫がその時間に帰宅しても、私は私でパソコンタイムを満喫していたが、休日も夫がほとんど不在という生活になってからは、知らず知らずのうちに、夫婦間のコミュニケーション不足が生じ、とても些細なことで諍いが起こるようになった。そんなある日、夫が音楽仲間の人と食事に行った際に、私の好みにピッタリのワインを見つけたからと、手土産に買って帰って来てくれた。そしてその日をきっかけに、夫の夕飯に付き合いながら、私は横に座ってそのワインを飲むようになった。私はあまりアルコールを欲さないタイプなので、今まで晩酌なんてほとんどした事が無かったけれど、始めてみると意外なくらいに楽しい。せいぜいがグラスに１杯飲む程度だけれど、夫と取りとめもない会話を交わすことによって、やはり子供だけでなく、対等に話せる人とじっくり会話をすることが、今の自分にとても必要なことなんだと、改めて気が付いた。その事を是非、夫に伝えようと、「いやぁ～、やっとパソコンに向かってるよりも、　パパと話をしている方が楽しいことに気づいたよ。」と正直に言ったら、夫はガックリしてました。ちなみに今晩は、夫はミラノに居るので不在です。なので久々にまったりと、パソコンタイムを満喫しています。う～ん…。やっぱりこの時間も捨てられまへんなぁ～。

  2008.03.06

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• 振り回され続けた６年間

  １２月の終わりに、夫がめでたく大学を卒業したということを、このブログでもチラッと書いたのであるが、実はまだ卒業してなかった夫。卒業試験を終えたので、すっかり卒業したものと思っていたら、まだ卒業演奏会が残っていたらしく、その準備をしていたところに突然、「卒論も書け！」と大学から要求され、そのことに、ここ２ヶ月ほど翻弄されていた。元々は、いくら何でも卒論を書くのは無理だろうと、卒業演奏会の曲数を増やす事で免除されていたのが、悪名高き夫の門下の専属伴奏者が、「そんなに沢山の曲は弾けない」と言い出し、急遽、卒論を書くハメになったというわけ。その卒論も無事に書き上げ、本日、めでたく卒業演奏会という運びとなったが、昨日になって突如、「君にはまだ終わってない科目がある。」と、またもやわけのわからない事を言い始めた大学。夫が３回生になる時に、それまで国立音楽院だったのが大学化され、いまだにシステムを把握していないらしい大学サイド。「そういえば、こんな授業も始めなきゃならなかったんだ。」と言われ、卒業を延ばすようにと言われた。勿論、夫は怒りに怒りまくり、昨日は一日かけて、大学に抗議をしていたらしく、今日もその抗議の続きを行なう為に、朝から出かけて行った。ところがお昼過ぎに夫から一本の電話が…。「急遽、今日、演奏会ができる事になるかも知れない。　運良く、例の伴奏者は今日は来ていない。　今から連絡をしないといけないけれど、　間に合わない可能性大。　そうすると、　Ｎちゃん（私）の伴奏で歌える絶好のチャンスやから、　今からすぐに子供達を迎えに行って、　その足で子供達も連れて大学まで来てほしい。」とのこと。そんな事、急に言われても無理じゃい！！といつもなら一蹴するようなお願い事だが、私もその伴奏者のヒドさを知っているだけに、彼女の伴奏で歌わなくて済むなら、是非とも協力してあげたいと、急いで身支度をして子供達を迎えに行き、そのままバスに乗って出かけて行った。私が着いた時にはまだ来てなかった伴奏者。他の学生達と共に、「お願いだから来ないで！」と祈りながら待つ事３０分。き、き、き、来た！そうなると、私は弾くわけにはいかなくなる。そんなわけで始まった卒業演奏会。せっかく来たので、子供達も一緒に連れて聴きに行って来ました。しかし、本当にシャレにならないくらいヒドイ伴奏者。「違う曲を弾いてるんですかい！？」というほどに、ほとんどまともに弾けない。歌い手である夫が、完全に伴奏者に合わせているという、有り得ない状態になり、しかも、夫が今一番のレパートリーとしている曲を、「それは難し過ぎて弾けない」という理由で、本番直前に、「歌うな」との指示。そんな事があっての演奏会で、さぞ精神状態が悪かったであろうに、頑張っていました夫。無事に最高得点をもらい、大学化されてからの初の卒業生ということで、本日、めでたく、今回は間違いなく、卒業いたしました。長かった６年間でした。　

  2008.02.28

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• 何でそうなるの！？

  子供に大人気のおやつに、「オヴェット」という、卵型のチョコレートがある。中が空洞になっていて、そこにオモチャが入っているという、何とも魅力的なお菓子であるが、まぁ、値段もそこそこなものである。なので我が家では、私が月に一度の買い出しに行った際に、少しはお買い得になる、三つ入りの物を買ってくるのが定番。その三つ入りの物にはそれぞれキャラクターがあって、私が最近買っているのは、女の子用には「ディズニープリンセス」シリーズ、男の子用には「ゴルミーティ」という人気キャラの物を、ウチの子供達にお土産として買って帰る。がしかし、ここでどうも納得いかないことが。。。娘用に買って来る「ディズニープリンセス」。卵の中から出てくるのは、白雪姫やシンデレラのような、ディズニー人気のお姫様のお人形か、もしくはそれぞれのお相手の王子様のお人形のいずれかが、各一個の卵の中に一つずつ入っているハズなのだが、三つが三つとも王子様ってどうよ？女の子なら勿論、お姫様の方が欲しいわけで、三つが三つとも王子様が出てくると、ハッキリ言って、「ガックリ」なわけです。このシリーズを私は合計三回購入したけれど、一回目は三つともお姫様（これは大喜び）、二回目は三つとも王子様（ガックリ）、そして今回の三回目、今日は二個目のチョコを開けたけれど、今のところ二つとも王子様。娘は「またやぁ～！」と、かなり憤っております。これで明日食べる予定の三つ目が、また王子様だったりしたら、ものすごく理解に苦しむんですけど、私…。こういうの、ごく普通の日本人的感覚でいうと、お姫様と王子様が、２対１の割合で、どっちが２でどっちが１かは別として、やはり混ざっているものではないのでしょうか？こんな風に、三つともお姫様、三つとも王子様になるんなら、いっそうの事、「王子様シリーズ」とか、「お姫様シリーズ」と表記しておいていただきたい。まぁ、そんな気遣いができるくらいなら、最初からちゃんと混ざっているだろうけれど…。だいたいこういう事は、他でも頻繁に起こるわけで、例えばキャンディー。袋入りの物ではなく、筒型に入っている、日本でよく知られているところの、「メントス」のような飴。こういうのが、「三種類のフルーツ味」だったりするわけです。パッケージには「イチゴ・レモン・オレンジ」とか書かれてる。なのに２０個くらいあるうち、１８個くらいまでイチゴだったりするのは何故？？？私の感覚でいうと、３種類の味が、均等に混ざって入っていると思うんですけど？？？またそういうのに限って、一番食べたくない味が幅を利かせてたりするわけです。どうしてそんなことになるのか、その感覚が理解できなくて、不思議で不思議で仕方がないけれど、これってもしかして、ちゃんと均等に配分されてる日本人のやり方の方が、普通じゃないのだろうか？と、段々と感覚がズレてきて、わけがわからなくなっている私である。

  2008.02.26

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• 娘の運動神経

  今週末は二日とも、とても暖かな良いお天気に恵まれた。こんな時にはお日さまの下で、思いきり体を動かせて遊ばせたい。となると、行き先は必然的に公園。何とも変わり栄えがしないが、特に他に気の利いた遊び場もなし。そんなわけで、二日間とも、行き先こそは違ったものの、遊具のある公園へ行って来ました。最近、公園で遊んでいる子供達の姿を見て、ヒシヒシと感じること。それは娘の運動神経が、とても大きく発達したこと。ウチの娘を、小さい頃から知っている人は、彼女の恐がりで慎重な性格（運動面においてのみ）が、どれほどのものであるか、よくご存知であろう。幼稚園に通い始めてからも、階段の上り下りは一人でできない、歩道から車道への段差が降りれない、外を歩いていても、コンクリートやタイルの模様が変わるたび、足先で段差がないか確かめないと前に進めない、日本の家の敷居は四つん這いにならないと降りれない、と言った具合に、全てにおいて、とにかく恐い、恐い、恐い！人間関係になると途端に大胆になる娘の、運動面とのギャップは相当に激しかった。そんな娘が小学校に入ってから、メキメキと運動面が発達し、高い所から飛び降りる、平均台を一人で渡れるようになる、アスレチックを全て制覇するなど、以前では絶対に挑戦しなかった事にも、どんどん積極的にチャレンジするようになった。これはひとえに、小学校に入ってから始まった、体育の授業のおかげではないかと思われる。勿論、年齢的に成長した部分も大きいと思うけれど、週二回行なわれている体育の授業で、上級生に混じって色んなことに挑戦しているようで、ここで受けてくる影響はかなり大きいようだ。今日も公園に行っていて、ロープを持ってよじ登るアスレチックを、恐くてできずにいる子に、自信を持って手本を見せているという、以前では考えられなかった場面に遭遇した。子供の成長って、できない時にはヤキモキするけれど、必ずできるようになる時が来るもんなんですね～。なので以前は公園に行っても、あまり積極的に遊具には行かず、お友達を捕まえてお喋りに花を咲かせていた娘だが、最近は存分に体を動かして遊ぶようになり、より行く甲斐が出てきたというもんだ。それに引き替え、１歳になる前から、それらの遊具をすべてクリアし、いつも回りの人に驚かれていた息子だが、今日行った公園では、公園のすぐ横手の広場で、子供用のバイクや車に乗れるコーナーが設置されており、「それに乗りたい」と、ずっと公園の柵にしがみついて、公園に居る間中、一歩もそこから離れなかった息子。ついには怒って泣き出してダダをこね出したが、「これは小さい子は乗られへんのや。　ほら見てみ。皆、大きい子ばかりやろ。　もう少しの辛抱やからな。」と、明らかに息子よりも小さい子が、沢山乗っているにも関らず、まるでその事には全然気づいていないかのように、普通に説得していた父。さすがに息子も「こりゃダメだ。」と悟ったのか、渋々諦めて帰って行きました。

  2008.02.24

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• 初めての個人懇談

  今日、娘の学校で、入学以来、初めての個人懇談があった。夫がちょうど、その時間に一時帰宅するというので、ついでに学校へ立ち寄ってもらった。いわゆる通知表という物をもらうのは、学年最後の６月だけのようだが、今回の懇談では、現段階での通知表も見せてもらえるということで、何しろ初めてのことだけにドキドキ…。とんでもない成績を見せられるんじゃないかと心配していたけれど、結果は意外にもよく出来ていたらしい。いわゆる私自身の小学校時代と同じ３段階で、「よくできました」「ふつう」「がんばりましょう」と言ったところか。ほとんどは「よくできました」で、いくつか「ふつう」があり、ただイタリア語、いわゆる国語は、「がんばりましょう」という結果だったらしい。私的には、言葉に関しては、まだ一年生の段階では、他のイタリア人の子供達と、差があって当たり前だと思っているので、別に何とも思わないけれど、学校側では、他の科目に特に問題がないだけに、言葉の問題を、もう少しどうにかできないものかと、ヤキモキする部分もあるようで、「家でもイタリア語を話したらどうですか？」と言われたらしいが、「日本語も習得しなければならないこと。」「日本語は両親からしか学べないこと。」「イタリア語を母国語として話さない私達から、　イタリア語を学ぶことは良くないこと。」ということを全て説明したら、ようやく学校側も納得してくれたようで、「まぁ、とにかくイタリア語はがんばりましょう。」ということで、話は落ち着いたらしい。全体の所見としては、とにかく、誰とでも仲良くできることが素晴らしいとのこと。「お宅の娘さんは、　この学校の全学年の全科目の先生と、　仲良くしているので驚きます。」と、ここは大いに褒められたらしい。これはいつも送迎している私が、見て知っていることであり、実際、全先生だけに留まらず、全職員さんを始め、学校に隣接して建っている、教会や修道院の人達とも、大いに仲良しな娘である。一年生の段階では、これができるだけで十分だと、大いに褒めてあげたい。「ただねぇ～」とまだ続きがあった。「こちら側（先生）で注意をして見ていれば、　一応、何でもちゃんと参加するんですが、　たまに放っておくと、　一人で全然違う方を向いているんですわ。　いつもいつも、　リリカのことばかりも見てられませんのでねぇ～」と、やんわりと「家でも注意して欲しい」というような事を言われたらしい。要するに注意力が散漫なわけですね。でも私は、自分が子供に音楽を教えていた時、「注意力が散漫で…」と悩むお母さんには、「注意力が散漫な子は、感受性が豊かなんです。」と言って慰めていた。（←本当らしいです）なので、この点も問題なしってことで、初めての個人懇談は、問題無く無事終了～～！ただ、かなりポジティヴな考えの学校へ、これまた相当に、ポジティヴ・シンキングの夫が話を聞きに言ったので、ちゃんと話の核心に触れたのか、一抹の不安が残る私なのでした。。。　

  2008.02.21

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• やっぱり理解できない夫

  夫が今年に入ったあたりから、携帯電話を二つ所有するようになった。一つの電話は正確な時間にセットし、一つの電話は一時間早くセットされている。「なんのために？？？」と聞いたら、「パッと時間見るやろ？　『えーっ！もうこんな時間！？』と驚くやろ？　でも実はそれよりも一時間遅いと知って、　『ハァ～良かった！』と思うわけや。」　「……………。」でもハッキリ言って、その逆もあるわけでしょ！？その時は「ハァ～良かった！」とは思えないんじゃ…！？しかもその二つの電話は同じ機種！そしてしょっちゅう、一つは家に忘れて行く！そんな時はどうするんだ？？？相変わらず謎の多い夫「Ｔ」。結婚して１１年半経っても、まだ謎がいっぱいのそんなアナタが魅力的～っなワケないがな！！！

  2008.02.20

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• 夫の夕飯が要らない時

  どこの家庭でも、旦那さんの夕飯が要らない日というのは、いつもよりも手抜きな食事が用意されることだろう。我が家も例外ではない。夫の夕飯が要らない日は決まって、「具だくさん焼き飯」とか、「具だくさんお好み焼き」とか、「具だくさんオムライス」など、野菜だけは色々入ってはいるが、必ず「一皿料理」というパターンである。そして更にそんな手抜き料理さえも面倒な時は、ずっと大事に温めてきた、日本から持ち帰って来た、「ちらし寿司の素」などが大活躍する。大事に温めすぎて、賞味期限などはとうの昔に切れているが、そんな事は全く気にしない。ちなみに本日使用した「ちらし寿司の素」は、２００７年６月を持って期限が切れた物。まだまだ甘い！甘い！切れてから２年やそこら経っていても、賞味期限切れに勝つ自信がある我が家。おかげで今日は、昼間からのんびりと過ごすことができ、幸せな一日でした。夕方、学校から帰った娘が、「今日の夕ご飯は何？」といつもの質問。「ちらし寿司よ」と、ちらし寿司の素を見せながら答える母。「えーっ！お寿司～～～！」と喜ぶ娘。「なんで？」と聞くので、「パパが居ないから。」と答えた。↑（注：私はあくまで、手抜きという意味で言いました。）ところが「ちらし寿司＝お祝いの時」と思っている娘。「パパが居ないから」と言う私の返事を聞いて、「だからお祝いするの？」と言いました。こらこら！そこを結び付けちゃいけません！「パパ不在＝お祝い」ではありません！「パパ不在＝手抜き」です。妙な誤解はしないように。パパが泣いてしまうじゃないの～。

  2008.02.19

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• 姉弟好プレー！

  「姉弟」と言っても、本日の話題は我が子達ではありません。１月より、新しくウチに、ピアノのレッスンに来ている一組の姉弟。５年生のお姉ちゃんと２年生の弟である。ハッキリ言って、イタリア語で教えるのは、私にとって大きなストレスである。自分の表現したいこと、伝えたいことが、半分くらいしかできないからである。その上、自分の子供達を見ながらのレッスンなので、かなり精神的負担が大きいために、今までは極力生徒を増やさないようにしていた。それでも友人の子や、近所のよく知っている子なら、あまり気兼ねもないので教えていたけれど、この姉弟は、全く見ず知らずの子供達だったし、はるばる２本もバスに乗り継いでウチまでやって来るので、そんな事をされると、余計に精神的負担が大きくなるので、何度もやんわりと断わった。しかも家が遠いので、６時より前には来れないという彼ら。そんな遅い時間に来られて、しかも二人と言う事は、合計一時間は、私は彼らに付きっきりになるので、その間、確実にグズるであろう息子を抱えて、とてもレッスンするなんて不可能だと思った。ところが実際レッスンを始めてみれば、この姉弟、それはそれは素晴らしいベビーシッターであった。レッスンは一人一人行なうのであるが、一人のレッスンが始まるとすぐさま、もう片方はウチの子供達を連れて、子供部屋へＧＯ！その間、全く飽きさせることなく、絶えず子供部屋から笑い声が聞こえてくるほどに、ずっと何かしらして遊ばせてくれる。そして片方が終わるや否や、すばやく交替して、また同じように遊んでくれる彼ら。その徹底ぶりと言ったら、私が受け取ったレッスン代を、半分返そうかと思うほどである。おかげで、レッスンしている一時間の間、子供達は一度も私の側に来ることはなし！彼らはベビーシッターさんと一緒に来ているのだが、その彼女も、レッスンを見学しながら、時々、子供部屋へも様子を見に行ってくれる。彼らにしてみれば、面倒を見てやっているというよりも、単に一緒に遊んでいるという感覚なのだろうが、あまりにも立派にその任務を果たしてくれるので、逆にこちらがベビーシッターとして来てもらいたいくらいだ。おかげでウチの子供達も、「静かに待ってなきゃいけない」という感覚を持たずにいれるので、毎週、彼らが来る金曜日を、月曜日から毎日、心待ちにしている。引き受ける前は、胃が痛くなるほどに悩んだものだったけれど、今は引き受けて良かったなぁと思う。「案ずるより産むが安し」とは、まさにこう言う事を言うのでしょうね。

  2008.02.15

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• ついに始まった息子の・・・

  以前、バカボンのママさんがご自身のブログで、彼女の息子くん（当時３歳）が、毎日毎日、「ママ、○○って言って～～～！」と言って来て大変疲れるということを書かれていて、私は娘でそんな経験をしたことがなかったので、「ふ～ん」と他人事のように読んでいたが、ついに始まりました、我が息子も。。。内容はこんな感じです。その１．息子：「ママ、ボクが今からテーブルの下に隠れるから、　　　　『あれっ？カントはどこかな？？』って言ってね～。」母　：　「あれっ？カントはどこかな～？」息子：「ジャーーーーン！ここでした～～！」　　　　（↑大げさに驚かないとダメ出しが付く：涙）その２．息子：「ママ、ボクが今から咳するから、　　　　『カント、大丈夫？』って言ってね～。」　息子→ゴホン、ゴホン…。母　：　「カント、大丈夫？」息子：「うん大丈夫。咳してるだけやから。」母　：「………」その３．息子：「ママ、『どこ行くの？』って言って～。」母　：「どこ行くの？」息子：「仕事です。」ってな具合に、一日に何度もこの手の受け答えを要求される。私の反応が気に入らない時は、何度もダメ出しされるからかなわない。しかしこの手の遊び方は、男の子の特徴なのか、それともたまたま、ウチも男の子がそういうタイプだったのか？？？そこのあたりはイマイチよくわかりませんが、いやぁ～、ハッキリ言って疲れまする。

  2008.02.13

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• 竹炭効果！

  イタリアには、ミネラルウォーターを飲む習慣がある。毎日の飲み物がそれだから、値段も日本なんかと比べると、比較にならないほど安いし種類も豊富。だが中には、水道水の方が新鮮だし、ミネラル分を摂取し過ぎないしと言って、ミネラルウォーターを飲まない人も居る。確かに大きな都市にしては、日本の大都市の水道水のような不味さはない。がしかし、ミネラル分を摂り過ぎるのも困るが、こちらの水道水には、石灰分が非常に多く含まれており、生のまま見れば透明でわからないが、沸騰させた途端、お湯が真っ白に濁るほどだ。そのせいで体に石が溜まりやすかったりもするようだし、免疫のない我々外国人は尚更である。とそんな事を思っているところに、あれは確か昨年の１１月の始め頃だったと思うが、ナポリ在住の日本人友達Ｙ子ちゃんとＹ美さんに、水道水の中に「竹炭」を入れると、驚くほどに水が美味しくなって、浄化もされる。と、えらく熱心に勧められ、そういえば以前、友人から竹炭を沢山もらったということを思い出し、早速、その日から実行に移した。確かに驚くほどの変化。味は勿論、美味しくなったけれど、何よりも驚いたのは、あれほど白く濁っていたお湯が、沸騰してもキレイな透明の状態を保ってたということ。なのでそれからは、一切、ミネラルウォーターも買わなくなり、毎日、「竹炭さまさま！」の生活を送っていた。そしてその事を、数日前にたまたま、その友人のＹ子ちゃんと、電話で話している時に、竹炭の効果について絶賛していたところ、「でも今、このゴミ問題が勃発している最中に、　水道水は飲んでも大丈夫かしら？」と素朴な疑問を投げかけてくるＹ子ちゃん。私もその時は、「まさか～」なんて軽く受け流したけれど、後からジワジワと、「そう言われてみれば、不安がないこともない。」実際問題、ナポリ産の野菜・果物、その他の食品は、「購入しないように！」とヨーロッパ全土におふれが回っているくらいだし、そうなってくると、水道水も何だか心配。そう思いながら飲むと、今までは美味しいと思っていた水も、何となく不味く感じてくる。飲むと心なしか、気持ちが悪くなってくる～～！と、この辺りは至って、その気になりやすい私である。そんなわけで、本日、約３ヶ月ぶりに、ミネラルウォーターを買いました。この夏に日本に帰った時に、「日本から買って帰って来る物」リストの中に、デカデカと書いている「竹炭」は、はてさて、どうすりゃいいんだ！？

  2008.02.12

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• 入園から５ヶ月経って・・・

  昨年の９月に、約２歳半で息子が幼稚園に入園して、はや５ヶ月の月日が流れた。それまでは、私と二人で、のんびりした毎日を過ごしていた息子。突然、生活のリズムが一変した。娘と同じ学校に通っているため、行き帰りの時間も娘に合わせてもらって、初日から朝の８時半から午後の３時半までという、フルタイムでの幼稚園生活を強いられた息子。４時頃に家に帰ってからは、とにかく夕飯まで起こしておくのが大変だった。それなら帰宅してすぐに、まずはお昼寝をさせようと試みたこともあったが、一度眠ってしまうと、朝まで起きられないほどの疲れよう。そして運良く起きていてくれても、とてもじゃないけど、夕飯を食べる余力なんて残っていなかった。すっかり夕飯を食べない習慣が付いてしまい、帰宅してすぐのおやつで、なるべく栄養のある物を摂らせて補っていたが、それでも夕飯で摂取するような栄養のある物は、おやつタイムには喜んで食べてくれず…。幼稚園では、希望すればお昼寝をさせてくれるが、日本の保育園のように、皆が一斉に寝るわけじゃないので、他の子供達が遊んでいる中で、自分だけが寝るということはできなかった息子。それまではほとんど手がかからない子だったのに、入園してからの夕方の時間は、グズる事も増えてきて、私はほとんど息子にかかりきりだった。夕方は娘のピアノの練習を見たり、授業で理解できていないことを、家でフォローしてあげたりしたかったのに、とてもじゃないけど、そんな余裕など持てなかった。そんな息子が、今年に入ったあたりから、時々、幼稚園で昼寝をするようになった。几帳面にもわざわざ、「先生、眠いので寝ます。」と申し出て、ちゃんとベッドに入って眠っているらしい。しかも２時間とかという単位で寝ているとのこと。息子は娘に比べて内弁慶なタイプなので、きっと今までは、そういう事を先生に言ったりできなかったと思うので、やっとリラックスできるようになったという事だと思う。お昼寝せずに帰って来た時も、ちゃんと夕飯の６時まで起きて待てるようにもなり、そして何よりも嬉しいことに、ほとんど食べれなかった夕飯が完食できるようになった。おかげで娘のピアノも勉強も見てやれるようになり、私もやっと、ホッとできるようになった。この５ヶ月間を、長かったと取るか、短かったと取るか？私としては、長かった気もするが、息子もよく頑張ったと思うと、たった５ヶ月でこんなにも成長して、と褒めてあげたいと思います。ただ、それまでは一人で、気ままな夕方の時間を満喫していた娘なので、急に母が熱心にピアノや、読み書きの練習を見てくれるようになって、いささか迷惑そうではある。

  2008.02.11

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• 発音の違い

  夜寝る前のハミガキだけは、仕上げみがき専用歯ブラシで、子供の歯を仕上げ磨きしている。いつもハミガキする時、奥歯を磨く時には「『ア～ン』ってしてごらん」、前歯を磨く時には「『イ～』ってしてごらん」と言っている。勿論、子供はジッと言われた通りにするわけはないので、磨いている途中に何度も、「ジッとしなさい！」とか、「ちゃんと口を開けなさい！」と注意することになる。だが娘はいつも、前歯を磨く時に「『イ～』ってしなさい！」と言っても、唇を前に突き出すようにして、口を縦に開けるので、磨きにくいことこの上ない。前歯を磨いている間中、「違う！『イー』ってするの！　それじゃ、前歯が見えないでしょう！　ちゃんとしなさい！」と注意し、結局は私が、口を横に「イー」と開いて手本を見せないといけない。ったく、いつになったらちゃんと出来るのか！？と思っていたら、それを側で見ていた夫が、「それはリリカが間違ってるんじゃないよ。　リリカはちゃんと、　イタリア語の『イ』を発音してるつもりなんやで。」と言われて、ハタと気が付いた。そういえば、イタリア語の「イ」の発音の口の開け方だ！イタリア語は、ローマ字というだけあって、日本人にはとても読みやすい言語だが、発音については、同じ「アイウエオ」でも、かなり日本語と異なる。細かく言えば色々あるが、大まかに言うと、日本語がどちらかというと、口を横に平たく開いて浅く発音するのに対して、イタリア語は、全体に縦に深く、でもとても前に出して発音する。従って、「イ」の発音などでも、口は縦に開け、唇は少々前に突き出した感じで発音する。なので、そうやって考えれば、確かに娘の「イー」は間違っていないのだ。娘も私が毎回手本を見せてるんだから、いい加減覚えてよ！と言いたいところではあるが、まぁ、こればかりは仕方がないかも知れない。そのことに気がついて以来、よりわかりやすく手本を見せているが、最近、少々改善されて、以前よりは若干、口が横に開くようになったが、それでも相変わらず唇は突き出ている。まぁ、幸か不幸か、娘の口は大きいので、歯さえ見えていれば、何とか磨けるのであるが…。それに引き替え、ちゃんと口を横に開く息子。だが彼は究極のおちょぼ口なので、これまた奥歯が磨きにくい。いずれにしても、早く仕上げ磨きをしなくても、上手に一人で磨けるようになってもらいたいものだ。

  2008.02.10

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• ウチも呪われてる！？

  昨年の秋頃に、私のお気に入りブログにも登録させて頂いている、「バカボンのママ」さん一家が、「呪われた家電」と題して、次々に壊れていく家電の話題を書いておられましたが、どうやら我が家にも、その魔の手が伸びてきた様子。完全に壊れてしまった物、まだ完全ではないけど、ほぼ壊れている物など、全てを合わせたら、結構な数の物が、もはや買い換え時期にきていると思われる。その１．デジカメ。これはこの冬休みに、撮影していた娘が誤って落としたのをきっかけに、全く画面に何も表示されなくなった。できれば修理に出したいが、どこへ持って行けば良いのかわからない＆持って行ったとしても、「表示が全て日本語だからわからない」と、以前のパソコンの時と同様の返事が返ってきそうなので、あまり持って行く気がしない。もし買い換えるとしても、できれば日本で買いたいと思っている。その２．パソコンこれは今更始まったことではないが、とにかくまともに動かない。夫はコンクールやオーデションなどの申し込みを、全てパソコンで行なわないといけないが、このパソコンではその操作すらも難しい。これも買い換える必要があるだろうが、できれば日本で買いたいと思っている。その３．オーブントースター随分前に、タイマーをセットする、いわゆる「グルッ」と回すあの部分が壊れ、ずっと強引に押しながら回したりして使っていたが、とうとう先日、それすらも機能しなくなり、ついに完全に壊れてしまった。まぁ、これは比較的安価な物なので、数日はトースト無しの朝食でしのいだが、すぐに新しいのを購入した。ただこれに関しては、私が買って来た物に、夫が文句をつけ、そのせいで夫婦離婚の危機にまで発展する騒動が勃発した。その４．洗濯機これは一応、きちんと動いている。まぁ、いまいち汚れが落ちてないとか、いまいち水がしぼれてないとか、その手の問題は、我が家だけではなく、こちらの洗濯機全般に言えることだが、最近、洗濯にかかる時間が、異様に長い！普段から、洗濯に時間がかかるのが嫌で、いつも最短コースにセットしているが、それでも一時間ちょっとはかかる。（←これもスゴイ！）がしかし、先日からどこに問題が起きたのか、この最短コースにかかる時間がなんと３時間！！！朝起きてすぐに洗濯し始めても、終わった時には昼近く、東向きの我が家には、もう太陽は去った後。その５．車かれこれ３年半ほど乗っている我が家の愛車、フィアット社の「ウーノ」。１５年前の型なので、買った時からすでに、「大丈夫か！？」というコンディションだったが、ここ数年で著しく変わった、イタリアの車の規定。勿論、我が家の車、思い切り規定に反してます。もしも見つかったら、「罰金＆減点」というリスクを背負いながら、毎日、ドキドキしながら走っている。まぁこのドキドキは、そのリスクだけではなく、車がしょっちゅうトラブルを起こすという意味でもある。幸いこの問題は、近々解決することになりそうである。とこんな感じで、我が家の電化製品からその他の物まで、いつ完全に壊れてしまうかわからない状態で、日々、緊張を強いられた状況にある。お願いだから、同じ時期に一気に壊れたり…なんて不吉な事が起きないで欲しい。しかし唯一買い換えたオーブントースター。このゴミ問題が深刻化している中で、古いオーブントースターを捨てて良いのか！？ゴミ置き場には、ここぞとばかりに、生ゴミと一緒に、冷蔵庫やら車の部品やら、危険な物がいっぱい捨てられているが、いくらなんでも、そんなことはできない。まぁ、私だけが思っても、回りがみんなこれじゃ、意味ないかも知れないけど…。

  2008.02.09

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• ドキドキな外出

  今日は朝から月に一度の、食料品のまとめ買いへと出かけた。子供達を学校へ送り届け、その足で夫を仕事先へ送り届け、そこのすぐ近くにあるショッピングセンターへＧＯ！あれやこれやと一ヶ月分の食料をどっさり買い込んで、お昼頃に終わって家路へと向かった。がしかし、最寄りの入り口から高速道路に乗ったら、つ、つ、つ、通行禁止！！！！原因は勿論、例のゴミ問題。最近は郊外へ行くと、いつ何処で、デモやらストやらで道路が閉鎖されるかわからないので、極力気をつけて、閉鎖される恐れのある所へは、行かないようにしていたが、それらはあくまで、一般道だけの話だと思っていたので、今日行ったショッピングセンターのように、高速の出口からすぐの所なら、まぁ大丈夫でしょうとタカをくくっていた。がしかし、高速の入り口には、ベッタリとパトカーが貼りついて、全ての車がＵターンさせられている。ひぇ～～～～～仕方がないので、地道に降りた私。残念ながら、究極の方向音痴です。地道では通ったことのない地域で、しかも標識→ほぼ皆無さらに郊外の何もない所で、道を聞こうにも、人っ子一人居らず…。取りあえず、高速道路から流れ出てきた車に付いて行く。こんな時、せめて矢印になる海や、ナポリの象徴でもあるヴェズーヴィオ火山が見えていれば、さすがの私でも、全く反対方向には行かずに済むのに、思いきり内陸に入ったのか、３６０度見渡す限り、畑＆ゴミの山。それでもめげずに突き進んだ私。やっと海が見えた～～～～！と思ったら、やっぱり海→反対向いてました。子供達のお迎えの時間も迫って来ていたので、すぐさまＵターンしてまた前進。とにかくそこら中、高速道路から溢れ出てきた車で大渋滞！大まかな方向が合っている限り、余計な事をせずに前進するのが賢明そうだったので、ひたすら海を右手に見ながらひた走りました。そしてやっと見えた高速道路の入り口。どうやら通行禁止地帯は過ぎていたようで、無事に乗ることができました。そして乗ってみてビックリ！元々乗ろうと思っていた入り口から、一つしか進んでいない。ショッピングセンターから自宅まで、何もなければ２０分ほどの距離。本日の所要時間は２時間なり～～～～。しばらくは郊外への外出も控えるべし…。

  2008.02.07

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• ナポレターノな息子

  「ナポレターノ」とは、「ジャパン」で言う所の「ジャパニーズ」のようなもので、「ナポリの」とか「ナポリ人」とかという意味だが、最近、ウチのあと２ヶ月で３歳になる息子が、日々、ナポレターノ化しつつある。その息子が毎日、私に投げかける言葉。「なんてキレイなんだ！ボクのママは！」この手のセリフを日々の何気ない場面で、例えば私が料理をしている時、テレビを見ている時に、側に寄って来てその言葉を投げかけ、抱きついてくる。そういえば今から遡ること３年前。まだ娘が幼稚園の年少組に居た頃、ある日、幼稚園に新しいコートを着て行った娘を、めざとく見つけた同級生の男の子が、とても大げさに手で口を押さえながら近寄ってきて、「おぉ～！今日のリリカはなんて可愛いんだ！　ママ！今日のリリカを見てよ！　とっても可愛いコートを着ているよ！」なんて言っているのを聞いた時、「やっぱりここはイタリアなのね」と驚いたもんだが、ちょうどそれと同じような感じの息子。まぁ勿論、言われて悪い気はしないが、少々照れくさいのと、行く末が少し心配である。だがそう言えば、日本に住んでいるある知人が、「息子というのは可愛いもんよ。　『ママは世界で一番キレイ』なんて言ってくれるのは、　世界中どこを探しても、　我が息子くらいのものよ。」と言っていたのを、ふと思い出した。日本人男性も今や、女性に対するサービスがよくなってきたということか。それとも、母と息子という関係はそんなものということか。っていうか、それと同じようなセリフを、そういえば我が夫も、毎日我が娘に投げかけている。ってことは、ただの遺伝ってことかいな！

  2008.02.04

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• 休日の定番メニュー

  実は昨日から四連休の我が家。月・火は特に祝日というわけではないが、カーニバル最終日とその前日ということで、明日と明後日はお休み。これも学校によって休校の所とそうでない所があるらしく、普通に登校する学校もあるようである。息子は私立の幼稚園なので、いつも通り登園できるのだが、お姉ちゃんが行かないのに行くとは思えないので、自動的に彼も連休である。さて、この季節の休日の過ごし方であるが、雨の多いこの季節、休日と言っても、出かけられない事が多い。特にこの冬休みは１６日間のあいだ、ほとんどパパ不在の母子家庭生活だった為に、雨の日の家での過ごし方については、毎日あれやこれやと、手を変え品を変え、子供達を退屈させずに過ごさせる方法を考えた。そしてその中で子供達が一番喜んだのは、「クッキー作り」。生地は時間のある時に作って冷凍しているので、気が向いた時に解凍しておいて、おやつの時間に間に合うように、昼食後すぐに取りかかる。この時だけは汚れるのも何も言わないで、食卓のテーブルの上に大胆に小麦粉をまぶして、どっちがクッキーだかわからないくらい、二人とも粉まみれになりながら、思い思いのユニークなクッキーを作る。回を重ねるごとに腕も上達し、色んな形に色んなトッピングが生み出され、これが意外なくらいに盛りあがって、なおかつ発散できるということがわかった。そして焼きあがったクッキーは、牛乳や果物を添えてリビングに運び、テレビを見ながら、まったりしながら、ダラダラと食べ続ける。何故か定番の番組は「Mr.BEAN」。（↑我が家全員、大好きなんです。）わざわざその時間に焼き上がるよう、密かに計算してます。これが冬休みの間にすっかり定番化し、最近では休日に雨が降っても、以前のように無理して出かけることもなくなった。今日もカーニバル前の最終日曜日だったが、お天気がイマイチだったので、昨日、一昨日のフェスタの疲れもあったし、この定番メニューで過ごしてもらった。更にサービスして、お昼ご飯は「たこ焼き」という得点まで付けて…。私は密かに多めにたこ焼きを作り、夜は余ったたこ焼きを、ソース味ではなく、めんつゆ味にアレンジして、思いきり手抜きをさせてもらった。まぁ、明日はどこかに連れて行けと言われるだろうけど…。

  2008.02.03

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• カーニバル到来！！

  今年もやってきました、カーニバルシーズン！トータルすれば２週間ほどあるカーニバルだが、実際、盛り上がるのは後半の一週間から、最後の４、５日くらい。来週の火曜日で終わるナポリのカーニバルも、一週間を切って、いよいよ盛り上がってきた。子供達は今日の学校でのフェスタを皮きりに、今日から４日間、フェスタ続きになる。明日は夕方から、同じ敷地内の子供達数人で集まって、お友達の家でフェスタ。明後日は日本人会のお友達の誕生日フェスタが、カーニバルの衣装着用で行なわれるので、それに参加する予定。そして日曜日は毎年恒例の、近所の大きな公園に、仮装して出かける。カーニバル前の最終日曜日は、ここの公園は仮装した子供達で溢れかえるのだ。ちなみに今年の衣装は、娘は妖精、息子はスーパーマン。娘は昨年のカーニバルが終わった時から、「来年は妖精がいい！」と言っていた。一番の魅力は、星が付いた「魔法のスティック」が持てること。それなら、スティックだけ買えば良いんじゃ…？と言いたいところであったが、やはり衣装も買いました。再来年くらいまでは着れそうな感じなので、今年で最後になることを願ってます。息子のスーパーマンも中々良い感じ。パパが見つけて買って来て、初めて着た時に息子が言った言葉。「飛べないんだけど…。」↑当たり前ですがな！ただ残念なことに、冬休みにデジカメが壊れてしまったので、今年はこのブログで、子供達の仮装した写真をアップすることはならず。さて今日は一日、授業も何もなく、朝から幼稚園＆小学校合同で、盛大なフェスタが開かれたようでした。当然のことながら、今朝は５時起き。登校時間はいつもより３０分遅かったのに。。。この手のフェスタは、親は参加しないので、フェスタの模様は、帰って来た子供達からの報告のみ。「どうだった？」と聞くと、勿論、二人で声を揃えて「楽しかった！」と。ただおもしろいのは、二人がそれぞれ、興味のある所が大きく違う！娘の口からまず出てくるのは、やはり食べ物の事。「ピッツァにケーキ、　ポテトチップスにビスケット、　チョコレートにイチゴ味の飴に、　ミルク味の飴に、コカ･コーラにファンタに…」と、学校側で用意をしてくれた食べ物を、片っ端から事細かに教えてくれる。そして息子の口から出てくるのは、誰はどんな衣装を着ていたか？ということ。「ガブリエレはティガー、　サーラはピンクのお姫様、　ラファエレはドラゴンボール、　チーロはスパイダーマン、　ロベルタはミニーマウス、　ファビオはスーパーマン、　サルヴァトーレはミッキーマウス、　エモーナは青いお姫様、　マリオはドナルドダック　シルヴィアは蝶々･……」と、延々語り続けるお友達の衣装。二人の興味のある内容があまりにもかけ離れているので、それぞれの口からフェスタの様子を聞くのはおもしろい。ただ娘の口からは、ついに食べ物以外のことは出てこなかった。とても彼女らしいフェスタの楽しみ方だが、もしかして、先日のサーカスで味わった悔しい気持ちを、今日のフェスタで取り返そうとしたんじゃ…？と、その執着ぶりにちょっと引いた母でした。

  2008.01.31

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• 色への執着

  随分と小さい時から、「色」への関心が強くて、早くから色を覚えていたけれど、そんな息子の、最近の色への執着ぶりは、ますます激しい。彼の毎日の生活は、全て「色」によって支配されていると言っても、過言ではないだろう。（←大げさ）幼稚園の行き帰りは車だが、その車に乗っている間、片っ端から見える乗り物の色を言っている。「あっ！赤い車、あっ！青いバイク、　あっ！オレンジのバス、あっ！緑の車…」といった具合。せめて独り言のように呟いてくれればまだ良いが、全てに私が相槌を打たねばならず、「赤いね～、青いね～、オレンジね～、緑ね～」とけっこう大変だ。そして食べる物も全て色によって決まる。「緑の牛乳が飲みたい。」「青いビスケットが食べたい。」「赤いヨーグルトが食べたい。」「黄色いパンが食べたい。」とこんな風に書くと、「歌花さん家は、　着色料がいっぱいの不健康な物を食べさせてる！」とお思いの方も居られるかも知れませんが、これらは全てパッケージの色のことである。「緑のパックの牛乳」「青い箱のビスケット」と言った具合である。困るのは一緒に買い物に行った時。「牛乳は緑のパックにしてくれ」とか、「ビスケットは青い箱の物にしてくれ」と言われても、ハッキリ言って困ります。先日も靴を買いに行って、どうしても赤い靴が欲しいとねだられて往生した。女の子じゃないんだから…！特に好きな色は青と緑だが、中には助かることもある。それは、「やたらと青菜を食べてくれること」どんなにクセや苦味のある青菜でも、彼の目の前に登場すれば、「フフフ…　この野菜は緑でカッコ良いね～。」となって、軽く一束くらいは平らげてくれる。そんな息子だが、あと２ヶ月ちょっとで３歳になる。今日、日本語、イタリア語、英語の３ヶ国語で、１から１０まで数えていて感心した。もっともっと青菜を食べて、どんどん強く逞しく育ってくれ～～～～！

  2008.01.29

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• ったくもう！！！（怒）

  先週の水曜日、恐ろしいくらいに風が吹いていたナポリ。我が家は前方の景色が開けているので、普段から比較的、風がよく吹き込む方だが、先週の水曜日の風は、石造りの家が壊れるんじゃないかと思うほどだった。そしてそれと関係があるのか無いのか知らないが、その日からプツリと途絶えた電話線＆テレビのアンテナ。ふ～、またかいな。。。この手のトラブルが頻繁に起こる国だが、こういう問題が起こった時、一体、どのような手続きを踏むか？まずは、「お客様サービスセンター」に電話をして、「電話が不通になりました。」という事を告げる。がしかし、ここで非常に納得がいかないこと。この「サービスセンター」の番号、家の固定電話からかけると、いわゆるフリーダイヤルということで無料だが、携帯からかけると有料。電話が不通だということは、いくらフリーダイヤルにして頂いたところで、電話は不通なんだから、かけようがない！でもどうしようもないので、携帯からかけるわけだが、せめてこのサービスセンター、かけた瞬間に「はい、こちらサービスセンターです。」なんて反応してくれるのならまだ良いが、かけると必ず、「お待ち下さい、お待ち下さい、お待ち下さい、お待ち下さい、　お待ち下さい、お待ち下さい、お待ち下さい、お待ち下さい、　お待ち下さい、お待ち下さい、お待ち下さい、お待ち下さい、　お待ち下さい、お待ち下さい、お待ち下さい、お待ち下さい」と、延々数十分待たされる。勿論この間、電話代はどんどん減るわけで、段々と怒りで、受話器を持つ手も、わなわなと震えるというもんだ。それでもめげずに水曜日からかけ続けたサービスセンター。金曜日にようやくつながって、「では修理屋さんに連絡しておきます。」ガチャン！金曜日につながったということは、土日に修理に来てくれるなんて有り得ないので、待ち続けて今日、やっと再開した。ちなみにテレビのアンテナ。我が家は「ＳＫＹ」という衛星放送を付けているが、こちらは、修理の人が出張してくるだけで、５０ユーロの出張費が発生する仕組みなので、すぐさま翌日の朝には修理に来てくれた。お金が発生すると、途端に事がスムーズに運ぶ国である。そんなわけで、我が家はこの一週間、別に誰かが病気をしていたわけでもなんでもなく、全員ピンピンしていたが、上記の事情により、ブログの更新をできずにいた。ということを、取り急ぎお知らせ致します。

  2008.01.28

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• 夫の特技

  日頃の夫を見ていて、とても感心することがある。なので、あえて「特技」と言わせてもらうことにするが、その特技とは、「子供が泣こうが喚こうが、　どんなにワガママを言って困らせようが、　全く動じないところ。」大げさでなく、尊敬に値するほどの動じなさである。私は子供が泣いたりダダをこねたりすると、すぐに動揺したり、イライラしたりするが、夫には全くないらしい。「怒ると恐いママ」と居る時よりも、「絶対怒らないパパ」と居る時の方が、子供達は遥かにワガママで言う事を聞かないのに、それを全く気にかけることもなく、全く子供に気持ちをかき乱されることもない夫。出先で、人前で子供がダダをこねても、全く恥ずかしいとも思わなければ、イライラすることもないので、夫の中には、「子連れで行くのはちょっと…」という感覚が無いらしい。そんな夫が昨日、選んだお出かけ先は、「美術館鑑賞」しかもパパ＆娘＆息子の３人で…。近所の美術館に、秋から大きな作品展が開かれていた。ずっと行こうと言っていたのに、中々行く時がなく、そうこうしている間に、最終日になってしまった昨日。「何が何でも今日は行かなアカン！」と、夫は前日から意気込んでいたが、私は生憎、朝から激しい頭痛に悩まされ、とても美術館に行きたい気分ではなかった。するとあっさり、「じゃ、子供ら連れて行って来るわ。」という夫。「えっ！？美術館に！？一人で子供二人連れて！？」と驚く私。私だったら、美術館なんて、「一人で連れて行きたくないスポット」の順位で、かなりの上位を占めると思われる。だが、私が驚く理由もわからないまま、ハリキッテ出かけて行った夫。混む前に行きたいからと、開館時間に間に合うように、朝ご飯も抜きで８時頃出かけて行った。そして８時半頃、電話が鳴る。「空いてるから、ゆっくりして帰るわ。」そして約３時間後、その間、何も飲み食いもさせてもらえずに、帰って来た夫と子供達。「どうだった？」と質問する私。「楽しかったよ、俺は。」ここ、ここ！ここがポイントです！こう思えるから、何処にでも苦にならずに連れて行けるんですよね。「子供はどうだった？」と聞いても、「さぁ、どうやろ…。」ですからね。ちなみに、パパに散々引きずり回されたであろう子供達。「どうだった？」と聞いたら、娘：「イエス・キリストと聖母マリアが居た。」息子：「馬みた…。」多くは語りたくないってこと！？

  2008.01.21

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• 遠足の悲劇

  本日、娘は小学校に入って初めての遠足でした。行き先は「サーカス」。いつも通り、何日も前から指折り数えて待ち、昨晩も相当、興奮しながら眠りについた。今朝も大ハリキリで出かけて行った。だが、夕方帰って来た娘の顔が暗い。「サーカスはどうだった？」と質問しても、「うん、楽しかった…」と言うだけで、それ以上は何も話したがらない。おかしい！これはおかしいぞ！と思ったが、しばらくそのまま放っておいて、夕飯の後、じっくり話を聞く事にした。すると「ワーーッ！」と泣き出す娘。「みんな、おやつ持って来てたねやんか！」と涙ながらに訴える。詳しく聞くところによると、今日、小学校全学年で行った遠足。娘以外の子はみんな、いろんなおやつを持って来て、それを食べながらサーカスを見ていたという。そして娘には誰もくれなかったらしく、娘は何も食べずに居たとのこと。それを聞いた私→そりゃ～ビックリです！でも学校からもらって帰って来たお知らせには、おやつの事は何も書かれておらず、出発時間と、給食は学校に戻って来てから食べるということ、下校時間もいつもと同じ、ということしか書かれていなかった。なので私は、幼稚園の時の遠足と同じように、先生が全員の分のチョコパンとジュースを、持って来てくれるものとばかり思い、それでもきっと、少しくらいは何かを持って来る子が居るかも知れないし…ということは予想して、飴をいくつか、スモックのポケットに入れてあげた。でも娘の話によると、みんな、それはそれは豪勢に持って来ていたとのこと。そして自分には誰もくれなかったと…。だが、話を聞けば聞くほど、怪しい点が出てくる、出てくる。娘はすっかり冷静さを失い、完全に悲劇のヒロインとなって盛り上がっているので、もはやどこまでが真実がわからない状態。すると、そこにちょうど夫が登場し、もう一度、一から順序立てて話を聞いていくことに。今回の事は、何も知らなかったパパとママが悪かったと、まずは娘に謝って、「今後の参考に」という事で、一から話を聞いてみた。一体、誰がどんなおやつを持って来ていたのか？私とて、全校生徒の名前を知っているわけではないので、全員の事は聞けないが、片っ端から名前を出して聞いてみる。すると、ポツリ、ポツリと話し始める娘。そして結論！要するにおやつを持って来ていたのは、上級生の中の二人のみ。一人はポテトチップス、もう一人はハムサンド。それ以外の子は、特に何も持って来ておらず、みんな、幼稚園の時と同様、先生が持って来てくれたチョコパンを食べ、フルーツのジュースを飲んだだけらしい。ところが娘は、このチョコパンがあまり好きではない。そして悲劇にも、今日のジュースも娘の嫌いな味だったらしい。なので娘にしてみれば、「皆、美味しそうにおやつを食べているのに、　自分だけが何も食べる物がない！」と、一気に気分がドーンと落ち込んだそうな。ポテトチップスを持って来ていた子が、可愛そうな娘に少し分けてくれたようだが、きっと、別の物を持って来ていたその上級生二人も、そのチョコパンが嫌いなので、予め用意しておいたのだろう。まぁ、娘の気持ちもわからないではないが、何もそこまで気分が盛り上がらなくてもよかっただろうに。肝心のサーカスも、とても楽しく見れる気分ではなかった…と、その時は涙ながらに訴えていたくせに、すっかり機嫌を取り戻した後は、楽しかったサーカスの内容を、事細かく話して聞かせてくれた。なんや、しっかり楽しんだんかいな。しかし、感心するほどに食べることに執着する娘だが、あの帰って来た時の悲劇的な顔を思い出すと、我が子ながら、そんなにも食べ物一つに、気分が振り回されて、ハッキリ言って、情けないぞ！母は。その情熱を、ほんの少しでも他へ回していただきたいものである。

  2008.01.17

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• 今週は長い・・・

  「えっ！？まだ水曜日？？？」と、カレンダーを見る我が目を疑いたくなるほどに、今週は一日、一日が長い！それは勿論、今週に入って、子供達が交代で学校を休んでいるからである。娘はすっかり熱も下がり、本日より登校しているが、『一晩寝て翌朝にはすっかり～』なんて期待していた息子の熱は、今朝になってもまだしっかり３８度台をキープ！なので、お坊ちゃんには本日もお休みいただきました。しかし彼は熱があろうとも元気である。娘は病気をすると、まずすっかり食欲が衰え、ほとんど何も食べずに寝て治すタイプだが、息子はモリモリ食べて治すタイプらしい。二人とも熱だけかと思っていたら、今朝から娘は咳も出始めた。やはり風邪だった様子。それかもしくは、二人とも予防接種のおかげで軽く済んでいるだけで、実はインフルエンザにかかっている可能性もあるのだろうか？それなら予防接種をしていない私達は要注意である。さて、お姉ちゃんが咳をしているのを見て、何を思ったか息子が突然、「ママ、ちょっと見てくれる？」と、口のところに握りこぶしを当てて、「ゴホン！ゴホン！」と咳の真似をしている。「ボクとパパはこんな風に咳をするんよ。」だって。「じゃ、リリカは？」と聞いてみたら、手のひらを口に当てて、「コホン！コホン！」と、やや上品な咳の真似。「ママもこんな風にするんよ。」と言う。「ふ～ん。どうして？」と聞いてみたら、「男は手をグーにして、女は手をパーにして」ということを、身振り手振りつきで説明してくれた。「へぇ～～～！よく知ってるねぇ～」と感心したら、えらく得意になった息子。彼はまだ咳の症状が出ていないにも関らず、今日は一日、片手を腰に、片手を口に当てて、「エヘン！」「オホン！」「ゴホン！」と、歩き回っておりました。さて、あと何日で私は自由の身になるのでしょうか！？

  2008.01.16

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• 珍しいことに・・・

  日曜日の晩から娘が発熱している。と言っても、３８度あるかないかの熱で、それ以外には特に症状がないので、珍しく週末に宿題なんて物を持って帰って来たから、知恵熱でも出したのかしらねぇ～なんて言っていた。昨日は学校を休んで一日寝たり起きたり…。夕方には微熱になっていたので、もうそのまま下がってくれるだろうと思っていたら、今朝起きてもまだ微熱。顔も腫れぼったいし、やはり今日も大事をとってお休みすることに。娘の発熱は久しく経験していない事を、少し前のブログに書いたことと思うが、恐らく、約２年ぶりかと思われる。ということは、以前に発熱した時は娘が４歳くらいの頃だということだが、この２年の成長は大きい。前回の時は、まだ「抱っこ」と言ったり、側に付いてて欲しいと言ったりしていたのに、６歳ともなれば、一人で大人しく寝ている。他の症状は何もないので、元気で家に居る時よりも、静かで良かった。（な～んて…）そして理不尽にも、昨日は幼稚園に一人だけ行かされた息子。「ボクも行かない」と行く前には言っていたのだけど、それだと娘の気が休まらないだろうと、夫は強引に連れて行った。そして今朝は、お姉ちゃんが行かないと知った時点で、「今日はボクも絶対に行かない！」と言って聞かない。今まで一度も言ったことのない事だし、まぁ、本来ならまだ幼稚園に行ってない年齢なんだし…ということで、本日は息子の欠席も許可。なので、ほとんど治ったも同然の娘と、もとよりピンピンしている息子に囲まれて、私の平和なひと時は、ガラガラと音を立て、見事に打ち砕かれたのでした。と思っていたら、夕方には息子も発熱。ピンピンしているのでわからなかったけど、どうも顔が赤いので検温してみると38.6度。ありゃりゃりゃりゃ…。ということは何？娘の熱は風邪だったということだろうか！？息子は昨日、今日と、お姉ちゃんが、いつもより優しくされているのを見て、自分が発熱していると知った途端、「ボクは病気だから抱っこして。」とか、「ボクは病気だからご飯食べない。お菓子食べる。」とか、彼なりに知恵を働かせて、優しくされる気分を満喫しようと頑張っていました。さて、明日の朝、二人はどんな状態になっているのか？娘はもう大丈夫かと思うけど、息子はどうか？今まで発熱は、全て一日で完治してきた息子だが、今回もそのパターンで行ってくれるのだろうか！？私が演じる「いつもより若干、優しいママ」は、本日をもって、期限切れとなりましたので、明日は是非、二人揃って登校してもらいたいものだ。彼らの為にも…。

  2008.01.15

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• 二人目って・・・

  二人目の子供って、要領が良いとか、調子が良いとかってよく言われるが、本当なんだろうか…？最近、ウチの息子の要領の良さを目にする機会が、やたらと多いような気がするのは気のせいか！？これは昨日の夕方のこと。帰宅してから私が夕飯の準備をしている間、子供部屋で遊んでいた子供達。夕飯の前にチラッと覗いたら、息子のミニカー専用おもちゃ箱、ブロック専用おもちゃ箱、そして娘のぬいぐるみ専用カゴが、部屋いっぱいに散乱していた。夕飯を食べ終えるのを待って、「子供部屋がものすごい事になってるけど、　散らかしたのは誰だ？」と子供達に質問した。娘　：「私です。」息子：「ボクじゃありません。」と答える。「どっちでも良いけど、　お風呂の前にちゃんと二人で片付けなさいよ！」と注意をしたら、「ボクは何も出してない。　リリカが全部出したんだよ。」と言い張る息子。どう見ても、息子のおもちゃの方が散らかっており、犯人が息子であることは明らか。娘は意外にも片付け上手で、いつも弟が散らかした分も、文句を言わずに、キレイに片付けてくれるので、昨日も当たり前のように片付けに行こうとしたので、「ちょっと待って！」と言って、いい加減、息子にも片付けを覚えてもらいたいと思い、「いつもお姉ちゃんは、　カントが出したおもちゃも片付けてくれるでしょう？　だから、もしもお姉ちゃんが出したおもちゃだとしても、　カントも一緒に片付けなさい。」と説いてみた。するとあっさり調子よく、「あ～、お手伝いすれば良いのね？」と、さも理解したかのような返事をする息子。すぐさまお姉ちゃんの手を取って、「リリカおいで！片付けるよ！」と言い、お姉ちゃんの手を引っ張って子供部屋へ向かう息子。「君は何でそんなに偉そうなんだ！？」と言いたい気持ちをグッと堪えて黙って見ていた。すると一旦は子供部屋へ入ったであろう子供達。息子はすぐさま私の居るキッチンに戻って来て、「リリカを連れて行って来たよ。　さっ、リンゴ食べようかな。」って、ちがーーーーーーーーーう！！！君のそれは、手伝ったんじゃなくて、連れて行っただけやんか！さすがの娘も理不尽に思ったのか、文句を言いに戻って来た。なので、ここでもう一度説き伏せる。「いい？今から３分後に子供部屋に見に行きます。　その時までに全部片付けるように。　もしも片付いてなかったら…」と、この先はあえて言わなくても、私のコワイ顔を見ただけで効果は十分である。さすがに逃げるように去って行った子供達。がしかし、耳をすまして聞いている限り、一生懸命片付けているのは娘だけで、息子は飛んだり跳ねたり、走り回っているだけ。そして数分後、「ママ、見に来て～～～！」と娘から声がかかる。「どれどれ？？？」と言いながら見に行く私。そして子供部屋に入った瞬間そこに、「ジャーーーーーン！」と両手広げて自慢げな笑顔で立っている息子が居た。　　

  2008.01.11

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• もみの木

  本題に入る前に、まずは本日、無事に滞在許可証の申請手続き完了。一年に一度のこの手続き、ナポリでの生活の、他の何と比較をしても、やはりこれ以上にガックリ、グッタリくることはないだろう。１１月の初旬に前年度の期限が切れてはや２ヶ月経過。北イタリアのミラノに行けば、この申請手続きから受け取りまで、全て含めて即日で手続きが完了するらしいのに、（↑数年前に聞いた話ですが…）申請するだけで、すでに２ヶ月も経過しているナポリって…！？勿論その間、夫は十数回と色んな所へ足を運ぶわけで、ホント、無駄な事に時間を使わされる。そして晴れて受け取れる日は一体いつ？６月までに受け取れなかったら、日本に帰れないんですけどーーー？？？そんなわけで、毎年のことながら、申請手続きの最終段階の一回のみ、子供達は本人確認のため、足を運ばねばならない。なので今日は、二人揃って学校を休んでいただきました。毎日、喜んで学校に行くにも関らず、休むとなったら大喜び。ま、そんなもんでしょうけれど…。ただ書類を提出するだけで、待つこと３時間。終わった時にはちょうどお昼過ぎだったので、来週の月曜日で返却期間が終わってしまう「もみの木」を、返しに行く事にした。昨年に引き続き、お馴染みの大型家具・雑貨店「ＩＫＥＡ」で買ったもみの木。１０ユーロで購入し、定められた期間内に返却しに行くと、１０ユーロ分の商品券と交換してくれるという仕組み。警察を出てから一旦、家に戻り、もみの木と引換券を持ってＩＫＥＡへ。ところが、「さぁ、返そう！」となった段階で、引換券を見て愕然とする。「間に挟まっているはずのレシートがない！」いや実はこれ、レシートを失くしたのではなく、最初から引換券の間に挟んでなかったのだ。犯人は私。昨年はしっかりホッチキスで貼り付けられていたので、今年もすっかりそうだと思い込んで、２ヶ月近くも保管していたにも関らず、一度も確認しなかったバカな私。半分はホッチキスで止めなかった店員のせいだ！と言いたいところではあるが、そんな事を言ったところでどうしようもない。「タダでも絶対引き取らない！」と言われ、渋々、またもみの木を持って帰ることに。ところがここで、目をランランとさせた人が一人。それは夫。彼は、昨年初めて育てたもみの木が、あまりにも上手く育たずに、結構、ショックを受けていた。なので今年は買う段階からかなり気合いを入れ、選び方から育て方まで、何やら色々と知識を得て入手した。買った後も丁寧に育てたところ、見事、昨年とは違って、この返却段階に来てもまだ、青々と葉がいっぱい残っていた。なので彼は、何とかこのまま返さずに、次のクリスマスまで育てたいと言っていたのだが、やはりもみの木に、ナポリの夏は越せないだろうということになり、渋々返しに行くことにした夫。従業員の人に引取りを断わられたその場で、「このもみの木、どうにかナポリの夏を越せませんかね？」と相談を持ち掛ける。するといとも簡単に「育ちますよ」と答えるお兄さん。彼は長年、園芸屋さんで働いていて、夏を越したもみの木をいっぱい見てきたらしい。「ならば！」と夫はキラリと目を光らせ、車の上に摘んでいたもみの木を、あっさり「持って帰ります。」と、いつもの夫らしくなく、簡単に引き下がった。そんなわけで、また我が家に戻って来たもみの木。今年のはあまりに大きかったので、これからはバルコニーで生活してもらうことにする。一旦は、全て散って落ちてしまうであろう葉を、毎日せっせと箒で掃くのはちと面倒だけど、かと言って、あのゴミの山の中に、まだ生きている立派な木を捨てるのは、あまりに忍びないので、まぁ、これで良かったのかも。

  2008.01.10

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• ゴミ問題その後・・・

  って、別にまだ何も解決されたわけではありませんが･･･。月曜日から、夫の職場付近のデモのせいで、ずっと我が愛車が、事務所付近に閉じ込められたままだった。今日の午後になって、ようやく車通行止めのデモが解除され、急いで車を取りに行った夫。ただ一言、「放火されてなくて良かった～」って、すごいレベルの話ですがな！この三日間は、そのせいで、子供達の送迎は路線バスを利用することを、余儀なくされていました。子供達は大喜びで、バスに乗れることに大興奮しておりました。でも停留所三つしか乗らない上に、間で一度乗り換えるので、座ってる暇もありませんが、たまたまここ数日はお天気も良く暖かかったので、楽しく通学できました。まぁ、ゴミの中を通って行くんですけどね。さてそのゴミ問題。夫は毎日、色んな所から話を聞いてきます。実際、どれが真実かなんて、誰にもわからないという感じで、様々なウワサが飛び交っていますが、その一つに、今から５０年ほど前に、焼却場を設置しようと、ある場所に土地を用意したらしい。が、住民などの反対で中々実現しないままに、そこは、単なるゴミ捨て場と化したそう。そしてゴミの分別なんて感覚がないものだから、様々な危険物が、その土地に大きく掘った穴の中に、どんどん埋められて行ったそうな。そして当然だが、その危険物諸々も、もはやこれ以上、埋められないほどに満杯になった。今になって、そこに焼却場を！という話もあるが、その深く埋められた危険物を処理することができず、かと言って、その上に焼却場を作るわけにもいかず、にっちもさっちも行かなくなって困ってるそうな･･･。とまぁ、こんな風にして、夫は毎日、あちらこちらからウワサを聞きつけて来るわけだが、どれもこれも、開いた口が塞がらん話ばかりだけど、どれもこれも、「有り得るなぁ～」と、妙に納得できる部分もある。しかしこのゴミ問題。はっきり言って、数年などという単位では解決しないのでは？地下鉄の駅一つ作るのにも、やれ遺跡が出ただの、その他にも問題が出ただのと言って工事を長引かせ、その間、しっかり予算だけは下ろさせて、がっぽり儲けていたというくらいだから･･･。ちなみにその駅は、そうやって１３年間引っ張ったそうな。それも単なるウワサかも知れないけど、十分に有り得る話でもある。経済を回すなんて感覚はないのか？

  2008.01.09

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• 後悔先に立たず

  これだけは、子供の前で絶対に言っちゃいかんと、いつも思いながら居るのに、つい言ってしまったこと。「今すぐ日本に帰ってやるーーー！」先日、夫と言い争った時の出来事であった。いや、実は実際はしょっちゅう言っているのだ。でも子供が混乱したり、気持ちが不安定になったりしない為に、これだけは子供の前で言わないように気をつけている。だが先日の言い争いはかなり激しかったこともあって、娘がしっかり聞いてしまったらしい。その直後から、「ね、ね、いつ日本に行くの？」攻撃が始まった。しまった！と思ったが時すでに遅し。今のところ、日本に一時帰国の予定は６月半ば。仕方がないので説明する。「今、クリスマスが終わったばかりでしょう？　これから今度は２月にカーニバルが来て、　３月にイースターが来て、　４月に幹土のお誕生日が来て、　５月にママのお誕生日が来て、　６月になったら一年生が終わるからそれからよ。」だがしかし、いまだにカレンダーの読み方も知らない娘。「ふ～ん」と一旦は納得したものの、その翌日から、「さっ！今日はカーニバルかな？」とか、「今日はカントの誕生日ちゃう？」とか、「ところで明日はイースター？」とか、毎日、毎日、質問攻め。「後悔先に立たず」とはまさにこの事。まだあと半年もあるのに、一体、いつまで飽きずに質問するつもりだろうか？そしてその横で盛り上がる、乗り物マニア。（息子）「アエ～レオ（飛行機）に乗れる～～～～！」と吠えてます。

  2008.01.08

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• ナポリのゴミ問題

  もうイタリア国内は勿論、日本にもニュースとして、取り上げられたりしているようなので、もはやご存知の方もおられるかも知れませんが、ナポリのゴミ問題が、ここの所、以前にも増して深刻化している。すっかり回収に来なくなったゴミ収集車のせいで、町中の至る所が、ゴミの山と化している。こちらでは、日本のように、「ゴミの日は○曜日と○曜日」などという設定はないので、毎日ゴミが捨てられる。なので、町には至る所に大型のゴミ箱が置かれているが、そこに回収されないままのゴミがどんどんと山積みされていき、それが何メートルにも渡って歩道にまで溢れ返り、ひどい所は通行不可能なほどのゴミの山。そして漂う悪臭に耐えられなくなり、付近の住民がゴミ箱ごと燃やす。燃やしたゴミからは、有毒ガスも発生しているとか。何故、ゴミの回収に来ないのか？それは、ナポリにゴミ焼却場がないからで、今まではドイツや北イタリアの、他の州へ運んで燃やしてもらっていたが、ついにそこからも「いい加減にしろ！」と拒否され、そうなると、回収したゴミを保管する所がないという理由で、回収に来なくなってしまったのだ。イタリア政府からは、ナポリにもゴミ焼却場を設置するようにと、相当呼びかけられているようだが、どうやらそこには、例の組織の人達が大きく絡んでおり、設置すると、その組織の人達の都合が悪くなる理由があって、設置することを阻止しているのだそう。そしてそんな状態が長期間に渡って続いていたが、ここ最近になって、不満が積もりに積もった住民達が動き出し、大きなデモやらストやらを起こし、放火事件から殺人事件まで起こって、ゴミ集積場がある地域の付近では、電車も車も全て、通行不可能になっているらしい。ちょうどその集積場がある場所から、もう少し郊外へ足を延ばした辺りへ仕事に行っている夫。ここの所、ずっと電車がストップして通勤できないので、車で仕事に行っていた。なので今日はついでに子供達の送迎もしてくれるというので、私は安心して家に居たが、お昼過ぎに夫から連絡があり、夫の勤める事務所のある町付近の、大通りから小さな路地まで、道という道全てを、住民のデモが完全にブロックし、徒歩以外は通れなくなっているということだった。子供達のお迎えの時間まで、あと二時間弱くらいという頃だったが、どのみち夫は帰って来ないわけにもいかないので、バスが通っていると思われる他の町まで歩き、そこからバスを乗り継いで、何とかお迎えにギリギリ間に合う時間に帰って来た。一体、いつまで続くのか？デモが終わらない限り、我が家の車は手元に戻って来ない事になるが、それにしても「恥ずかしくないのか！ナポリ人！」。そしてそんな人達に、「俺らはユーロの人間だ！」と威張り散らされ、私達は見下されているかと思うと、煮えくり返ったハラワタも、同じく燃え出しそうな勢いだ。

  2008.01.07

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• 長かった冬休み

  明日で冬休みが終わる。今年の冬休みは長かった。１６日間ある休みの間、家族で過ごしたのはたったの三日間だけだった。クリスマス、元旦、そして遊園地に行った三日間。夫はこの三日を除いて他の日はすべて、午前は仕事、午後はレッスンというパターンで、夕飯を揃って食べたのも数えるほどだった。こんなことなら、冬休みは私と子供達だけ、日本に帰ることにしておけば良かったと、後になってから後悔したが、どのみち、実現することはなかっただろう。それでもそんな中で、私なりに頑張って、朝は夫が出かけて行く前の、まだ薄暗い時間にジョギングに行って、そこでしっかり気分をリフレッシュして、それから後は、天気の悪い日は家でお菓子作りや料理をさせたり、少しでも天気が良くなれば、公園、散歩、買い物･･･と、できるだけ、子供達が楽しく過ごせるようにと頑張った。が、それでもやはり、事あるごとに、大声張り上げて子供達を叱りつけたり、一人でキッチンに居る時に、大きな溜息をついたり･･･と、そういう事も度々あったことは否定できない。そんなある日、料理をしている私の所に娘がやって来て、こんなことを言って来た。「ママ、一人でリリカとカントのこと見るの大変やね。　ご飯も全部作らなアカンしね。ありがとうね。」と。これを聞いた瞬間、「なんて心の優しい娘なの！」と感激したと同時に、まだたった６歳の小さな子供に、こんな事を思わせてる私って、なんてダメな親なんだろう･･･と、深く反省する思いであった。そうこうしながらも、明日で冬休みは終わり。この三日間は、ようやく暇ができたママ友のＳ子さんを捕まえて、三日連続、遊びのお供をしてもらったので、冬休みも終盤になって、子供達も楽しく過ごせたことだろう。今晩、イタリア版サンタクロースの、「べファーナ」という魔女が、靴下にいっぱい詰まったお菓子を届けてくれるので、子供達はわくわくしながら、クリスマスツリーの下に、靴下を置いて眠りについた。冬休み最終日の明日は、一日中、お菓子を食べまくって、それだけで十分、楽しく過ごしてくれる事だと思う。この１６日間、特に私を大きく困らせることもなく、お利口に二人で仲良く過ごしてくれたご褒美に、明日はご飯をちゃんと食べなくても良しとして、お菓子に埋もれた一日を過ごさせてあげたいと思う。　

  2008.01.05

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• 慣れろと言われても・・・

  先日、いま習っている歌の先生に、一度、病院に行って、自分の胃の状態を診てもらった方が良いと言われた夫。その理由は、胃の状態と発声とが、密接に繋がっているからだそうで、胃酸が多く出ると、高音の発生を邪魔したりするものらしい。診てもらうまでもなく夫は元々、胃酸過多なのだが、食生活などの指導も受けた方が良いからと、一週間ほど前に病院に行って来たらしい。そこで先生から、「君はプロという意識があるなら、　もう少し、普段の話し声を節約した方が良い。」と言われた夫。すぐその気になりやすい夫は、取りあえず、食生活を徹底的に見直し始めたが、同時に、普段の話し声も変えることにしたらしい。今まで、声が大きいのが何よりもの自慢というほどに、とにかく家でも大声で話し、「こんなに至近距離に居るのに、　そんなデカイ声で喋らんといてよ！」と、いつも私が文句を言っていたくらいなのに、そんな夫が突然、ヒソヒソ声で話し出した。はっきり言って、不気味です。今までのように話しかけても、とても静かな反応を示すわけで、たぶん、とても普通な状態になったんだろうけど、今まで彼の大声に慣れてきた私にとっては、あまりもの急なギャップに、つい、「怒ってる？」とか「しんどいの？」と、聞きたくなってしまうのだ。「慣れてくれ！」と夫は言い捨てたが、不思議なもので、ヒソヒソと話されると、とても嫌らしい人に見えてくる。そして、自分が静かになったものだから、私の声がデカイだの、うるさいだのと文句ばかり。この状態をいつまで続けるつもりか知らないが、はっきり言って、すんごいストレスなんですけど？？？

  2008.01.03

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• もはや過ぎ去ったお正月ムード

  日本なら、まだお正月ムード満点な今日でしょうが、こちらでは今日から平常通りの生活。我が夫は、朝・午後・晩と、いきなり三つも仕事を掛け持って、朝８時に家を出たっきり、今日は深夜まで帰って来ないと思われる。なのに今日は一日どんより曇り空で、寒さも厳しく、仕方なく子供達と三人で、家の中で静かに過ごしました。一日中、「退屈してます」というオーラが、メラメラと子供達の背中あたりに発せられていたけれど、たまには出かけない日があっても良いでしょうと、今日は断固として、化粧もせずに、一歩も外に出ませんでした。そんな子供達。今日は娘は算数の宿題に着手。一ケタの足し算がもう始まっているようで、まだまだ数字を見ただけじゃ計算できないけれど、おせち料理に使った残りの黒豆を１０個用意して、色々足し算させてみました。はっきり言って、頭が痛くなる出来でした。トホホ･･･。その横で息子が、「ボクもする！」と言い、豪快に黒豆をぶちまけてくれて、あぁ～こちらも頭が痛し･･･。そんな息子。かなりの親バカな私がいうのも何だが、彼は中々、学習能力に長けている。今年、初めて自分でお餅を食べた息子。昨年までは、喉に詰まらせるのが心配で、私がお箸で小さくちぎって食べさせていたが、今年は一人でも大丈夫かと思い、普通の切り餅を、三等分してお雑煮に入れた。食べる前に一度だけ、「これくらいの大きさずつかじって食べるのよ。　そしてよく噛んでから飲み込んでね。」と説明したら、やたらと真面目で律儀な息子。毎度、私が教えたとおりの大きさにかじって、とても熱心にモグモグと口を動かし、ちょっと大きめに口に入ったらすぐさま、「ママ、これくらい大きくても大丈夫？」と聞いて来る有り様。なので、全く問題なく、一人でお餅が上手に食べれました。って、これってもしかして、全然、普通のことなのかな？？？でも、そんな息子の横で、何度言っても危なっかしいお餅の食べ方している娘を見ると、つい、息子は「天才」に見えてきてしまうんです。喜ぶべきか？？？複雑･･･。

  2008.01.02

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• ２００８年スタート！

  新しい年がスタートしましたね。あけましておめでとうございます。今日は一年のスタートに相応しく、晴れのお天気で、初日の出もバッチリ見れました。いかに外国に居ながらにして、日本のお正月気分を味わうか･･･！？何よりも欠かせないのは、やっぱり「おせち料理」。昨日一日かけて、あれこれと知恵を絞りながら、それなりにおせち料理もどきな物ができました。本当ならここで、ドドーン！と画像が載る予定だったのですが、昨晩の花火を撮影中、娘が謝ってデジカメを床の上に落としてしまい、そのせいで撮影不可能となりました。要修理だと思われるので、しばらく画像は載せられそうにありません。さて、その「おせち」。今回は頑張って１１種ほどできました。お雑煮にお赤飯、栗の甘露煮、黒豆などの、典型的なおせち料理に、焼き豚、茄子の煮びたし、かぶの千枚漬け、二十日大根の酢漬け、海老の塩焼き、ダシ巻き卵、煮しめを意識した筑前煮･･･など、ナポリでのおせち作りも三度目となると、限られた材料の中でも、それなりな物ができるようになるものだと、我ながらちょっと感心したりして。。。おかげで今日は、朝・昼・晩と三食とも「おせち」で、一度も料理することなく過ごせ、これぞ「おせち」の醍醐味よね～と、この事が一番嬉しい私なのでした。子供達はパパから、初めて、「お年玉」という物をもらい、冬休み中に、中身の１０ユーロを持って、何かを買いに行くそうです。明日からは普通通りの生活。夫は朝から仕事に出かけるので、お正月気分もあっけなく今日で終わることになる。さて、今年はどんな一年になるか！？まだ抱負も何も決めてないけれど、取りあえずは家族みんなの健康を祈って･･･。どうぞ今年も宜しくお願いします。

  2008.01.01

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• 今年を振り返って・・・

  2007年も、残すところあと一日となった。今年はどんな一年だったかなぁ～と振り返ってみて、何よりもまず感謝しなければならないことは、家族全員、大きな病気をすることなく健康に過ごせたことだろう。中でも一番健康だったのは娘。微熱さえも出さず、鼻水の一滴さえも出さず、ひたすら元気いっぱいに突っ走ってくれた娘。それじゃぁ一体、娘が前に病気をしたのはいつだったんだろう？と、育児日記をパラパラと読み返してみたら、昨年の１１月に「嘔吐・下痢症」になり、一日だけ嘔吐をした以外、どうやら２００６年も他に病気をしなかった様子。それ以上は、日記を読み返す根気もなくなって、一体、いつ以来なのかは、わからなかった。ウチの子供達が病気をしないことについては、丈夫な体に生まれてきてくれて感謝すると同時に、もしかして、病気もできないほどに、毎日の生活の中に緊張感があるんじゃ･･･？と、時々心配になったりする。さて、明日は大晦日。クリスマスが最大イベントのイタリアでは、年末・年始はさほどの盛り上がりでもないが、１月１日だけは、全てが休みになる。昨年の今頃は、日本の大晦日やお正月を味わって、本当に楽しかったなぁ～と、毎日、昨年の日記を読み返しながら、思い出に浸っている可愛そうな私であるが、そんなことばかり言っていても、新しい年を迎えられるわけはないので、ここは気持ちを切り替えて、息子が生まれてから恒例となった、こっちで手に入る食材を駆使して、おせち料理もどきなる物を、今年も作ることにした。アジア食材店などに行けば、意外にも色んな物を揃うということもわかり、今日から下ごしらえに取りかかった。今までは見るだけだった、ナポリで恒例の、新年と同時に、町中に打ち上がる壮大な花火の大イベントに、我が家も少しながら参加しようと、手持ちの子供ができる花火も買い、明日は子供達も大いに夜更かしして、我が家のバルコニーで町中の花火を見ながら、子供達も花火に挑戦する予定。来年はどんな年になるか！？毎年のことながら、一年先のことなんて、全く見通しのつかない、常に綱渡り人生を送っている我が家であるが、来年も、健康に恵まれますよう、そして、どんな状況に陥っても、家族仲良く楽しく暮らせるようにと、心から願って、たぶん今年のブログ収めかな？？？今年も一年、お付き合いくださった皆様、本当にありがとうございました。来年もまた、宜しくお願いします。よいお年を！！

  2007.12.30

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• メリークリスマス☆☆☆

  今日は待ちに待ったクリスマス。子供達にとっては一番の楽しみ、サンタさんも無事に登場してくれました。まだ暗いうちから起きたがった子供達を、「まだ夜中よ。」と騙しながら、何とか７時頃まで寝かせてもらい、私のＯＫの合図と同時に飛び起きました。リビングのもみの木の下に、プレゼント発見！今年のプレゼント、娘には、旅行カバンのような箱の中に、ギッシリ詰まっている色鉛筆、ペン、クレヨン、絵の具とそれらの付属品のセット、息子には、プラレールタイプのlegoのブロックを、持って来てくれました。今日は一日中、それで遊び続けた二人。自分のおもちゃで遊んだり、お互いのおもちゃを交換して遊んでみたり、どちらかのおもちゃを二人で遊んだり、飽きるヒマなど全くなく、まさに寝る直前まで遊び続け、息子は夕飯の前に、ブロックの前で遊んだままの状態で、沈没してしまいました。ささやかなお祝いの食事は、今年は手作りのチョコレートケーキと手巻き寿司。海老やらスモークサーモンやらツナ、カニかまetc･･･と、色々それなりに豊富に取り揃えたのに、卵焼きオンリーで通した息子。そういえば娘も、今の息子くらいの時、私の実家で手巻き寿司を食べ、納豆巻きオンリーで通して、見事１２個食べたという記憶があります。夜は手巻きの残った具を利用して、色々「のり巻き」に変身！ささやかながらも、賑やかで楽しい食卓でした。こちらではこれからまだしばらく、クリスマス気分が続きます。１月６日にべファーナという魔女が、靴下に入ったお菓子を子供達に届けてくれて、それで締めくくりとなります。子供達には本当に楽しいこと続きの季節ですね。

  2007.12.25

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• サンタさんと田中さん

  昨晩の、寝る前の父と娘の会話。娘：「サンタさんって、田中さんと来るんでしょ？」父：「えっ！？た、た、た、田中さんと？？？」娘：「うん、そうよ。田中さんと来るのよ。」父：「田中さんとは来ないと思うけど･･･。」娘：「違うよ！田中さんと来るのよ！」おとっつぁんよ！気づいてやれよ、それは「田中さん」ではなく、「トナカイさん」だってことを･･･。さて今日はクリスマス・イヴ。イヴはあくまでもイヴで、メインは明日のクリスマスなので、今日は明日の準備をしつつ、ささやかに前祝いも行ないました。クリスマスといえば、こちらの人にとっては、恐らく一年中で、一番大きな行事であると思われる。会社関係は、ほとんどの所が、一昨日の土曜日からもう休みに入っており、お店関係は、今日の午前中をもってほぼ終了。明日はどこもかしこもお休みで、町はシーンと静まり返る。家族、親戚中が集まって、賑やかにお祝いの時を持つのだそうだ。最初の頃は、この雰囲気の中で、取り残されたような気がする自分達が、寂しくてたまらなかったけれど、家族も四人となれば、十分に賑やかで楽しい団欒の時が持てる。子供達は今年もやって来るであろうと思われる、サンタさんの登場を心待ちにして、毎年恒例にしている、サンタさんへのおやつと飲み物を、もみの木の下に置いて、眠りについた。サンタさん、今年も二人ともとっても良い子でした。ステキなプレゼントを持って来てくださいね。田中さんと一緒に！（笑）

  2007.12.24

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• 今日もまったり～

  現在の時刻２０時。本日もこんな時間にブログなんて書いて、何とも言えない至福の時を過ごしている私。昨日のブログにも書いたが、今日は真向かいの家の子のフェスタ。今晩は夫は仕事で不在だけれど、子供の足でも５歩あれば着く距離の家なら、放っておいても全く問題なしということで、私はこうやって、一人の時間を満喫中である。しかし本日のフェスタの主役は、今日で一歳になる女の子。なのに１９時開始のフェスタってどうよ！？思いっきり、大人向けのフェスタじゃないの？？しかし先ほどから、何度となく帰って来る娘。やれ「オシッコ！」だの、やれ「お水飲む！」だのと言って帰ってくるが、「アンタは、そんな事が言えないキャラじゃないでしょうが！」単に、５歩という近さを、最大限に利用しつつ、「母は一体、何ぞしてる？」と、私の様子を見に帰って来ていると思われる。今も、「カントが『ママ～』って言ってた」と言いに帰って来たので様子を見に行って来たが、「機嫌よく遊んどるがな！」次帰って来たら、居留守を使ってみようかしらん～。それはそうと、子供達が長期の休みに入って、一番困ることといえば、私の毎朝欠かさず行なっているウォーキング。最近はだいぶ体力もアップして、半分はジョギングにしている。この休みの間に、この日課を欠かして、また体がなまるなどということは避けたいので、「私は冬休みに入っても、ジョギングは行く！」と豪語していた。朝食の準備から洗濯、片付けなどを終えて、そそくさと出かける準備をしていたら、当然のように、「お供します。」と付いて来る夫＆子供達。仕方がないので、昨日と今日、一家四人でジョギングに行きました。って、「走れるかい！！！」夫と二人で交替しながら走っているけれど、昨日はベビーカーを持って行くと言ったり、今日は今日で自転車や三輪車を持って行くと言ったり･･･。勿論、途中でそれらの乗り物を放棄する子供達なので、わてら二人は、三輪車かついで走るんですかい！？それでも何とか続けようと思ってはいるが、もはや挫折してしまいそうな弱気な私。。。

  2007.12.23

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• 冬休み初日は・・・

  長い連休や長期の休みに入ると、いかに一日でも多く、出かける予定が入るかというのが、一番、頭を悩ませるところである。そんな初日の今日と明日は、お友達のお誕生日のフェスタで予定が埋まった！フェスタは、お天気にも関係なく必ず行なわれるし、確実に子供達は楽しんで来てくれるしという意味で、とても喜ばしい予定の一つだが、フェスタが行なわれる場所や、先方の親御さんとの関係の親密さによっては、とても重い気分で参加する時もある。今日、招待されたフェスタは、子供達の学校のお友達で、主役のシルヴィアちゃんという女の子は、一つ年下だがウチの娘と仲良しで、彼女の弟のガブリエレくんは、ウチの息子のクラスメイトで大の仲良し。しかも最近、彼らはウチと同じ敷地内に住んでいるという事が発覚したので、連れて行くのにも近くて、今日のフェスタはとても気楽に行けるパターンだ。更には今日たまたま休みだった夫が、先ほど子供達を連れて行ってくれたので、私はこうやって、とても冬休みとは思えない、まったりした気分でブログなんぞを書いているというわけ。３時間ほどは帰って来ないだろう。ウシシ･･･。そして明日は、我が家の真向かいの赤ちゃんの、一歳の誕生日フェスタなので、明日は夫は不在だけれども、真向かいなら、二人を放り込んだあと、私は帰宅してまた、まったりできると思われる。よしよし！取りあえず最初の二日はこれでバッチリだ！ちなみに今日から早速スタートした娘の宿題。普段は宿題がないので、一体、娘がどれくらいわかっているのか、全然知る機会がなく、しかも学年末まで通信簿なる物がないし、授業参観なども全くないので、先生に直接聞かないことにはサッパリわからない。私は、確実に付いて行けてないと思っていたので、この冬休みは徹底的に、今まで習った事を一から復習しなければならないと思っていたが、今日、国語の問題を２ページほどしてみて、意外にもわかっていることを知った。勿論、すごくよくわかっているというわけではないが、私が思っていたよりは、全然できている。これなら、宿題だけこなせば大丈夫かも。と、先ほどその事を夫に話したら、「そう言えば、俺、この前先生に、　『どうですか？』って聞いたわ。」なんて言う。気になる先生の答えは、「全てにおいてスローペースですよ。　まぁ、でも遅いというだけで、　特に問題はないですね。」とのこと。び、び、び、微妙な答え。。。これは一体、どう解釈して良いのやら？？遅いけれども、遅いということは、特に問題ではない、と解釈しても良いのかしら？？？だったら何も問題はないってこと？？？

  2007.12.22

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  冬休みに備えて

  今日で一学期も無事に終了し、明日から１６日間の冬休みに突入する。平日の昼間、一人で自由な時間を過ごしている私にとって、明日からの子供二人との生活は、まさに不自由そのもの。１８０度、生活が変化するといっても過言ではないだろう。そう思うだけで今週は、「何かやり残したことはないか？」「何か買い忘れた物はないか？」「何処か行き忘れた所はないか？」と、悔いのないように、家事は全て放っぽり出して、あっちこっちと駆けずり回っていた。あぁ～、疲れた･･･。おかげで美容院にも行けたし、クリスマスプレゼントもバッチリ揃ったし、食品もたんまり買い込んだし、これで準備万端！である。そして本日、学校で最終日を送ってきた子供達、娘が昨日、突如、学校の先生達に、何かクリスマスプレゼントを贈りたいと言い出し、そんな事をしても良いものかどうか迷ったが、他にも贈っている子がいたと娘が言い張るので、急遽、昨日の夕方、プレゼントを買いに行った。子供達が二人で選んで、ピンクの小さなロウソクを１０個購入。それを赤い包装紙で一つ一つ包んで、今朝、大ハリキリで持って行きました。たまたま１０個入りのロウソクを買っただけなので、それで数が足りるものだかどうだか、さっぱりわからないので、「自分達の担任の先生には、　絶対に忘れないように一番に渡しなさいよ！」としつこく言い聞かせておいたが、案の定、娘は登校途中に見た、違う学年の「モニカ」というお友達に、息子は門を入って最初に会った先生に渡そうとしていました。アチャチャチャチャ･･･。そして午後、迎えに行ったら、「ステキなプレゼントありがとうございます。」と、「えっ？この先生と関わってたっけ？？」という先生から、トイレ係の人にまで、こちらが恐縮するほど何度もお礼を言われ、予想外に喜んでもらえたようで良かったです。さて学校からは、二人揃って、ステキな可愛い、クリスマスの工作を持ち帰りました。息子が持っている鐘は、大小二つの素焼きの植木鉢でできており、娘が持っている天使は、土台である体は紙でできているけれど、よ～く間近で見てみると･････パーツは全て、色んな形のパスタでできているという、パスタの国イタリアならではのアイデアでした。「二人とも、上手にできてエライ！」と褒めてあげたいところだが、実際は、「先生ご苦労さまでした。」という作品である。そんなわけで明日から冬休み。娘は初めて、宿題なる物を持ち帰り、国語・算数合わせて１３ページほどある。頑張って、一日一ページのペースでこなしてもらいたい。１６日間と言っても実際は、クリスマスや年末・年始でバタバタしている間に、あっという間に過ぎるのだろうが、というか、是非ともあっという間に過ぎて欲しいが、せっかくの休みなので、それなりに楽しく、充実した毎日を送れたらと思います。最後に本日、夫がめでたく大学を卒業いたしました。首席、満点にプラスアルファの評価までもらい、本人も満足できる出来だったようで、毎日、毎日、レッスンに通った甲斐アリだった、というところでしょうか。何とか、スッキリした気分で、年を越すことができそうで何よりです。ハァ～、ヤレヤレ･･･。

  2007.12.21

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• バテてくれ！

  ここ三日ほど、眠れない夜が続き、一日中、頭が痛く、ボーッとしている私。その原因は、夜中に吠える息子である。少し前までは、幼稚園でドッと疲れて帰って来る息子に、何とか夕飯を食べさせ、お風呂に入れることで精一杯だったが、ようやく慣れてきたと思ったら今度は、またエネルギーが有り余り始めた様子。朝は８時半から、午後の３時半まで、みっちり幼稚園で遊んで来るんだから、それ以上は勘弁してくださいと言いたいところだが、まだまだ最年少だからなのか、中々上手く発散できないことも多いようで、持て余したエネルギーを土産に帰宅してくれる。こうなると困るのは、その余ったエネルギーを夜中に発散すること。それがわかってからは、また以前のように、幼稚園に迎えに行ったその足で、公園などに連れて行き、「これでもか！」というくらいに、たっぷり発散してから家へ連れて帰って来ていたが、よく考えてみれば、ここ一週間か１０日ほど、ナポリでは有り得ないほどの寒さが続き、とても外で遊べるような気候ではなかった為、週末も含めて、全然外で遊んでいなかったことが、ここ数日の、夜中の雄叫びにつながったのではあるまいか。そう思い、今日は久々に暖かな一日だったので、お迎えの後、そのまま公園へＧＯ！更にその後、ショッピングセンターにまで連れて行って、そこでもまた、イヤというほど遊んでいただき、先ほど撃沈！思い残すことなく発散していただきました。さて今晩の眠りはいかに！？今日こそは真夜中に、「♪ハッピ・バ～スデ～・トゥ～・ユ～♪」という、最も場違いな歌を、我が息子の口から聞くことなく、安らかに朝まで寝かせていただきたいものだ。

  2007.12.20

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• 浸しすぎ！

  こちらでこの季節に欠かせない食べ物の一つに、パンドーロという、クリスマスのお菓子がある。お菓子と言っても、１ｋｇもある、大きなパンのようなケーキのような物で、粉砂糖をたっぷりまぶして食べるのだが、これがまた、朝食には持って来い！の味で、朝ご飯のクロワッサンの代わりに食べるのが、この季節についハマる、我が家の朝食スタイルである。子供達も大好きなこのパンドーロ、特にパン系が大好きな息子は、朝からペロリと平らげるが、先日、どこで覚えて来たのか、このパンドーロを、牛乳に浸して食べたいと言う。手で小さくちぎって、「牛乳チョンチョンしても良い？」と聞くので、「ご自由にどうぞ！」と答えたら、早速、試してみる息子。かなり大きな一切れを食べるくせに、それをご丁寧にも、一つ一つ、レーズンくらいの大きさにちぎり、牛乳に浸してみる。だが、そんなに小さな一切れを牛乳に浸すには、コップの底に少しだけ入っている牛乳の量では、到底、届かないということになるので、息子の要求に答えて、コップに半分以上注ぐ。するとしっかりパンドーロが牛乳に浸るのは良いが、今度はパンドーロを握っている手が、手首までしっかり牛乳に浸かっている。き、き、き、気持ちわるっ！本人はとても満足げに、「ブォーノ！ブォーノ！」と言って、飽きもせず、何度も口に運んで大喜びだが、回りで見ている人間には、かなりの忍耐が必要とされることは言うまでもない。年明けまで、まだしばらく店頭に並ぶこのパンドーロ。クリスマスが終われば、徐々に値下げされていくので、そうなるとますます、魅力がアップする。あと何回くらい、我が家の食卓に並ぶのだか知らないが、あの牛乳まみれの息子を想像すると、店でパンドーロに伸ばす手も、思わず引っ込んでしまいそうだが、やはり食べずに居られそうにもない。

  2007.12.17

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  子供達の初舞台

  昨日、今日と二日間にわたって、子供達の発表会を観に行って来ました。数日前から体調の管理などに気を使って、ドキドキ・ハラハラの二日間でしたが、初めての子供達の晴れ姿を見せてもらい、ただただ感動の一言でした。まずは一日目は娘の発表会。行なわれたのは学校の劇場。これが、あの小さな学校とは思えない立派なもので、ちゃんと幕も下りる舞台が備えられており、二部にわたっての豪華な構成でした。一部は全校生徒による劇。ここではなんと、娘は主役！！でした。遠い外国から転校してきたばかりのアジア人という役で、上級生の男の子（イタリア人）とアジア人兄弟という設定で、「遠く離れた国からやって来て、　肌や髪の色が違っても、話す言葉が違っても、　愛は世界でただ一つ。　みんな君の友達だよ」というストーリーの物を、ミュージカル仕立てで構成されているというものでした。娘は主役でありながらも、まだ転校してきたばかりで言葉が話せないという役なので、台詞は一言もなしでしたが、（笑）歌や踊りは中々上手に頑張っていました。真ん中に立っているのが娘です。外国で暮らすことが、どんなに大変で、辛い事や寂しい事が沢山あるかということが、何度か子供達の台詞の中に登場して、今回のこの劇のテーマが、どういう趣旨で決められたことなのかわかりませんが、とても励まされる内容で、先生や他の生徒の皆に、娘がとても歓迎されていると言う事が伝わるものでした。第二部はダンスと各学年によるお遊戯。何せ、人数が少ない学校なので、一人一人の出番が非常に多いのが、観ている方はとても楽しかったです。ほとんど出ずっぱりという感じだったので、よくあんなに色々、覚えられたものだと関心しました。娘はあの通りのキャラなので、本番中も、回りの上級生達から、色々お世話を焼いてもらっていましたが、そこはまだ、一番小さいということでご愛嬌。一人だけ違う方の手が上がってたり、一人だけ反対の方を向いてたりしましたが、パパは「ズバ抜けて上手い！」と大絶賛でした。そして本日は息子の発表会。こちらはクリスマスではお馴染み、イエス・キリスト誕生の劇。息子は天使の役でした。豪華な衣装を着せてもらい、客席の一番後ろから、花道を通って舞台へ上がり、一番前にただ立っているというだけでしたが、これだけでも２歳児にしては立派なもの。泣かなかっただけでも拍手大喝采です。その豪華な衣装はこちら。一番左に立っているのが息子です。二日間とも、とても充実した内容で、細かい所にまで、感心するほど工夫されており、幕間の休憩時間や終了後は、軽食と飲み物のビュッフェまで振舞われ、至れり尽くせりでした。子供達もクリスマスプレゼントももらい、一体、これらの経費はどこから捻出されるのか？と余計な心配をしたくなるほどでした。子供達もとても楽しかったらしく、大満足だったようで、何よりも先生達や他の職員の人達が皆、一生懸命、楽しそうに取り組んでいる様子に、とても好感が持てました。これから、年に２，３回、このような舞台を見せてもらえるかと思うと、本当に楽しみです。明日はてっきり振替休日になるかと思いきや、いつも通りに登校するらしい。ホント、意外なくらいよく働く学校です。

  2007.12.16

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• 癒されて・・・

  ここ三週間ほど、毎日、歌のレッスンに通っている夫。本当に大げさでなく、毎日通い続け、土日もレッスンに行っている状態。１レッスン数十ユーロのお金が、毎日、毎日飛ぶように消えてなくなり、おかげで我が家の経済状態がエライことになり、そのせいで我が夫婦の仲は、険悪極まりない状態。私は勿論、夫の気持ちはよくわかるし、勉強の為にここに居るのだから、出きる限り、精一杯応援する気持ちもあるけれど、かと言って、その状態を黙って見ているわけにもいかず･･･。ハッキリ言って、ここの所、私の神経はかなりささくれ立っていた。そんな中、今日、郵便物を出しに郵便局へ。郵便物を出して、帰りにチラッと、局内にあるショップを覗いたら、とても魅力的な、クリスマス・ソングのＣＤを発見。私は普段、滅多に家でＢＧＭを流さない。それは私の耳に絶対音感があるせいで、音楽の全てが「ドレミ」で聞こえてしまう為、耳がとても疲れるからなのだが、クリスマス・ソングだけは大好きで、この季節は、一日中でも、家の中で流し続けたい音楽だ。だが我が家に今あるクリスマスのＣＤは、ほとんどどれもが子供向けで、以前から、もう少し大人向けの物が欲しいと思っていた。そしてそんな私の為に置いてあるかのようなＣＤ。とても魅力的でしばらく見ていたが、三枚組ともあって、結構な値段だった。諦めて郵便局を出て車に向かった私。キーを開け、車に乗り込もうとしてふと、「何で私一人だけが、　何も欲しい物も買わずに、　ケチケチした毎日を送らなアカンのか？」と思い立ち、「私だって、少ないながらも働いてるやんか！」と突然開き直って、すぐさま郵便局に引き返し、半ば衝動的にそのＣＤを購入。家に帰って早速聴いてみた。･････満足。朝の１０時に帰宅して、そのまま現在の時刻２０時半まで、ひたすらかけっぱなし。あぁ～癒される。ここの所のトゲトゲした気持ちも、まるで洗い流されるようである。買ってよかった。。。これで少しは、穏やかな気持ちも取り戻せるかな。。。こんなささやかな事で癒される私って、なんとも可愛いもんじゃないですか！今年も一年よく頑張った、自分自身へのクリスマスプレゼントにしよっ！

  2007.12.14

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• 真実は・・・

  一昨日の日記で、子供達の学校のクリスマス発表会の日程について、とても不可解な事が記されてあったということは、読んで下さった方は既にご存知だと思いますが、本日、真実が判明！結局は、娘が１５日の土曜日、息子が１６日の日曜日と、幼稚園と小学校に分かれて、二日間にわたって行なわれるということだったそうな。勿論、どちらも2007年の話です。（笑）今日、ちゃんとお知らせの紙がカバンに入っていました。だったら、わざわざ混乱するような招待状など、渡してくれなくても良かったのに･･･という気もしますね。そして明日は朝一番からリハーサル。発表会当日は、写真もビデオも禁止だそうで、その代わり、学校側で撮影して、後ほど無料でＤＶＤを配布してくれるそうな。その撮影が明日のリハーサルで行なわれるらしい。なので明日はリハーサルと言えども、「本番と同じ服装で来てください！」とのこと。そして衣装の指定は、娘がワンピース、息子が明るい色のセーターかトレーナーにズボン。そういうことを、何で前日に言うかな！まぁ、その程度の衣装なら、前日に知らせても大丈夫と思ったのだろうが、我が家は困るのだ。娘のワンピースはまだ良いけれど、聞いた瞬間「ドキッ！」としたのは、息子の「明るい色のセーターかトレーナー」である。頭の中で色々思い出してみたが、私の記憶の中に「明るい色」はない。帰宅してから急いで、息子の服を片っ端から引っ張り出して探してみた。茶、黒、紺、グレー、モスグリーン･････く、く、く、暗っ！散々探してやっと見つけたのが、お馴染みＧくんからもらった、プーさんのアイボリーのＴシャツ。息子に見せたら大喜びしたけれど、もらっておきながら言うのもなんだけど、かなり「着込んでます」という感じ。普段着になら持って来い！だけれど、やはり年に数回だけの舞台で、しかも初舞台という記念すべき時に、たかがトレーナー一枚を渋るのもどうかと思い立ち、速攻、夫に電話。「お願い！明るい色のトレーナー買って来て！」と。ちょうど今から帰って来るところだったようなので、その足で買いに走ってくれたけど、何分にも、自分のセンスにイマイチ自信のない夫。私が事細かに色やデザインを指定したもんだから、余計にプレッシャーになったのでしょう。子供服屋さんを片っ端から回っては、逐一、見た物すべての色とデザインを電話で知らせてくる。自慢の「ユー・アンド・ミー」を大いに利用して。（笑）そして数件回って気に入った物が見つかったらしく、水色のトレーナーを買ってきてくれました。めでたし！めでたし！これで明日は、威勢よく送り出せそうだ。がしかし！唯一の心配事は、明日、リハーサルにその服を着て行って、給食でトマトのパスタなんかが出て、帰って来たら水色のトレーナーが真っ赤！なんてことになってないかどうか･･･。明日はスモックは使用しないで！と言われたけれど、持たせるだけは持たせておこうかな。。。

  2007.12.13

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• 未知の世界

  この秋から、近所の子供達が私にピアノを習いに来ている。今まで特に隠していたわけではなかったが、ある時、近所のママ友との会話の中で、私は日本で子供に音楽を教えていたという話をしたら、「どうして今まで言ってくれなかったのよ！」ということになり、それならば習いに来たいということになったのである。勿論、習いに来るのはイタリア人。実はこの話は、この春頃の話だったのだが、今までずっと延ばし延ばしになっていたのは、私自身が、中々踏み切れないでいたから。やはり何よりもネックになったのは、言葉の問題である。勿論、いくら私に語才がないと言ったって、特に大きな支障もなく日常生活を送っているわけなので、ピアノを教えられないということはないけれど、演奏のように、言葉が無くても表現できるものと違って、教えるということは、自分の持っている音楽を、言葉で表現しなければならないことであり、それが私の持っている語学力では、きっと表現しきれないと思ったのだ。「それでも良い」と言われ引き受け、二人の女の子が来るようになって、はや２ヶ月が過ぎた。そしてこれが、意外と楽しいということがわかった。最初は、色んな音楽用語や表現方法を、わかりやすく子供に説明する為に、レッスンのある日は朝から辞書を片手に過ごしていたが、今はだいぶ慣れてきて必要なくなった。子供達の方も一生懸命、私の言う事を理解してくれようとし、とても熱心にレッスンを受けてくれる。まぁ、日本の感覚と違って、私の事を「Ｎ子」と呼び捨てにするあたりには、いささか抵抗がないでもないが･･･。他にも数人、習ってみたいと言っている人がいるので、今後、人数が増えるなんてことになるかも知れないが、私も来月から、とうとう大学の授業も始まるので、それが可能かどうかはわからない。ただ今の段階で唯一の問題は、我が家の子供達である。私がレッスンをしている間、勿論、ウチの子供達を見ていてくれる人はいないので、レッスンが始まる前にはしっかり言い聞かせ、一人約３０分のレッスンの間、他の部屋でおとなしく過ごさせなければならないが、これが中々大変である。娘はもう、しっかり事の次第を把握できているが、息子はそれなりにわかっているとはいえ、やはり彼も幼稚園から疲れて帰って来て、やっと私に甘えられるという時間になって、「おとなしく待ってなさい。」と言われても、それは辛いに違いない。２歳児にしては、聞き分け良く頑張ってる方だと思うけれど、実際、全く邪魔をしないわけではないので困っている。せめてその日だけでも、夫が少し早く帰って来てくれたらなぁ～と、ちょっと思わないでもないけれど、そんな事は言ってみてもどうにもならないので、何とか良い解決法を見出さなければならないが、やはりいくら、意外に楽しいレッスンになっていると言っても、今のところは、息子の問題で、疲れることの方が断然多い水曜日である。

  2007.12.12

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• 発表会のお知らせ

  今度の日曜日は、子供達の学校の、クリスマス発表会なのだそうだ。わざわざ日曜日に行なわれるのは、親たちが見に行けるようにとの配慮である。以前、娘が通っていた幼稚園はというか、こちらではほとんどの学校がそうなのだが、親が子供達の学校の様子を知る機会はない。なので、今の学校に決めた大きな理由の一つに、年に数回、今度のような発表会が行なわれるからというのがあった。少し前から、発表会の練習をしているという話を、子供達の口からよく聞いていた。娘は時々、練習の一部分を、家で再現して見せてくれたりするが、一応、息子も何かしらすることになっている。「カントは今度の発表会は何するの？」と聞いても、「サッカー！」と答えるだけで、イマイチ事の次第を把握していないようではあるが、今からとても楽しみだ。そしてそんな中、今日、子供達がその発表会の、招待状を学校から持って帰って来た。クリスマスらしく、真っ赤な用紙に、ご丁寧にもお知らせの内容が印刷されている。が、しかし！その中の、日時を記してある部分をよく見ると…。「２００８年、１２月１５日、日曜日」となっている。今年なのか！？来年なのか！？１５日の土曜日なのか！？１６日の日曜日なのか！？わざとやったんですかい！？と思わず突っ込みたくなるような、微妙なズレは何でしょう？？？ご丁寧にお知らせの紙までくれるなんて、前の幼稚園では考えられなかった丁寧さだけど、きっちりボケとかないといけないあたり、やはりここはナポリなんだってことでしょうか…？参った！

  2007.12.11

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