カテゴリ:よりよく生きること
自分がある分野における専門家らしき仕事をしているので
専門外の人に対して説明したり、相談を受けることがよくある。 その時気をつけたいと思うことは、 尋ねられたことに、素直に答えること。 いくらその事柄についてよく知っているからといって、 聞かれたこと以上のことをぺらぺらとしゃべると、 かえって相手を混乱させる。 こちらの話したことが、きちんと理解されたか、 ニーズに対して適確な答えだったかどうか、 会話の最後にもう一度聞けたらベストだ。 その答えに対し、その後どうするかは相手の判断。 相手の意志決定にまで踏み込んではいけないと思う。 それが「尊重」するということだと思うから。 「知識が足りない」ことは、 相手の存在価値の大きさに何も影響を与えない。 専門家、とくに学習をサポートする教師や講師は くれぐれも気をつけていきたいものだ。 「知識」は「生き方」を支えるものであるかもしれないが、 「知識」をどう使うかは本人次第。 ひとりひとりに必要な「知識」はさまざまで、 身につけるスピードや量も、その人によって違う。 それを温かい目で見守れるような人でありたい。 ―旧「成人の日」1月15日に寄せて そして、本日15歳の誕生日を迎えたあなたへ― (シクラメンの花 出典:Wikipedia) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[よりよく生きること] カテゴリの最新記事
|
|