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カテゴリ:独り言
何かや、誰かを好きになる。 それはこの世に生まれてから、本能といっていいほど 言葉を覚えるよりも生まれ落ちた瞬間から 備わっている、動物としての心だと思う。 成長するにつれて、好き、と思う対象と 嫌いと思う対象をはっきりと心の内で選び 時には言葉として、 時には行動として、形にしていく。 けれど、大人になればなるほど 傷つく事を恐れ、誤魔化す事を覚え 丁のよい雑念や、自分を仮面で隠す術を覚えてしまう。 傷つくと辛いから。 涙が出るから。 周囲の目が気になるから。 嘘の自分のほうが都合がいいから。 だから、大人になればなるほど 純粋な心で何かを好きになることが難しくなるのかもしれないって 最近思う。 好きになるということは、悪い事じゃない。 好きになるということが、恥ずかしい事じゃない。 好きになるということで、自分が変われたら もっと素敵なものになると思うんだ。 好きになるということは、簡単なようで 大人になると難しいものだと思うんだ。 好きになるということは寂しさを埋めたりする為にあるんじゃない。 見返りを求める為にあるんじゃない。 失った心のピースを拾い上げる為にあるんじゃない。 好きになって、失ったとして 傷ついて、その後どうするかは、その対象の問題じゃなくて 自分自身の問題なんだって、思うんだ。 試すように「好き?」と聴かれたら 今の私は、きっとこう返すだろう。 真っ直ぐに、好きだよ、と。 だって試すように聴かれているという事は その対象は、もしそこで拒絶されたときの準備が出来ていないというこだと思うから。 もしも、あなたのここが好きだから、だから好きだ と言われたなら、私はきっと ありがとう、私もあなたのここが好きだから好き そう返すと思う。 だってそれは、 嫌い、とか、対象の負の部分を知っているけれど それでも、好きって言える、言ってくれる そう思えるから。 表面だけではけっしてできない 好きになるということは そういうことだと思うから。 傷つく覚悟も知った。 自分が好きで目指す未来も決めた。 今まで以上にその未来を確実に手繰り寄せたくては もがいている今の自分が 私は好きです。 この歳で夢を見れた、夢を作れた自分が好きです。 そういうことをやっているうちに 見えてくる自分の弱さも、好きです。 夢物語、夢なんて叶えられるわけがない そういう人もいます。 安定の中に浸かっておけばいいと言う人もいます。 けれども私は、今の自分が好きだから 内に閉じこもって変化を恐れる女にはなりたくないの。 そんな自分が好きだから。 それが好きになるということだと思うから…… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.05.03 01:04:29
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