福岡×水戸 3-0
バックスタンドSA席からは遠い場所。(田中)ユースケが風を切り裂いて駆け抜けるのが見える。『打て!』そう、自分の心の声とシンクロするように左足が振りぬかれる。少し遠めから打たれたシュートはスーっと線を描きゴールに吸い込まれた。ビューーーティフル!!!この、自分のイメージと選手の動きが重なる感覚。なんだろ。とにかく気持ちがよくなる。さて、試合。試合前は布部がベンチからも外れて、(宮崎)光平がスタメンとの情報だった。ところが、あれ・・・あれ?試合前の練習でピッチに現れた選手の中に布部がいて光平がいない。アレックスのアタマはいつも以上に丁寧に剃ってあり、強い陽射しを反射して光輝いている。ともかく試合は布部ベンチで(山形)恭平ボランチで始まった。また、いつもと違うのは、ユースケが左サイド、ヒサ(久永)が右サイドで試合が始まったこと。右SBの(山形)タツノリの大きなサイドチェンジがピタッと左のヒサにわたり「おおおおっ」というどよめきがスタジアムを包んだりする。しばらくすると、ユースケとヒサのポジションはいつもの位置へ。そして、冒頭のシーン。2点目もきっかけはユースケの突破から。クロスがペナルティエリアのアレックスへ。アレックスがリンコンへ落とす。そこでは、私の想像を超える強烈なシュートが放たれゴールネットを突き刺した。目がさめるような強烈さ!!プレーが自分の想像を裏切る。これはドキドキする。この2つのシュートでもうおなかいっぱい。幸福ホルモンが脳内を駆け巡っているにちがいないわ。水戸には悪いけど、真昼間の九州の陽射しにあきらかに足がとまっている。久しぶりに、安心して後半を観戦できた。ロングスローからペナルティエリアでごちゃごちゃして、その集団からボールとともにアレッックスがでてきたかと思うと冷静に3点目を流し込む。これで、試合は決まったね。しかし、やっぱり生観戦はいい。湿気や、陽射し、そして声援と選手の動きがシンクロしていく感覚。さすがに2回続けて土曜日に有給とるのは同僚に気が引けるので、湘南に行けないのが悔しい。仙台戦まで、おあずけかぁ。