人生甘くはない・・・？ ～ Life is not sweet ～

　８月１４日　　曇り～一時雨

　僕ではないんですけど、家族が最近
・・・というか先月からちょっとＴＵＴＡＹＡやＧＥＯにはまってて、
ちょくちょく映画やアニメを借りてきます。

　そこからオススメというかまあ面白かったよ、というものを少し書きます。



　アイアンマン１・２

　アベンジャーズが気になったようで、通して借りてきました。
これ非常に面白かったし、最近活かされないＰＳ３の真骨頂である
ブルーレイだったからか映像も綺麗で、映像が綺麗と言えば、その前にオーシャンズを
借りてきてましたが、海や水、波の映像が、どっちの理由かはともかく
これまで見た中で最高にキレイでした。

　アースやオーシャンズなど自然ドキュメンタリー系映画の唯一の欠点は、
もしかすると日本語版だけかもしれませんが、環境問題を最終的に訴えてくることですね。
それをナレーションで入れなければ最高で、
永続的に残すべき映像も入ってると思うんですけど・・・。
シロナガスクジラなんか下手したら今日はもういないんじゃないかと思ったりします。
（環境に関しては映像を見る側がどう受け取るかだけで充分？）


　で、アイアンマン。

　アイアンマンとしての活躍シーンは１，２ともそんなに無いんですけど、
決着が最後アッサリ付くなど、全体に構成はスピーディーかつ緻密。
友人の配役が現実の問題で変わっているのがちょっと残念。
　雰囲気としてはどちらかというとスーパーマンに近い気がするシリーズですね。



　もう一つ、
もうそろそろ少し古いアニメ映画に入りそうですが、スチームボーイ。

　これは下調べの上で借りてきたようで、
２４億円かけて失敗したのは何故か？・・・をテーマに観ました。


　まあ僕自身としては
充分面白い映画だと思うのですが、では何故？・・・というところですね。

　まず、史上最高ぐらい絵が綺麗で、映像の質感としては
その評判通り文句の付けようが無く、素晴らしいと思います。
で個人的には別に面白かったので、ストーリーがどうとか、
その辺のことは余りマイナス要因が無いので、どちらかというとオススメで、
一度は見てもいいのでは？・・・と思います。


　この辺りから察すると、まず音楽が惜しかったということ。
世の名作の数々がやはり最終的に耳に残る、記憶に残るＢＧＭで
飾られていることから言えば、その辺りは明らかに弱いですね。
この辺りは、外国人に作曲依頼していることも多少あったかもしれません。
（海外上映が視野にあったのかどうか分かりませんが、結果的にどっちつかず気味？）


　ここからは舞台設定の問題になってくるので、
それをストレートに受け取るかどうか、あとテーマの問題でしょうか？
端的に言えば親子の思想の違いから巻き起こる問題で話が進んでいく訳で、
それと全体のストーリーに於ける舞台設定の必然性が無いと言えば無いので、
面白さに反映されないというか、面白いと思えないのかもしれません。


　また別の側面で言えば、
もしかしたら有り得たかもしれない過去
・・・として普通にフィクションとして楽しめるかの違いかもしれません。

　いずれにしても色んな事に必然性が無いというのはありそうです。


　あと、割と街が壊れているんですが、
その辺が日本人に馴染みの無い１９世紀ロンドン、また外国受けという意味でも、
映画で街が壊されて喜ぶのは案外日本人（ゴジラ）だけで、
入り込めない部分になるのかもしれません。
ついでに、
絵が凄いのに（凄過ぎて）リアリティが無い、これもその通りかもしれません。
（最後の詰め、生活感や生きた街の雰囲気を出し損ねた？）


　テーマとエンディングの関係、
歴史というのもあるのかもしれませんが、
実際の歴史の中にフィクションを放り込む難しさと言えばそれまででしょうか？


　要するに、
単純に面白い痛快さは確かに無いので、その辺の好みの問題、
それに加えてそのテーマに対しても答えを出さないという致し方無い現実、
何を見るのか、どこを見たらいいのかと言われればそれに答えられない、
そんな映画なんだろうと思いますが、
何かハッキリしていないといけないのか？・・・と思えば
こういう流れ、結末も一つだろう、世に送り出したことを評価する作品で、
遠い将来全く別の形で焼き直されてもおかしくない気がします。


　他にも第９地区なんてのも観ましたが、
取り敢えずまたその内こんな話も書きます。


　映画の感想？・・・でした。