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カテゴリ:鎌倉・湘南のこと
古いお堂と鎌倉時代の古いお墓がある一角に咲く、オレンジ色の明るく派手なお花、 ノウゼンカツラです。 南の島を思わせるようなノウゼンカズラのオレンジ色と、暗く渋い古びた色のお堂。 正反対の取り合わせなのに、妙にしっくり。 どなたが思いついたのでしょうね。 お花はたった1日だけで、毎日次々に咲くんだそうです。 で、妙本寺・・・何かの本で、お寺の名前に記憶があるのですが、はて何でしたっけ? と、門前の謂れを見て納得。 鎌倉時代の豪族、比企一族の館跡に建てられたのが妙本寺でした。 一人残った末子が日蓮に帰依して、法華堂を建立したのが始まりだそうな。 比企一族は2代将軍源頼家の奥方の一族ですが、1203年に起きた北条氏との権力争い の政変で滅亡したのがこの場所とのことです。 館は焼け、本来なら3代将軍を継ぐはずだった嫡男も、この時に6歳で亡くなりました。 16年後に3代将軍実朝を暗殺する公暁はその弟になります。 いろいろと重たい歴史のある場所なんでしたが、何とも静かで落ち着いた所。 紫陽花の花がたくさんあって、真夏だというのに今も咲き続けていました。 それだけ涼しい場所なんですね。 モミジの木の木がたくさんありましたので、紅葉の時期も良さそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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