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2008年10月17日
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カテゴリ:ナチュラル生活
オーガニック講座の先生オススメの映画を早速レンタルしました。「不都合な真実」という映画で、地球温暖化をテーマにしたものですが、元アメリカ副大統領のゴアさんが語り部となっています。ゴアさんはブッシュ大統領と大統領選を戦って敗れた後、現在世界的な啓蒙活動を行っています。映画はこの啓蒙活動である講座をドキュメンタリー化したものです。

とにかく衝撃的な内容で、地球温暖化の影響ってここまで進んでいるんだって驚きました。専門的な話をわかりやすく映像やアニメーションで説明しています。

海が干上がって砂地に大型船が何艘も停泊(というか置き去り)になっている写真、世界最大級のチャド湖が干上がった写真、インドでは気温50度の最高記録を出したなど、たくさんの写真やグラフを使って事実をみせつけます。

温暖化が進む原因のひとつは化学物質です。オゾン層は本来薄くて太陽光線を適度に溜め込んだり逃がしたりしていたのにそれが厚くなったために溜め込む一方になってしまう。温度が上がって北極、南極の氷が溶ける。氷は太陽光線を90%以上を跳ね返して地球を冷やしますがそれが氷が解けて海に当たるようになると海の温度が上がり、また氷を溶かす・・・

氷が解けてなにがまずいか?温暖化の弊害として、蚊など病気を運ぶ虫や動物が気温が上がったために移動できるエリアが拡大してSARSや鳥インフルエンザなど新しい病気が30も増えたり、ご存知のような天変地異、これは個人的意見ですが子どもたちのアレルギーなどの現代病も温暖化とはちょっとずれますがそのひとつだと思います。

それでも「それほど騒ぐことじゃないんじゃない?ウチの子アレルギーないしこの辺水害ないし。」という人もいるかもしれません。面白いたとえ話が出てきました。カエルは熱湯に入れられると危険を察知してすぐさま飛び出しますが、ぬるま湯につけて徐々に温度を上げていくと死ぬまでじっとしているそうです。人間も同じで衝撃を加えられないと危険を察知しない、緊急だと思わなければじっとして対処しないそうです。確かにそうですね~

私もあんまり環境問題なんかに心頭すると「変わり者」と見られるのが嫌で「ほどほどに、なるべくね」と言っていますが、そんな状態ではないことがわかりました。娘の孫の代に安心で安全な住みかを残したいと思います。

彼も「どんなに私がわかりやすく説いても通じない。きわめて不満だ。」と嘆いています。他の政治家に「経済を犠牲にしてまで自然保護。クレイジーだ!」とか「人間が地球温暖化を引き起こしているなど国民をだますにもほどがある」などと言われたりしています。でも地球上で安心して暮らせなければどんなに経済が発展してもそれは意味がないことも人間のテクノロジーが環境破壊をしていることも最近ではみんなわかっていること。(政治家以外は・・・)

ウィンストンチャーチルが1936年に言った言葉。「優柔不断や中途半端な行動、その場しのぎや先送りの時代は終わりつつある。重大な影響ある行動を起こす時代だ」と言っています。増えた現代病、天変地異などを考えるとまさにその通りだと思いました。

これは人道的な問題であるとも言っています。私もその通りだと思います。私たち個人だけでなく政治家が自分の利益ばかりを優先せずに子どもたちのためを考えて行動することができるかどうかにかかっていると思います。

経済と環境は両立しないという人もいますが、低燃費車を作っているトヨタやホンダが成功している例を見れば努力と工夫で両立できるとゴアは言います。化学薬品はアメリカが先頭に立って削減させました。日本はその点ではまだまだです。省エネ型の電化製品を買う、低燃費車に乗るなどの対策を世界中ですれば1970年のレベルまで下がるそうです。

子どもたちに未来を・・・
www.climatecrisis.net





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最終更新日  2008年10月17日 16時01分01秒
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