|
カテゴリ:困った人
お金も無く、食べる物も無く、餓えに苦しむ男が居た。
その男の前に突然、神様があらわれた。 「何か欲しいものはあるか?」と神様が聞いた。 「お腹がすいて・・・」 すると神様は自分の手のひらから1枚のコインを出し男に渡し、すっと消えた。 それから数ヶ月後、また男は餓えに苦しんでいた。 また、同じように突然、神様があらわれた。 「何か欲しいものはあるか?」 「コインを1枚・・・」 神様は又、手のひらから1枚のコインを男に渡した。 男は餓える度に神様を探すようになった。 やっと念願が叶い神様と会うことができた。 神様は言った。 「また、コインが欲しいのか?」 男は答えた。 「いいえ、神様、あなたの手が欲しいのです」 男にとっては「神様」に感謝する気持ちも無く、神様を崇拝する気も無い。 ただただコインを出すことができる「神様の手」が欲しいだけなのです。 本当に欲しいものは「コイン」ですから相手は誰でもかまいはしない。 その後、その男は2度と神様と出会うことは無かった。 携帯の方はこちらのQRコードで簡単ご登録! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.05.15 09:38:43
コメント(0) | コメントを書く
[困った人] カテゴリの最新記事
|