人生甘くはない・・・？ ～ Life is not sweet ～

　７月１４日

　遅くなった新馬戦評価、あと３～４週は続けます。


　まず、未勝利戦の勝ち馬から。

　土曜日
　京都　Ｄ１２００ｍ　ストリートハンター（Street Sense）　８馬身差！
　函館　芝１２００ｍ　アイムユアーズ（ファルブラヴ）　祖母セシルカット

　日曜日
　中山　芝１６００ｍ　ピタゴラスコンマ（ジャングルポケット）



　さて、それでは新馬戦の方を。
　・・・７鞍も有りますね。

　土曜日

　函館　芝１８００ｍ　　１分５１秒２　レコード　１０頭

　ゴールドシップ　　２番人気　秋山真一郎　　差し切り
　父ステイゴールド　　母ポイントフラッグ（メジロマックイーン）

　バラ付いたスタート。勝ち馬もあまり良くない。
　１番人気サトノヒーローが逃げてやや淡々とした流れ。
　２番手に２着になったコスモユッカが追走。
　多少動きがあったものの、レース自体にそれ程影響なく、
どうしても外を回った馬は最後伸びない感じに見えるが、
基本的にコスモユッカが直線力強く抜け出し完全に勝ちパターン。
　１番人気は直線失速。
　勝ったゴールドシップ、コーナー部分ではまだ余裕を見ているのか
それ程追わず内から進出、直線綺麗に外に出すと、
ゴール寸前頭差交わし切る。・・・正直よく交わしたな、という感じ。

　この１戦を見る限りではかなり強い馬。
　２着馬も順当なら次走で勝てそう。
　３着マイネルサムアップは早めから結構激しく追われていたが、
それでも離されたとはいえよく踏み止まっていると思う。


　京都　芝１２００ｍ　　１分１１秒０　１２頭

　エイシンキンチェム　牝　１番人気　川田将雅　　先行楽勝
　父フジキセキ　　母アルカイックレディ（Mr. Greeley）

　レースはまずまず揃ったスタート。
　２着になったキクエチャン押して逃げるかに見えたが、
内外から交わされ中団前目追走に。逃げたのは内からタイキプリマドンナ、
差が無く追走したエイシンキンチェム２番手、その外追走プレシャスペスカ。

　特に隊列に変化の無いまま直線、
先頭に替わったエイシンがあっと言う間に突き放す。
　一時は５～６馬身のリードがあったが、
最後は流した分か２馬身程度まで詰まった。

　２着馬はセンスがあるのかどうか微妙も、
最初から最後までしっかり競馬をした感じ。

　３着に追い込んだ
シシリアンルージュの伸び脚はここでは目立った。

　・・・関係無いが、
最近昔の名馬の名前シリーズが流行っているような？


　中山　芝１６００ｍ　　１分３６秒１　１６頭　３・４着降着入れ替え

　ピーエムデメテル　牝　５番人気　後藤浩輝　　好位から抜け出す
　父クロフネ　　母ルミナスハッピー（アグネスタキオン）

　ややバラ付いたスタートに結果もバラバラっとしたもので、
基本的に前残りという感じで、
完成度、仕上げにもかなり差があったかな？・・・という所。

　１番人気の立ち遅れも
結果８着は走れていないか、ちょっと実際差があったか？

　逃げたサクラインフェルノ、追ったメジャーアスリートを
直線内から外に持ち出した勝ち馬が鋭く捉えて２馬身半差の勝利。
　３位入線のヒシマーベラスはサクラの走行妨害として４位降着も、
伸び脚はよかった。
　２～５着まで早めに勝てそうな気がするものの、
ここは正直ちょっとメンバーが楽な印象で、未勝利では
案外展開、相手関係で苦戦しそうな予感。
　その中では外を回ってやはり一番厳しい競馬で２番手を守った
２着メジャーアスリートを評価したいところ。

　日曜日

　函館　　芝１２００ｍ　　９頭　　人気通り

　ニシノカチヅクシ　　１番人気　藤田伸二　　好位から差し切り
　父ゼンノロブロイ　母パラディナ（Rahy）

　少頭数も２頭出遅れ。あとは概ね揃ったスタート。
　好スタートを切った２着馬プリサイスファインが逃げ、
その後ろに勝ち馬が付ける形。外枠２頭も先行、
セイチャリアットは逃げ争いに加わる形。（ともに直線失速）

　内から逃げ馬の外へと持ちだして、
ニシノがゴール前半馬身先着。３着とは５馬身差。

　上位２頭が強かったという感じ。
順調なら２着馬は次も勝ち負け。


　京都　Ｄ１２００ｍ　　１分１３秒３　１４頭　７馬身差！

　キクノストーム　５番人気　幸英明　　逃げ切り圧勝
　父スタチューオブリバティ　　母シラー（Fabulous Dancer）

　そこそこ揃ったスタートも４頭程ダッシュ付かず。
　そこそこのスタートから押して逃げの態勢になると、
直線まで１馬身前後のリードを保ち直線へ。後は突き放すだけ。
　ここではまるで力が違った感じで他にとってはちょっと運が悪かった。

　遅れた中では５着クールラオウが
ダッシュ付かずからよく伸びて、まともなら２～３着はあった感じ。
次走レースぶりに前進あれば相手次第で好勝負の予感？

　２着ゴーイングストーンはここでは中団前目から。
　３着は２番手追走から粘り込み。その後は再び７馬身差。

　全体に力量、仕上がりに差があったメンバーと言えそう。

　京都　芝１４００ｍ　　１分２２秒９　１３頭

　プレノタート　牝　４番人気　佐藤哲三
　父ジャングルポケット　母セクシーココナッツ（ダンスインザダーク）

　スタート後アッサリ馬群が
半分程度で２つに分かれて、ほぼその前方だけの競馬。
勝ち馬は好位から外へ出して抜け出す感じ。
　５着ボストンストロングは４コーナーで外に膨らんだ？

　２着は１番人気マイネルアルティマ。
　上位３～４頭は取り敢えず普通の競馬が出来ている点で
このメンバーではセンスが上位。（レベルも一応上位）
　上がりを出せている馬は他にもいるので
レース慣れとともに各馬前進が有りそうな一戦・・・？
　

　中山　芝１２００ｍ　　１分１０秒４　５馬身差

　ブランダムール　牝　２番人気　田辺裕信　２番手から抜け出し
　父アドマイヤコジーン　　母ウッディークー（Woodman）

　スタートからバラ付き、ここの結果もかなりバラバラの入線。
　４着まで前残り。
　勝ち馬は２番手追走から直線突き放し、
２着ヨシールプリンセスも３馬身半３着を突き放す競馬。

　内枠がかなり沈んでいるが、
人気馬が外に固まっているので余り関係無い感じ。

　ゲート、スピード、ダッシュ、仕上がり、完成度、
この辺の差がそのまま出たレースと言えそうで、
全体のレベルはかなり疑問。


　最終週で馬場的にもデビューを嫌った馬はいたかもしれませんが、
ちょっと全体に競馬になってない感じのレースが多い気がします。

　それと勝ち馬の強さはまた別ですが、
函館１８００ｍ以外は２歳ステークスには、
ちょっと足りないかもしれませんね。


　ということで、先週は１０頭勝ち上がったという事ですね。
　３歳戦が混雑するのも仕方ない感じです。

　先週の新馬戦評価？でした。