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カテゴリ:舞台観劇
いや~、体力勝負な舞台観劇でございました
「象」@新国立劇場(小劇場)を観劇。 19時開始で、15分休憩を含む3時間弱。 音楽ほぼゼロ、静寂な空間にセリフが響き渡る。 ゴローさん演じる「男」の呟くような一人語りから始まり、 大杉蓮さん演じる「病人」との雲を掴む様なやりとで約30分。 ひたすら客席も固唾を飲んで、身動き一つせず見守る。 …見守らざるを得ない。 何せ、少しでも動きようものなら、その音さえ客席全体に響くんですもの 肩こってしまったわ。 そして、見事なまでのアングラ作品 なんとなく分かったような部分もあるけれど、 やっぱりそのやり取り、会話の意図を見事なまでに見失う。 なんとなく分かったつもりになったシーン。 その1 戦争とは、理由もなしに殺し合いをすることになるもの。 →通行人が出会っていきなり戦うと言い出すシーンより。 その理不尽で滑稽な部分を描いてる? その2 被爆者を愛せよというのは風潮からくる偽善?。 →「病人」は被爆からのケロイドを見せ披かす事で、 人気者になったと思い続けている。 大して「男」(男も被爆者で後に発症)は、 被爆者は表になど出ずに、なにもしない、関わらない方が良い。 世間が優しいのはそんな風潮があるからであって、本当の人気ではない。 …で、結局どうしたかったの?と言われればそれまでだけど 相変わらず、ゴローさんの作品は、ムズイ それにしても、狂気な大杉さんの演技が凄いですっ。 カーテンコールは3回。 2回目、ゴローさん一人だけお辞儀が速くて、照れ笑い気味の苦笑 苦笑いしながら鼻の頭に手をもってっちゃう癖は、 相変わらずの素敵なゴロースマイルでしたん お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010年03月19日 00時01分45秒
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