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カテゴリ:青年誌コミックス感想
相変わらず重要案件が続きますね。
これまでの感想はこちら。 【内容情報】(出版社より) 【ソーシャルワーカー】再婚した妻の連れ子との距離を測りかねる夫。 ある日、その連れ子が友達に暴力をふるってしまう。 【NICU part 3】かつてペルソナで「鉄の女」と呼ばれていた新井恵美。 彼女が、新たなフィールドで見たものとは? 今回は出産に直接関係する問題は少なかったですが、私たちが考えていかないと いけないなぁと感じる内容でした。 ソーシャルワーカーの向井さんが携わる案件は多岐に渡ります。 出産に関するもの、認知症のご老人、中でもDVの前の夫と別れ再婚した松井さん のお話は印象的でした。 再婚相手が自分の連れ子と上手くいくかは生活してみないとわからないですよね。 最初は大丈夫と思っても問題が起きれば拗れる可能性は実の親子以上に高くなり やすいですから。 前の父親に首を絞められる虐待を受けていたため、友達とケンカしたときに同じ ようにしてしまうというのはいたたまれなかったです。 でも、向井さんが松井さんを支えてくれて、新しいご主人もちゃんと話を聞いて 自分の非を認められる人で、しかもご近所に対し謝ることもできるけど、正して 欲しいことはきっちり言える人で良かったです。 これで子供との信頼関係が築けるかどうか決まるところですよね。 血が繋がっていなくてもパパと認められなくても家族としてやっていける、一番の 味方でいたいと思ってくれる人で本当に良かったです。 新生児医療についてはこれもまた問題が難しいですよね。 簡単に答えなど出せない。 新井先生が直面した在宅医療の必要な子供の介護在り方は当事者だけではどうにも ならない問題だと思います。 たまにSNSで実際に介護をされてる人の声が流れてきたりしますが、多くの人が 問題認識を持つことで行政を動かし、介護の在り方を変えていく道もあるのでは ないかと思います。 介護者が孤立することだけは避けなくてはいけませんね。 森元さんのようにご主人と上手くいかなくなるのは辛いですよね。 ご主人も実家に入り浸りとか、介護の必要な子を産んだ嫁が悪いと言い出す姑には 目眩がしそうなほど悲しく情けなくなりましたわ。 実際にあるのでしょうね。 この作品が様々な問題を取り上げることで今まで考えたこともなかったり、全く 情報すらなかった人たちが関心を持ち考える切っ掛けになるといいなと毎回思い ながら読んでいます。 うちの子らや旦那も知らないことが多いので色々と勉強させてもらってます。 もちろん、私も情報を得て問題意識を持ち続けなくてはと思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020年02月02日 23時10分05秒
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