新刊が出たついでに感想を、っと思っていたんですが遅くなりました。
宝井先生の作品は絵が綺麗で、割とふわ~んとした感じの作品が多いって
イメージでこれまで感想は書いてきてなかったのですが、この作品に関しては
ストーリーが進むほどにエロが加速してきて非常にいいですv
無愛想なカウンセラーと潔癖症の社長秘書、センシティブな恋のセラピー。
ってことですが、タイトルの「テンカウント」って何かなと思ったら、潔癖症を
克服するために10項目を一つずつクリアしていくってことでした。
カウンセラー側はお仕事外での個人的カウンセリングで私情ダダ漏れ。
カウンセリングを受けてる方はなんでかな~~って疑問を持ちつつ良くして
もらえることが嬉しくて言われるがまま療法を進めているうちにカウンセラー
に惹かれていき・・・ そしてどちらも歪んでるという美味しいお話。
「どうして欲しいですか? 自分で言えたら、もっと汚してあげます。
城谷さんの中」黒瀬の指と言葉に翻弄される城谷。
衝撃の第四巻!!
最初は社長秘書ってことでお堅くて攻めにくいタイプなのかと思ったら案外
城谷さん、ちょろかったwww
っというか可愛いタイプでした。
私としてはもう少しガードは固く他人を寄せ付けないままで乱れていく方が
好みなのですが・・・
その分、黒瀬くんが変態チックなのでいいかなとww
黒瀬は常識人の顔してグイグイと踏み込んでくるのですが、最初から城谷に
興味深々なのですよねw
1巻は確かに表紙詐欺かというくらいさら~っとした緩い展開ではありますが
食事をするという行為のエロさをそこはかとなく暗示してくれてます。
それが一気に2巻で開花wwww
直接的にきましたね。
城谷は黒瀬が食事をするのをみて官能的だと感じてます。
うん、うん、摂取する行為はエロい。
ただしイケメンに限る。
黒瀬は自分にしか触らせない城谷の素手をレロレロ舐め回してみたり、
それで勃ってしまった城谷をスーツの上からお触りでイかせたりと城谷が
嫌がってるのにかなり積極的。
「必死に隠してるスイッチ」のところでニヤリと笑ったのにはゾクっとしました。
「拒絶したいのか汚されたいのかどっちですか?」って顔は堪りませんな。
想像以上に悪い子だよwwww d(≧∀≦*)ok!
自宅に連れ帰って城谷脱がせてイかせようとしたら自分もしたくなって・・・
まとめて抜いちゃったってのも堪らんですな。
早い段階で城谷が自分から触って欲しいとアプローチしてきたのには驚き
ましたけど。
黒瀬は「偉いですね」って言葉巧みに城谷を依存させようとしてるみたいで
こんな風に裏と表がある感じも好きwwww(*/-\*)
潔癖症の人がここまであれよあれよとずるずる人に依存し、簡単に触ったり
触れさせたりすることができるだろうかとは思いますが、城谷は黒瀬を意識
すると心では抵抗しても身体が欲しがってしまいまるでパブロフの犬。
ただ、後で城谷が潔癖症になった理由と黒瀬が城谷に惹かれた理由が判明する
と、どうして城谷が黒瀬には身体を開いていくのかがわかります。
エロ度はどんどん増していき口でするわ、慣れるようにと後ろに入れるもの
買ってくるわで黒瀬アグレッシブです。
城谷も嫌だ嫌だと言いながらも抗えず。
4巻に入ってもHには至らないというのに、クールな表情で城谷を翻弄する
黒瀬が堪りません(///∇///)
城谷が感じてる姿を見てゾクゾクする黒瀬に私もゾクゾク。
が、黒瀬の考えていることがわからないという城谷に対し黒瀬は・・・
「俺は城谷さんが望んでいると思うことをしてるだけですよ、俺をコントロール
してるのは城谷さんです」
なんですと!?
これには鳥肌(*´д`)ハァハァ
むしろ汚されたいと思っているのは城谷で黒瀬はその欲求を読みとり満たして
いるのだと!?
黒瀬が城谷を好きになったのは潔癖症だったから。
「歪みながら俺だけを受け入れてくれるっていうことにたまらなく興奮する」と
黒瀬。
彼には城谷を傷つけたくないという気持ちと汚したい気持ちの両方が。
いいわ、黒瀬くん。
これって自分だけを受け入れてくれる唯一の存在が欲しいってことですよね。
潔癖症ってことは簡単に誰かを受け入れることはないから確実に独占欲が
満たされるわけですもんね。
城谷は黒瀬の理想。
黒瀬は自分が歪んでるという自覚があるんですよね。
「俺が歪んでるのと同じくらいあなたを歪ませたいです」
独占欲まるだしのイケメンは私の理想。
黒瀬は城谷を理解できるのは自分だけだと言いますが、潔癖症が好きになった
理由だと聞かされた城谷は「じゃ治ったら用済みで、嫌がる様子を愉しんでた
だけだったのか」とショックを受け黒瀬を拒絶。
それなのに身体は裏腹で黒瀬が欲しくなり・・・(*/-\*)
帰宅前に公衆トイレで抜かねばならないというえらいこっちゃな状況に。
城谷にしたら不衛生極まりない場所なのに抑えられない衝動に駆られて混乱。
まるで黒瀬にされているかのような妄想モードへ。
城谷さん、過激に成長してますv
っとその時、城谷の脳裏にトラウマが呼び起こされ・・・
小学生で大好きなお父さんが教え子の若い娘とHしてるところを見せられちゃ
った上にそれ見て興奮して初めて自分で抜いちゃった現場をその娘に見られて
しまうという悲劇。
が、「気持ち悪い」って言われたことがトラウマにもなったんだろうけど、問題は
思い出してはいけないと思いながらもそれから度々父を思い一人抜いていたと
いう方で。
彼にとって父はかなり特別な存在だったようで・・・。
「そんなことをする自分は汚い」とその後、必死に手を洗うようになり・・・
頭に手をおくと思ってることがわかると父が言ってたものだから触れられると
自分の考えてる「気持ち悪いこと」が悟られ移ってしまうのではと恐怖を感じる
ようになり父を避けるように・・・
それが他人にも向けられるようになって・・・
それにしてもお父ちゃん、学生に手を出してはあかんやろ・・・(--;
黒瀬と連絡を取らなくなってから2か月後、偶然あるビルのエレベーターで
城谷は黒瀬と二人きりに。
するといい具合に雷による停電でエレベーター内に閉じ込められることに。
薄暗いエレベーターの中で昔のトラウマが蘇り、眩暈と吐き気に襲われる城谷。
すがるように黒瀬に手を握ってもいいかと訊くも黒瀬はあっさりと拒否。
「手にキスしてください」
どちらがましではなく自分だけを自らの意志で選びとれと手を差し出す黒瀬。
見事なSっぷりに痺れますわ。
射すくめるような目が最高(*´д`)ハァハァ
完全に支配されすべてを見透かされているような感覚を覚える城谷。
こちらも脳内麻痺のようで。
触れなくても黒瀬には自分の中身が見えていて、触れればもっと見えてしまう
と思いつつも城谷は黒瀬の手に口づけ。
調教完了っすか?
倒れそうになる城谷を黒瀬は抱きしめ褒めます。
城谷は気持ち悪いのも、汚れているのも自分で黒瀬を汚してごめんなさいと泣き
じゃくりますが、もう頭を触られても相手が黒瀬なら平気のようです。
抑圧されていた感情が溢れ出たことで少し城谷の症状も落ち着くでしょうかね。
俺は汚れてドロドロになって傷ついた城谷さんが好きです
そういう風に思う俺も一生綺麗にならないくらい汚れているんでしょうね
淡々とした態度と表情の黒瀬。
いいですよね~(///∇///)
黒髪イケメン物静か、で歪んだS O(≧∇≦)O
黒瀬がドストライク過ぎて辛いwwwww
こりゃまえぬがしっくりくるわwww
次巻が待ち遠しいですわ。