カテゴリ:つれづれ
8月の終わり頃、 卒業して就職した会社の同期からメールがきた。
『このたび、8月いっぱいで私たちの大先輩の〇〇さんが無事退職することになりました。 そこで、〇〇さんを囲んで昔なつかしの部の女子会をやろうと思います。 是非、ご参加ください。』
私の就職先はローカルだけどちょっとだけ特殊な会社。 当時は男性主導で会社はなりたっていた。 その中で、〇〇さんは周りからみれば80%女子を捨てて男性陣と肩を並べて仕事に邁進していた。 20%は、部下の結婚式の時の高そうな晴れ着姿と、 年に一度のお役所がらみの仕事の時、ゆいいつ化粧をすること
そのいつもすっぴんの〇〇さんが、ついに64歳で退職するのだ(今もたぶんすっぴんだと思う!)
男性と張り合って仕事をするだけあって 当時、30歳くらいだった独身の彼女は ペアになった新人女子を何人泣かせたことか、、、 いじわる、じゃないけど 言われたことができないと、完全にこきおろされていたらしい。
そのたびに、ペアが変わり 1980年4月に入社した私がその年の相棒となった。
ところが、〇〇さんは私にはとても良くしてくれた。 〇〇も、歳をとって丸くなったんだね、、とか あまりにも仕事ができない新人ドジ子に怒る気も失せた、とか うちの部署のちょっとした七不思議だったかもしれない。
私がお酒を好きになったのも 毎年スキーに行くようになったのも みんな〇〇さんの影響。
社員食堂は、ひとりで行くこと 仕事終わりはひとりで帰ること 〇〇さんは、社内で女の子同士がつるんで何かしたり ベタベタするのが大嫌いだった。 社員食堂も嫌いだったので、昼はいつも外食。 だから、私は食堂へひとりで行き、ぽつーんと昼ごはんを食べていた。
怖い先輩と聞いていたので、 お酒もスキーも断れなかったのがそもそもの始まりなんだけど
でも、私は必死で〇〇さんについて行き、イヤとか思うヒマもなかったのだ。
だから、今回の女子会私はどうしても 行きたい 私が行かなくて誰が行く 絶対行かなきゃ 、、、なのだけど
行けないのだーー
メールをくれた同期は夫のことも知っているので 『あんなに素敵なご主人が病気だなんて、言葉にならない、、 また何度でもやるから、そのたびに声を掛けるよ』と嬉しい事を言ってくれた。 そして 『皆、ちゃん(←私)のこと、忘れてないから次に会う時まで元気で!』ともナイタヨ~
30年も会ってないのに、同期っていいなぁ、、 そして〇〇さんに本当に会いたかったけど、今回は仕方がないと、諦めたのだった。
それから2,3日もしないうちに 今度は中学校の同窓会の案内が来て これも前回(4年前)出席できなかったもので 今回も『不参加』で返送した。
立て続けに不参加通知ばかり出して しばらく腐ってたんだけど、すぐに忘れ(それが私のイイところ)ていたら 今日、突然の来客。
いつもの訪看さんが30分早く来たのだと思い確認もせずに 『どうぞーー』と招いたら『えーー?!』とおどろく声。
玄関には中学校の同級生が立ってたんだよね
彼女も結婚して千葉に住んでいて 夫が病気になる2年ぐらい前に偶然出会って、 それからたまにランチや飲み会などして遊んでいた それが、どういう訳か夫が病気になった年から パタッと連絡がなくなり 私もそれどころではなかったので連絡しないでいたので 今日は7年ぶりぐらいの再会。
いったい、こんな久しぶりに訪ねてくるなんてどうしたんだい・・・
びっくりしていると、どうやら突然やってきたのは 同窓会に私が行くか知りたかったようだ。 そこで、夫の病気の事を初めて明かすと ものすごくびっくりして、7年も連絡しなくて、大変な時に力になれなくて、、とわびていた。
中学校の時はお互い親友!とか言っちゃってたけど 7年間彼女と会わなくても何も思わなかった私は、そのわびの言葉に困ってしまった。
ただ、私も同窓会は行きたかったので 彼女に誘われて、悪い気はしなくて、でも行けないので 心の中はまたもやザワザワザワ・・・・・
諦めて、すっかり忘れていたのになぁ~、、、
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