蝶の世界は小さな大自然
今日はとっても悲しい日です。スクスク育っていたアゲハの幼虫9兄弟が無残にも全滅してしまいました。これは鳥軍団の襲来にあったのだと思います。長男は蛹に半分なりかけていたところを襲撃されました。小さい弟(多分6男くらい)は鳥の羽で降り落とされたのか、地面に落ちて蟻さんの噛付き攻撃に必死にもがいていました。鳥のバカヤロー...と言いつつも自然大好きの私は野鳥も大好きなので困ってしまう。ちなみにセブの野鳥はこれといって目立っていません。でも山に入ると結構いるんですね。綺麗なのは青と白のツートンカラーカワセミ、超かわゆいハチドリ、時々しか見かけないビーイーターなど。まあ、今日は憎き野鳥ですが、野鳥大好きなのでこの話題は次の機会にします。蝶の食草を育て始めて5年になりますが、これだけ多くの幼虫が一度にいなくなったのは初めて。蝶の専門家によれば『卵から成虫になれるのは数パーセント』らしい。自然って厳しいんです。今日はとても残酷な日だったけど、いろいろと考えさせられます。蝶は何を考えて生きているんだろう。もしかすると繊細な感情を持っているのかもしれない。くちばしで突かれたときはきっと痛いんだろうな。蛹に卵を植え付ける蜂がいる。そして体の中で孵化する。すごく激痛なんだろうな。ちょっとした雨風でも蝶にとっては暴風雨。自然の中に生きてる蝶。ふと人間って何なんだろうと考えてしまう。