カテゴリ:食べ歩き日記
「かぼちゃが美味しい季節だから、トマールの美味しいレストランにランチをしに行きましょう!」というお誘いを頂いて、早速参加した。 トマール自体、まだ訪れたことのない街。朝起きれそうもなかった私は遅く出発チームで、ランチの時間に合わせてサンタポロニア駅から電車でガタゴトゆっくり待つこと2時間、やってきました!ちょっと寂しげな感じの駅だったけど、ここには世界遺産にもなっているConvento de Cristo(キリスト修道院?)など、観光すべきポイントもある街。でもこの日は残念ながらもうランチの時間だから、そのまま噂のレストランへ直行。お腹も空いてきたー。 タクシーで数分のところにポツンとあるレストラン、「Chiko Elias」。ここは丁度今週のポルトガルの週刊誌、「Visão」にも載っているらしい。中に入ると私たちが一番乗り。壁中にこのレストランのことが載ったいろんな雑誌や新聞の記事が飾られている。ここのおばさんが名物おばさんみたい。
早速出てきた前菜が、すごく美味しかった!でもあんまりお腹空いていて、写真撮るの忘れちゃった・・。とても小さな鰯のオーブン焼きとお米入りの血のソーセージ。この鰯のはちょっと酢が入っている感じで、とても私好みだった。 それから出てきたのはバカリャウ料理とつけ合わせ。
このバカリャオ料理の上に乗っているのは、とうもろこしで作ったパンのパン粉(?)だそう。ちょっと歯ごたえがある感じでなかなか面白い。茹でた野菜や豚肉もよくある茹ですぎではなくて、素材の味が生きてるー。 そして、待ってました!お待ちかねの、このレストラン名物、名物おばさんのオリジナル料理、大きいかぼちゃのウサギ入りシチュー!オーブンで長時間焼かれたらしい黒こげがまた食欲をそそる。。
このレストランは数日前にちゃんと予約を入れないといけないらしいけど、なるほど、このかぼちゃ料理、注文を聞いてからだったら時間がかかってしょうがないもんね。シチューも美味しいけど、なかの柔らかーくなったかぼちゃを、シチューを取る時に一緒にスプーンですくって食べるのが美味しい!とても季節を感じる料理です。 そしてデザート!デザートは甘いものにあたりがちだけど、ここのは甘さ控えめで、見た目がヘビーなLeite Creme(カスタードの上に砂糖を乗せて焦がしたもの)なんかもぺロッと食べられる。梨のワイン煮も、ここの地方のものらしいパンのシロップ漬けみたいなのも、あっさりしていて食べやすい。
噂の、色んな記事の写真に写っている名物おばさんがキッチンから出てきて挨拶もしてくれた。これはこの辺の地方の料理なのかな?と思ったけど、彼女によると、全部彼女のオリジナルレシピなのだそう。後からサーブしてくれた娘さんが、日本の記事を大きく引き伸ばして額に入れたのを見せてくれた。 「ここに書いてある日本語をポルトガルに訳してくれませんか?」 というお願いにお答えして、ポルトガル語が上手な方が日本語を見ながらポル語に訳し、それを娘さんが懸命に紙に書いている。この雑誌の日付を見ると、1995年と書いてある。もう何年も何が書いてあるかわからずにずっと大事に額に飾っていたのね。ついに今謎が明かされるのね!と私たちも騒いでしまった。 帰りは皆もうすごいお腹一杯。駅までノンビリ歩いてその後またまた2時間かけて、おしゃべりに明け暮れて着いたリスボンはもう真っ暗。。冬は本当に日が暮れるのが早い。 1日がかりの遠足気分のランチだったけど、行った甲斐がありました!たまにはこういうのもいいですね。今度はちゃんと観光もしっかりしたいと思います。誘ってくれた皆さん、ありがとうございました! 「CHICO ELIAS」 tel; 249 311 067 TOMAR お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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