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カテゴリ:青年誌コミックス感想
やっぱ強かったよ、新キャラ摂ちゃん。
今回は比較的感想早く書けましたv 前巻の感想はこちら。
インターハイ団体、本選出場を決めた二ツ坂高校薙刀部。 チームは来たるべき本選へ向け一直線…! の前に、旭は関東大会本選個人戦出場へ。 真春がケガで不在の中、初めて「ひとり」闘いへと出向いた旭。 そこで出会った茨城の少女・摂もまた、ひとりぼっちで大会に 出場していた。 意気投合した二人だったが、個人戦が開幕した途端、 予想外の展開が待ち受けるーー 一方、旭と微妙な関係が続いていた夏之もまた、 この大会に「勝負」を懸けていた。 恋と薙刀、ひとり臨んだこの場所で、 旭は一体、何を掴むのかーー!? ってことですが、前巻で旭と感動的な試合をした一堂があっさり 摂に負けて・・・ なんか体は小さいし、雰囲気はほんわかだしそれほど強そうには 見えないけど・・・ってキャラが怖いんですよね。 武士、武士言ってなんなんだろう??って思っていたら、彼女は 体力的に十分な運動量をこなすことが出来ないため最小限の力で 勝たなければいけなかったようで。 喘息持ちとはまた・・・厄介な。 だから摂は出来るだけ早く勝負を決めるんですね。 一堂との試合も一瞬だったようで。 一方、旭は予選リーグを突破したものの、摂とは真逆で時間枠 いっぱい使って延長も使っての勝利(^^; 泥臭いというか旭らしいというか・・・ でも、勝ちは勝ちですからね。 摂は旭の試合をみて「倒したい」と思ったようで。 この子、おっとりしてるように見えて実は全然違うよね。 性格は確かに柔和かもだけど、試合の集中力は半端ないし勝負 に関しては超シビア。 構えは誰も試合で使わないという脇構え。 相手から切先が見えないからやりにくいと思わせるだけでなく 自分からも切先が見えないという構え。 上段もそうだけど、上段は相手に威圧感を与えることができる のに対し、脇構えはほぼ無防備。 最初の一撃で決められる腕がなければ使えない構えのようです。 これは相当強いんだろうな。 研ぎ澄まして研ぎ澄まして一瞬を捕らえる武士の闘い方が本来 の薙刀だという摂。 ほぉ~~~ いっぱい練習してどんどん積み重ねてきた「足し算」の旭に 対し摂の薙刀は「引き算」 また部活とは別の次元にいるキャラですね。 一堂も一人でやってる感ありましたが、彼女の場合は完全に 一人というよりも、転校してきてから他を拒絶してただけで 元々は尊敬できる先輩がいて、その人を目標に頑張ってわけ ですし、仲間がいなかったわけではなくて。 摂の場合は、一緒に頑張れる仲間ってのはいなさそう。 多分、部に入っていたとしてもハードな練習には付いていけ ないだろうし、基本一人なんだろうなと。 一人の強さっていうか、余分な物を排除して軽くした極限の 強さみたいな? 旭は決勝トーナメント1回戦でまた突飛なことをやりましたね。 「旭ちゃんが強いときって、必ず相手が強い時なんですよ」 ってサクラの言う通り、完璧な間合いとタイミングで来る相手 に間合いを計らせないために旭が試したのは摂の脇構え。 旭の予想通り、相手は混乱。 一本とられた後、1本取り返しましたが、付け焼き刃の構え ではそれ以上はどうにもならないと気づき、自分らしい薙刀を することにした旭。 うん、調子に乗らないことです。 ぎりぎりまで勝負を諦めず粘って勝利。 最後は脛を決めましたね。 またも延長という旭らしい試合でした(^^; 次はいよいよ摂と対戦。 摂は旭に「絶対に倒します」と声をかけてきて。 「倒したいなぁ~」から「絶対に倒す」に昇格したようです。 これって旭の実力を認めてるってことですよね。 堂々と旭に宣戦布告&勝利宣言した摂は間違いなくほんわか キャラではないですよね。 小さいけどラスボス感を醸し出してます。 摂はどれくらい強いんでしょうね。 ここに真春とか福留が来てたらよかったのに。 いよいよ旭と摂の試合が始まりますが、初っ端から旭は圧迫感 を覚えて押されてます。 うわぁ・・・・ 旭が勝てる気がしない。 ここで旭は負けることで何かを得るってことでしょうか? 一方、真春はその頃、福留と会っていて。 もう一度監督に復帰してくれるよう直談判ですね。 が、福留は自分にはけがをした真春を導く能力も資格もないと 完全に逃げの一手。 過去に一度逃げた自分はもう勝負の世界には戻れないってこと ですが・・・。 どうやら真春と同じけがをした後輩との間で一悶着あったよう。 しかも、後輩の足の不調に気づきながらも勝利のために足を 使わせ続けたことで後輩は再起不能になったっぽくて。 福留はその後輩との試合を引きずったために普段なら負けない 相手にボロ負けして彼女も現役引退したようですね。 う~~ん、これって試合中に摂に喘息の発作が起きて旭が全力で 戦えなくなる伏線か、または真春に対してそうなるってことか? 旭が迷う場面が今後に出てきそうですね。 でも旭なら、最終的に全力で闘う気がしますが。 因縁の後輩が部を率いてIHに出てくるようですし、となればここで 福留は監督に復帰しておかないと。 この山吹って人は福留に対しどういう感情を今持ってるんでしょ。 IHのいずれかの試合が福留を過去の呪縛から解放することになり そうなんですけどね。 手加減をしない本気の試合でしか解決できないことが起こる?? あのときどうすれば良かったのかの答えがでるのか、でないのか。 大人たちも巻き込んでますます面白くなってます。 いずれにしてもまだまだ熱いというかどこまでも熱いというか 目が離せませんわ。 そうそう、夏之の恋の行方も気になるところ。 勝ったら旭に告白するつもりのようですが、当の旭がそれを聞いて すでに知ってしまっているのがね。 今は薙刀でいっぱいいっぱいの旭にとって、この恋はどうなるん でしょうか? って別に恋が邪魔になるとは思わないんですけどね。 ただ旭は恋愛で成長するタイプにもダメになるタイプにも思え ないし、夏之がしばらく待つことになりそうな。 っていっても夏之が負ければ告白は無しなのかしらん。 旭の方がお預けくらう形になるってのもいいかもw 夏之の試合にも注目ですわ。
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Last updated
2017年04月02日 00時45分02秒
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