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2006.07.29
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カテゴリ:妊婦生活

*先日は、たくさんの“おめでとうメッセージ”を頂き、本当にありがとうございましたm(。_。)m ペコッ とっても嬉しかったです。一人ひとりレスが付けられず申し訳ありませんが、この場を借りてお礼申し上げます。*


****************************************************************************************


~イタリア出産体験記~


          病室から。。。



7月20日。(39週3日)

7:30   いつものように起床。
       夜中もいつもと変わらず、トイレに2回程起きただけ。


       夫や娘と共に朝食の仕度をする。 


8:00   『あれ?お腹が痛いな~。』と何となく感じる。
       生理痛よりも痛い感じだったけど、我慢できる痛みだったので様子を見る事に。


       のん気に構えていたけど、痛みを頻繁に感じるので時間を計る。間隔は既に5分。

9:00   この頃になると立っていられないくらいの痛みに変わる。
       これは絶対陣痛だと確信し、車の免許を持っていない夫は、
       運転手役のジャンニ(友人)電話。        

       
       夫『陣痛が来たんだけど、病院までお願いできる?』

       ジャンニ『いいよ。何時がいい?』

       夫『ジャンニは何時がいい?』

       ジャンニ『11頃かなー。』

       夫『luna*~、病院11頃でいい??』

       私(luna*)『そんなんじゃ、もう生まれるって!!(怒) 
            痛いし今すぐじゃないとダメ!』       


       夫『ジャンニすぐに来てもらえるかな?我慢できないらしいから。。。』



       と、結局20分後の9時20分に家の前に来てくれる事に。


       それと同時に、娘の事を見てくれるアダさん(マンマの友達)に電話。
       (マンマ&妹は前日海に出かけて不在。。。)


       アダさんは近所に住んでいるので、電話して10分程ですぐに家に来てくれた。
       娘とアダさんは家で待機。 
     


9:20   入院セットを持ち、夫と共に家の前の公園へ。
       ベンチに座りながら陣痛を乗り切る。
      
       公園の前のパスティッチェリアのおばさんから、
       『準備は整ったわね~!』と声を掛けられる。

       また、公園で遊んでいる人達も、私たちの事をチラチラと見ていた。
       

9:30   ジャンニが来ない事に気付く(汗)
       夫が電話すると、マンマの家の前に居た!
       夫 『引っ越して、今はvia ~に住んでるんだ!その前の公園に居るから。』
       と伝える。

       
       私は陣痛を乗り切るのに必死。
       早く病院に行きたい!ジャンニ早く来て!とベンチにもたれ掛かっていた。


9:35   ジャンニ到着! 
       すぐに車に乗り込み、病院へ向かう。


       
       病院までが長く感じられる。。。 



9:50   車の中で3回程痛みを堪え、無事に病院へ到着。


       入院手続きをし、産科病棟へ移動。


10:00  診察室のベッドでNSTをする。その時点で陣痛の間隔は2分間隔!

       20分程そのままで過ごし、その後病室に行くかどうか聞かれる。
       (病室は3人部屋。)
       
       あまりに陣痛が強くなってきているので、分娩室に移動し、
       そこで夫と共に過ごす事に。


       
       椅子にもたれかかったり、擦り方が違う!と夫にキレたり、
       身をよじったりしながら物凄い痛みと闘う。 
       汗も沢山出て、そして寒気や吐き気も感じ、もうあまりに痛いので、
       夫にドクターを呼んで来てもらう。



       もうこの頃になると、動く事すら苦痛になってきて、分娩台で産む事を決意。



11:20  ドクターと夫が分娩台に誘導してくれて、そこで内診。
       子宮口の開きは4~5センチ。これだけ痛くてまだ半分しか開いてないの!?
       とガックリする。


       その後ドクターは退室し、またまた夫と分娩室で2人きり。
       痛みもますます増して、『痛いよ~、もう嫌だよ~!!』と泣きそうになる。
       夫も無言で腰を擦り続けている。
       痛みと共にべビちゃんが回旋しながら下りて来るのが分かる。
       もう、破水間近な状態だった。


       そして次の陣痛が来て、尿漏れの様な感覚。
       破水だと確信し、夫に『お水が出た!』と伝える。
       夫は『ちょっと待って!先生呼んでくる!』と部屋を出る。
       
       2~3分後、緑色の術衣を着た女医さん登場。
       ここまでくれば、あともうちょっとだ!と内心ホッとした。


       陣痛と共に、“力みたい感”が強くなってきた。
       日本だと、最後の最後で力んでもいいと指示があるので、ぐぐっと我慢。
       私が我慢していると、このドクター、
       『陣痛が来たら、力んでいいんだからね!』と。(イタリアはそうなのかな!?)



       陣痛の波に乗って、『うぅーん! うぅーん!』と力む。 
       本当に大きな“うん○”を出す感じ!
       その度にドクターは『ブラビッシマ!!』(上手よ!!)を連発する。


       もう頭が出掛かっているとの事。
       右手は分娩台の手摺り、左手は夫の手を握って思いっきり力む。
       ニュルっとした感触を感じ、それと同時にドクター、
       『ほら、頭が出たわよ~!あともうちょっと!!』
       夫もその言葉を聞いて、恐いもの見たさにチラっと見る。
       『頭が出ているよ!』と夫。


       そして、次の陣痛が来るまで待つ。この時間がとっても長く感じられた。。。


       どのくらい待ったのか、また痛みが襲ってきた。



12:34  最後の力みだ!と陣痛の波に乗り、思いっきり踏ん張る!
       ドクターも手助けしてくれて、次の瞬間“ニョロニョロ~”と
       胴体が出たのが分かる。


       ドクター、すぐに時計を見て、『はい、可愛い女の子ですよ!
       12時34分生まれましたー。』




       すぐに臍の緒が付いたままのべビちゃんを胸に。。。



       涙が出るかと思ったけど、私の第一声は『生まれた!』『重たい。』だった。
       3310グラムがとてつもなく重たく感じた。
       そして、柔らかくて温かかった。。。



       横に居る夫を見ると、涙を流していた。そして一言『ありがとう。』と言った。








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Last updated  2006.07.30 00:02:53


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