亡くなった伯父の49日の法要の為、高岡へ行ったルーち夫婦のドタバタ日記・その12

さて昼を食べ終わるとAちゃんとC君が帰ることに。
高岡駅までB君が送っていくその車にルーちも同乗させてもらうことにした。
「ああー、アタシも乗っけてってー！」
飛び入りの員数外はおねえちゃん。
おねえちゃんが助手席に陣取った為、いくら細身とはいえ
本家DNAを継ぐのっぽ三人衆は後部座席でそれぞれ海老状態。

ゆったり、まったり、天然のおねえちゃんはハイキング気分？
「あー、○○さんがぶっけられたとこ、寄ってみて！見てみたいわ！」
「あの。母さん。この状態ってかなり苦しいんですけど。」
具合の悪いところを冷たいシャワーをあびねばならなかったAちゃん、
頭のてっぺんを車の天井にこすりつけながら目が針である。　(一 一)

海老状態の中で何のことからかルーちが結婚指輪を無くした話に。
おねえちゃんが運転席のB君にトンデモ発言。
「アンタ、指輪、おねえちゃんにやってお祓いしてもらい。」
ルーち・Aちゃん・B君・C君…「はあっ！？」
「だって、ルーちの所、ラブラブなんやから～」
あのあのあの…おねえちゃん、京都ではそういうお祓いアリでっか？
いいかもね～、ルーち家の唯一の財産だものね。有効活用で大きく利回り？
看板だそうかな…『結婚指輪にラブラブ移します』 (爆)
若者よ、若い内は喧嘩をしなされ。(笑)
それが夫婦醸成のプロセスってもんだわさ。

そんな事をおかしく思いながら、空っぽの左手を狭い車中にかざしてみれば。
C君も右手をかざしてくる…？
…真っ赤に流れる～、ボクの血潮～♪…ってか？
「母さん、見て。同じ手だ！」
そう、C君とルーちの手は一人の右手と左手のように同じ形。
「まさか、この手相まで一緒じゃないよね～？」
ルーちが右手の二本ある生命線を見せてみる…おいっ、似てるよ！似るか、そこまで？
従甥（じゅうせい）よ。

やっぱり血やな～という話から、今度は癌・胃潰瘍の話に。
本家癌体質。
ルーちもととさんも伯父さんも、大腸癌、胃潰瘍経験者。
「ええっ…おばさん、それってなんか自覚とかあったんですか？」
「無いよ～、全然。ある日ポリープ取ってみたら進度5の癌でしたって。アハハ…」
「おかあさん！あたし、人間ドックはいる。父さんの所だったら早くできるかしら？」
Aちゃん、マジ顔こわばってる…
うんうん、その心配性も血だよ。
それでストレス。胃潰瘍はやってくる。(笑)　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　…つづく

その1.夫婦道中膝栗毛・旅立ち
その2.夫婦道中膝栗毛・一の宿
その3.夫婦道中膝栗毛・足を引っぱるもの
その4.夫婦道中膝栗毛・居れども使うか？
その5.夫婦道中膝栗毛・足が見つかりゃ頭が…
その6.夫婦道中膝栗毛・寝込みを襲われる！？
その7.夫婦道中膝栗毛・ご先祖、怒る？
その8.夫婦道中膝栗毛・一人消え、二人消え…
その9.夫婦道中膝栗毛・祟りと人は言う
その10.夫婦道中膝栗毛・カルマの配偶者
その11.夫婦道中膝栗毛・言いたい事はそれかいっ！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ポチッとな　( ^ー°)b