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カテゴリ:リズからのメッセージ
リズより、ワークショップではお伝えしきれなかった「日々の生き方のヒント」をお伝えします。「からだの声を聞きなさい」のワークショップを深め、さらに「プロフェッショナルコース」へ進むためへの、気づきを促す内容です。そっと呼吸をし、少しの時間、自分を見つめ、実践してみませんか。
あなたは正直な人ですか? あなたは今までに、自分に次のような質問をしたことがありますか? ■“正直である”ということの本当の意味は何でしょう? ■正直な人だと思われるために、全てを言わなければいけないのでしょうか? ■不確かな真実の方を言うより、何も言わないでいるほうがいいのでは? 本当に正直な人は自分が感じることと、同じように考え、話し、行動する人です。もしあなたが思っていることや、感じていることに準じて行動しなければ、あなたは、本当に自分自身にあるいは、他の人に正直であるとはいえません。 正直であるということは、私たちが思っていること感じていること全てを言わなければいけない、ということではありません。しかし、私たちが、話そう、行動しようと決めたときは、私達の言葉や行動はいつもそれに伴うものでなければいけません。 私達が正直でいるということを妨げている怖れをいくつか見てみましょう。 嫌われるという怖れ あなたは、いままで自分が好きではないことや、いやだな、と思うことについて意見を尋ねられたことがありますか?どのように答えましたか?その人の気分を害さないように、殆どの人がするように、本当に自分が思っていることを言わなくていい理由を探しましたか? 人々はしばしば、自分の夫あるいは妻の気分を害さないに、相手に同意します。 他の人の反応、特に他の人が怒るのではないかという怖れ これは私たちが正直でいることを最も妨げる怖れです。いくつか例をあげてみましょう。 ■“お母さんが、許可を与えるわ。でもお父さんに言ってはだめよ”と 自分の子供にいう母親。 ■両親に学校の成績を隠す子供 ■自分の買い物に関する金額について夫にうそをつく妻 ■遅く家に帰る言い訳を考える夫 ■実際は友達に会い、あまり家のことを何もしなかったのに、一日とても忙しかったの、と夫にいう妻 隠れてタバコを吸ったり、お酒を飲んだり食べたりする人も他人の反応に怖れをいだいています。 理想のイメージを与えていないという怖れ自分自身をたくさんコントロールしている厳格な人は、しばしばこの怖れを持っています。 他の人からの自分への判断や意見がとても重要です。 このタイプの人はいつでも、最高の状態でいるように振る舞います。 こういう人は自分自身にうそをつく傾向にあります。例えば、彼らが、“もう私は、タバコには依存していないの”と言うときは、しばしば自分自身を自制し、タバコを吸っている人をうらやましがっています。 彼らはまた自分の体重や、何を食べるか、どこへ遊びに行くか、自分達の友達、自分達の家がどんなふうか、他人がそれは完璧ではない、と判断するかもしれないことをコントロールする傾向にあります。さらに、彼らは時々、自分たちが維持しようとしている完璧な親や妻あるいは夫としてのイメージを害しそうな時は自分の子供や、妻あるいは夫にうそをつきます。 自分は充分ではないという怖れ 一度何かにコミットして、たとえそれが自分達のリミットを越えていても、それを成し遂げなければいけないと感じる人々は、この怖れをもっています。彼らは、自分が欲するように、感じるように物事が運ばない状況に陥っているのがわかります。彼らは、しばしば自分は充分には決してできないとか、自分のしている事は充分ではないと信じている完璧主義者です。 不快なように見せてしまうことへの怖れ この怖れを隠すのにつく、うその例は次のようなものがあげられます。 ■実際そうではないのに、“ありがとう。あなたのプレゼント大好きよ。”という言う。 ■あなたは本当はその人の会社が好きではないのに、以前に自分が招待されたから、という理由で、その人を招待する。 ■本当は、そんなに会いたくもない自分の両親を規則的に訪問する。 ■自分は違う仕事にもっと適しているのに、両親を喜ばせるための仕事が選ぶ。 ■本当はセックスをしたくないのに、彼、彼女がどこかに連れて行ってくれたとか、プレゼントをくれたから、という理由で、妻、夫とセックスをする。 ■もうすでに違う予定が入っていたのに、あなたが以前助けてもらった人には、そのお返しとして、その人を助けてあげなければいけない、と感じること。 失うこと、あるいは、充分持っていないという怖れ 税金の申告や保険の請求をごまかすようなタイプの人は自分が充分持っていない、ということを怖れている人々です。実際は働けるのに、病気の恩恵を受け取るために、お医者さんを呼んで、自分は働けないということを証明してもらう人もいます。実際は楽しく外に遊びに行ったり、ただ単に怠惰であったりするのに、自分は病気だと言って、休みを取ります。 自分の感情についてはっきりオープンに話せないパートナーは、相手を失ってしまうのではないか、という怖れを抱いています。彼らは、自分達の関係はうわべだけのものだ、ということがわかっているのですが、砂の中に頭を埋めて、それに気づかないふりをすることを好みます。聞きたがっている人には陰で批判だけしているのに、人前では自分のパートナーのことを大切に思っていたり、気遣っていたりするように見せかける人もいます。 こういう人々は、実際は、ちょうど起こったことや、言われたことにとても動揺したのに、“気にならないわ”と、しばしば言います。殆どのこういうケースでは、このような態度は誰かまたは何かを失ってしまうという怖れが動機となっています。 見てきたように、うそはいろいろな類の怖れを隠す役目を果たしています。あなたが、正直ではなかったな、と思う時は、どういう怖れがその出来事を引き起こしたかを探してみてください。うそをつく、ということの良い点は、あなたの子供時代にあった一つあるいは様々な傷に起因している怖れに気がつくことを手助けしてくれることにあります。 最も一般的な傷は拒絶、放棄、辱め、裏切り、そして、不公平です。 今まで話してきた全ての例は、これらの傷のうちの一つを隠しています。うそをつくというのは、人間にとっての防衛です。うそをつく人は、正直ではないということで、もう自分の傷のことをもはや感じなくなる、と信じています。この信念は間違っています。これは、防衛という幻想を作っているだけです。傷はそこに残っていて、怖れが巣食っています。 自分に対して、そして他人に対してうそをつくことは、有害な結果を招きます。 ■人間関係がギクシャクします。 ■うそをつくことは、自分が本当に必要としていることに従って生きていく自分の能力を妨げてしまいます。それゆえに、自分の創造性を妨げます。 ■私たちに必要なことを妨げ続けることによって、私たちの肉体が病気になったり、蝕まれていきます。本当のことを言わない人たちのもっとも一般的な病気は、のどや、あごや、歯、歯茎の不調、斜頚、喉頭炎をわずらいます。 ■怖れが先にすすむのを妨げている人は、彼らの足や、坐骨神経に問題があります。 あなたが若い時に経験した傷の深さ、今まで感じた怖れの度合いで、病気の重さが決まってきます。ですから、初めのうちは難しいようでも、正直でいることを早急に決断する必要があります。 そうできるようになる私が提案するステップ 1.苦しむのがただ怖かっただけだということを知って、自分が正直でなくても言いという権利を自分に与えましょう。 2.最初はいつもできないかもしれないけれど、今後は、真実でいることを決意しましょう。練習を積めば徐々に簡単になるのがわかります。 3.この決意を身近な人に話してみましょう。この決意がどのように自分が行動し、あるいは、話す事に影響を与えるのかわからない、ということを説明しましょう。そして、違いが分かってもらえるように準備しておいてもらいましょう。初めのうちは自分に、うまくできない、ということを許してあげましょう。 4.真実を言うのが怖い時は、深呼吸をして自分の怖れを認め、勇気をだして正直になりましょう。あなたの怖れが本当ではなく、それは、今日の現実にはもう繁栄される必要のない過去の経験に基づいただけだ、ということがわかれば、あなたは本当に嬉しいでしょう。 5.その日の終わりに、その日一日を思い出し、自分や他人に対して真実ではいられなかった時のことをメモしておきましょう。そして、どの怖れが、あなたのウソの背後にあったかもメモしておきましょう。これらの怖れを持っていることを許し、そして人間だから恐れるのは仕方がない、ということを認めてあげましょう。 6.可能な限り、もし必要ならば、翌日に関係した人にそのこと(真実ではなかったこと)を認めましょう。 正直でいることの報酬がどんどん好きになれば、しばらくして、それは自然なものになるでしょう。 あなたの人間関係は改善され、そしてあなたの創造性はその同じレベルに発達するでしょう。自分の個性、“本当の自分自身”を見つけると、自分が偽りの性格を演じるのに、無駄なエネルギーを費やすのをやめるでしょう。その代わり、このエネルギーを自分の人生を創造するために使い、そしてまた同時にあなたは、あなたの人生における全ての分野において豊かさの扉を開いていくでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.09.28 14:04:55
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