To be or Not to be
といっても彼女の選択ではない。彼女は15年に渡り植物状態なので彼女は意思表示が出来ない。1990年に心停止により脳にダメージを受けて以来、植物状態が続いている。フロリダのTerri Schiavoさんの延命措置を再開させるか、尊厳死をさせるかで、彼女の夫と彼女の親が争っていたケースで連邦下院議会が延命措置の再開を認める司法判断を求めるという法案を可決し、大統領の署名の元に法案が成立した。彼女の栄養補給装置が止められたのが18日。このまま装置を止めておけば彼女は数週間で死亡するらしい。餓死させるわけだ。でも、これは本当に尊厳死なのか?数週間かけてゆっくりと死に至らしめるやり方が。彼女の夫は、すでに他に女性がいて子どももいるらしい。ならば、彼女の両親が求めるように、彼女のcustodyを彼女の両親に委ねればよいのではないかと思う。親としては、どんな状態でも望みを捨てたく無いという気持ちは痛いほど分かる。アメリカのニュース番組はこぞってこのケースの経緯を伝えている。色々な意見がある。私は尊厳死を否定しないけれど、このケースでは彼女の延命措置を再開させるべきだと思っている。そして、夫は彼女を彼女の親に返してあげるべきだと思う。魂の解放が良いのか、命のともし火が消えるときまで自然に任せるべきか・・・命とは一体何なんだろう。