[小鳥～インコっこ]の記事一覧 | 和服とインコを愛するてんかん患者・ルーちのほったて小屋

チーちょの憂鬱

　久しぶりです、チーちょです　なんか憂鬱なんですよね…　いや別に春だからって訳じゃないです。　花はいいんですよね、　枝だっていいんですよ。　おかあの腕が悪くて、ピンぼけだって　ぼけの三乗とか言われたって　…ん？ぼけの花でしょ、ピンぼけでしょ、　あと一つは何がぼけなのかな…？　そんなこと、まあいいや。　問題は何かボクのカゴがヘンだって事。　今までおかあ達が寝てたのはすっごく寒い　一階の部屋で、ボクも一緒でした。　なのにおかあ達が二階で寝る事になって、　ボクのカゴは階段の上がり口に…。　明るいんです。夜でも。階段の電気を　消してってくれっていうのに、夜、誰かが　トイレに行くのに落ちるかも知れないか　らって消してくれないんです。　ボクはおかあと同じで　真っ暗じゃないと眠れないのに！みなさんだって睡眠不足になればイライラするでしょ。まして、ボクはこのカゴと止まり木、キライなんです。いっつもここに来るたび、かごにへばりついて寝てるんです。もう頭きたぞ！呼んでも誰も出してくれないし、足の毛むしっちゃる！シッポ引っこ抜いちゃる！…あ、どうしよう、血が出てきちゃった。おかあ～、おかあ～、血が出ちゃったよ～！ …痛い、痛いよ、そっと拭いてよ…。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

チーちょでなごんでくなっせ！

昨日は皆様に嫌な思いをさせてしまったかと思います。と言うわけで、今日はウチのチーちょでなごんでくなっせ！と誤魔化してみます。　　　　　　　　　襟の中でおねむ…起こさないでくれ～　　　　　　なんだ？　　塩はキッチン・ソルトに限るぜ！　　　　　　　　　　　おいら塩土は食わんのさ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あんなモン鳥が食うもんじゃねえか。

ルーちのルーは

画像右のルリコシボタンインコ系雑種が我が最愛の子、ルーです。そうで～す。ルーちのルーはルーのルーです。後からは『ルーち』とも呼んでいましたから、そのまんまといってもいいですね。『最愛の』心は現在形ですが、この写真はずっと昔のもの、ルーが生きていてまだやっと普通餌を食べれるようになった頃のものです。…そう、ルーはずっと前に死んでしまいました。今でもルーを見取ったときのことを思い出すと胸が痛むので、ちょっと今日はカンベン。本当は今いる小桜インコのチーちょの写真をupしようと思ったのですが、PCの中から行方不明な上、よ～ぉしそれならとさっき撮った写真がPCとデジカメをつなぐ線をどうやら実家に置き忘れてきたようでupできなくなって、たった一枚壁紙用にあったルーの写真を載せたわけです、ハイ。お隣の上品な色のセキセイ君はグレース。指の階段のぼりが好きで、口笛を吹くのも好きでした。彼はとても優しい男で、妻のタマ子さんをかばって死んでしまいました。ルーのように女房に噛みつかれた傷が元で死ぬのに比べたらいい人生だったのかなぁ。なんかちょっと心がブルーになって来ちゃいました。この子達の事は生きているチーちょの事をお話しする時に一緒に話す事にします。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

初めに来たのは…

　　結婚前から小鳥が好きでよく飼っていたのですが、結婚後、狭い狭いアパートで鳥を飼うきっかけになったのが、ムクドリの大ちゃんでした。　　主人が風邪熱でどうしてもコーラが飲みたいというので買いに出たある日の事、道路に結構大きめの鳥のヒナがぴいぴい私を見上げて泣いているのです。…この字で間違いないと思いますよ、本人ならぬ本鳥は親とはぐれて不安で寒くて空きっ腹でぴいぴいいっていたのでしょうから。　　見上げてみれば遙かトタン造りの建物の数メートル上に巣があるとおぼしき穴、出入りする鳥の姿が…。「こら～、おまえの子供、ここに落ちてるぞ、どうするんだ～」なんて言ったところで、たとえ分かったところで鳥は猫や犬のように子供をくわえて移動する事はできません。親も子もどうする事もできない運命…。　　日本の法律ではこういう時、自然の運命に逆らって野鳥のヒナを拾って飼ったりしちゃあいけないんですよね。…馬鹿言うなって。この法律作った人間は絶対こういう風に死の淵に立たされた子供に泣きつかれた事のない人間に違いないわ。　　迷い無く拾って暖めて…さて、この子は一体何という鳥で何を食べるのかしらん？風邪熱の主人に留守を頼むと（小鳥のヒナはエネルギー消費が激しいのでちょっと放っておけば間違いなく天国直行なのです）また出かけ、本を買い、「おおっ、ムクドリ…というものかな？」　　ペット屋さんへ直行。すり餌と粟玉を購入。家に帰ってすぐさますり餌を練って食べさせてやると、もう食べるわ食べるわ、よっぽどお腹空いていたんだよね。　　以来この子はすっかり私達夫婦の子供になってすり餌からフルーツからメメズから頬張り、腹がくちくなると、私達の布団の上に一本脚で止まって寝るか、へたすると布団の中にもぐり込んで寝るかする事になったのであります。…自分を鳥と思っていないのか、私達を鳥と思っていたのか…。でも近所のインコの鳴き声を聞くと逃げ回っていましたねぇ…。私の足音は階段を上ってくる時から聞き分けてドアまでお出迎えしてくれるのですが。　　私達はいつかは自然に帰さなければならないと思って接していたのですが、だんだんこれは無理かなっと思うようになりました。一つはウチにその他の鳥が一羽もいず、よって人間以外の生物を知らないという事。そしてもう一つは、私達が情が移りすぎて別れられない気持ちになっていたから…。　　でも何で別れというのはあんなにあっけなくやって来るのでしょうか。いつものようにインコの声におびえる大ちゃんに「おまえも鳥でしょ、負けててどうするの！」と叱った途端、それを巣立ちの合図ととったのか、大ちゃんはさっと青い青い、忘れられないくらい青い空へ飛び立っていったのです。　　みっともないのは親の方。ふんぎりがつかないのは親心。さんざん近所を泣きながら探し回り、上を見上げながら　「大～！だ～い～っ！ごめん、お母が悪かった。もう叱らないから、帰っておいで～！」　出会う人にどう思われるかなんて知ったこっちゃない。　　ついに大ちゃんは帰ってきませんでした。今でもリャーリャーという巻き舌がかったムクドリの声を聞くたびに、大がどこかで群れに入ってムクドリとして生涯を全うした事を願わずにはいられない、そして「もしかすると今のは大ちゃんの子供か孫かもしれない」なんて思わずにはいられないアホな親たちです。　　死んだらきっと会おうね…大ちゃん。　　そしてそれからルーちの小鳥狂想曲が始まったのでありました。　　　　　　　　　　　

[小鳥～インコっこ] カテゴリの記事

チーちょの憂鬱

チーちょでなごんでくなっせ！

ルーちのルーは

初めに来たのは…